システムのパーティション設定

ワークステーションクラスまたはサーバクラスのインストール方法を選択し、かつ手動によるパーティショニングを選択しない場合は、the section called ネットワークの設定までスキップしてください。

ここで、インストールプログラムに対して、Red Hat Linux のインストール先を指定します。このためには、Red Hat Linux のインストール先とする一つまたは複数のディスクパーティションのマウントポイントを定義します。ここでパーティションの作成や削除を行う必要がある場合もあります (Figure 9-9を参照してください)。

注意:: まだどのようなパーティション設定を行うのかが決まっていない場合は、Appendix B を参照してください。最低限、適当なサイズのルートパーティションと、最低 16 MB のスワップパーティションが必要になります。

Figure 9-9. Disk Druid によるパーティション設定

Red Hat Linux 7.0 で使用されるパーティショニングツールは、Disk Druid です。難解な状況を除き、Disk Druid は、代表的な Red Hat Linux のインストールに関するパーティショニング要件を処理することができます。

パーティションフィールド

「パーティション」 セクションの各行は、ディスクのパーティションを表しています。このセクションの各行は、5 つのフィールドを持っています。

[Mount Point]:

マウントポイントとは、ディレクトリ階層における、ボリュームの存在位置のことを言います。ボリュームは、この場所にマウントされる、と表現されます。このフィールドは、パーティションがマウントされる場所を示します。パーティションが存在していて、"not set" である場合は、マウントポイントを定義する必要があります。パーティションをダブルクリックするか、[編集] キーを使用してください。

[Device]:

このフィールドには、パーティションのデバイス名が表示されます。

[Requested]:

このフィールドは、パーティションのオリジナルサイズを表します。サイズを変更したい場合は、そのパーティションをいったん削除し、[追加]を選択して作成し直す必要があります。

[Actual]:

このフィールドは、パーティションに対して現在割り当てられている容量を表します。

[Type]:

このフィールドには、パーティションの種類 (Linux Native、DOSなど)が表示されます。

パーティション設定に関する推奨事項

他に理由がない限りは、以下のパーティションを作成することを推奨します。

パーティションを追加する場合の問題

パーティションを追加しようとしても、Disk Druid が要求を実行できない場合は、その時点で未割当のパーティションと、未割当である理由を含むダイアログボックスが表示されます。未割当のパーティション (群) は、Disk Druid のメイン画面上にも表示されます (「Partition」 セクションを参照するためにスクロールする必要があるかもしれません)。

Partitions の画面で設定をしているときに、Unallocated Requested Partition という赤のメッセージテキストがパーティション名とともに表示される場合があります。未設定のパーティションが存在するというメッセージが表示される主な理由として、そのパーティションの空き領域が少ないことが考えられます。いずれにしても、パーティションについて要求されたマウントポイントの後に、パーティションが割り当てられていない理由が表示されます。

この問題を解決するには、十分な空き領域のあるほかのドライブにパーティションを移すか、パーティションのサイズを現在のドライブに適したサイズに変更するか、そのパーティションを削除する必要があります。変更するには、「編集」を使用するか、パーティションをダブルクリックします。

ドライブの説明

ドライブ情報 セクションの各行は、システムのハードディスクを表しています。各行には次のようなのフィールドがあります。

[Drive]:

このフィールドは、ハードディスクのデバイス名を表します。

Geom [C/H/S]:

このフィールドは、ハードディスクのジオメトリを表します。ジオメトリは、ハードディスクから報告された、シリンダ、ヘッド、セクタの番号を表す 3 つの数字から構成されます。

[Total]:

このフィールドには、ハードディスクドライブの総容量が表示されます。

[Free]:

このフィールドには、まだ割り当てられていないディスク領域の量が表示されます。

[Used]:

このフィールドには、パーティションに割り当てられているハードディスクドライブの領域のサイズがMBとパーセンテージで表示されます。

[ドライブ情報] セクションは、コンピュータのディスク構成を示すためにのみ表示されます。所定のパーティション作成のためにターゲットドライブを指定する手段として使用するものではありません。そのためにはthe section called パーティションの追加[選択可能なドライブ] フィールドが使用されます。

Disk Druid のボタン

以下のボタンによって Disk Druid のアクションが制御されます。これらのボタンは、パーティションの追加および削除、パーティション属性の変更のために使用されます。変更内容を受け付けるためのボタン、または Disk Druid を終了するためのボタンもあります。各ボタンを順番に説明します。

[Add]:

新規パーティションの作成を要求するために使用されます。このボタンを選択すると、マウントポイント、サイズなどの必要な情報を入力するためのダイアログボックスが表示されます。

[Edit]:

現時点で [Partition] セクションで選択されているパーティションの属性を修正するために使用されます。[編集] を選択するとダイアログボックスが表示されます。パーティション情報がすでにディスクに書き込まれているかどうかによって、一部またはすべてのフィールドが編集可能になります。

[Delete]:

現在 Current Disk Partition セクションでハイライトされているパーティションを削除するために使用されます。本当にパーティションを削除するかどうかの確認を求められます。

[Reset]:

Disk Druid を元の状態に戻すために使用されます。パーティションをリセットすると、すべての変更は失われます。

[Make RAID Device]:

[RAID デバイスの作成] を使用すれば、一部またはすべてのパーティションに冗長性を持たせることができます。RAID の使用経験がある場合のみご使用ください。RAID の詳細については、Appendix E を参照してください。

パーティションの追加

新しいパーティションを一つ追加するには、[追加] ボタンを選択します。するとダイアログボックスが表示されます (Figure 9-10を参照)。

注意:: 少なくとも一つのパーティションを、またオプションとしてさらにいくつかを Red Hat Linux 専用にする必要があります。そのことの詳細については、Appendix B で説明しています。

Figure 9-10. パーティションを一つ追加する

パーティションの編集

パーティションを編集するには、[編集] ボタンを選択するか、既存のパーティションをダブルクリックします (Figure 9-11を参照)。

Figure 9-11. パーティションの編集

注意:: すでにハードディスク上にパーティションが存在する場合は、パーティションのマウントポイントのみを変更することができます。その他の変更を行う場合は、まずそのパーティションを削除し、再度作成する必要があります。

パーティションの削除

パーティションを削除するには、[パーティション] セクションでそのパーティションをハイライトしてから [削除] ボタンをダブルクリックします。本当に削除するかどうかの確認を求められます。

これに続くインストールの説明については、the section called フォーマットするパーティションの選択までスキップしてください。