Web サーバのセキュリティの概要

Red Hat Linux Secure Web Server は SSL (Secure Sockets Layer) と (ほとんどの場合) CA によって承認されたデジタル証明書を組み合わせて使用することによってセキュリティを提供します。SSL は、ブラウザと Red Hat Linux Secure Web Server の間の、暗号化された通信および相互認証を取り扱います。CA によって承認されたデジタル証明書によって、Red Hat Linux Secure Web Server の身元が証明されます (CA は貴組織の身元の認定の背後に、信頼できるという情報を記録しています)。

暗号は鍵の使用によって実現するものです (これはデータ形式における秘密のエンコーダ/デコーダリングと考えてください)。従来の、すなわち対称的な暗号では、トランザクションの両端が同じ鍵を持ち、その鍵を使用して互いの伝送データを解読します。公開すなわち非対称の暗号では、2 つの鍵が同時に存在します。公開鍵と秘密鍵です。個人または組織は秘密鍵を公開せず、公開鍵を発行します。公開鍵によって暗号化されたデータは、秘密鍵を使用することでしか復号化されません。秘密鍵によって暗号化されたデータは、公開鍵によってしか復号化されません。

公開鍵と秘密鍵の組を作成する際には、公開鍵暗号方式を使用することになります。ほとんどの場合、認定要求 (公開鍵を含む)、会社の身元証明、および料金を CA に送付します。CA は認定要求と会社の身元を検証し、Red Hat Linux Secure Web Server に対する証明書を返信します。

その代わりに、独自の自己署名証明書を作成することができます。ただし、自己署名証明書を本稼働環境で使用すべきではありません。自己署名証明書と CA の署名付き証明書の違いについては、the section called 証明書のタイプ を参照してください。