Red Hat Linux のインストールに使用できる方法はいくつかありますが、本マニュアルでは CD-ROM からのインストールだけに焦点を絞っています。 別のインストール方法についての説明は、ドキュメンテーション CD の『Official Red Hat Linux リファレンスガイド』を参照してください。
CD からのインストールには、Red Hat Linux 7.0 ボックスセットを購入しており (または Red Hat Linux CD-ROM を持っていること)、ドライブがあることが必要です。 最近のほとんどのコンピュータでは、CD-ROM からのブートが可能です。 この方法により、Red Hat Linux CD-ROM を使用してインストールプログラムを起動し、ローカル CD-ROM インストールを簡単に実行できます。
CD-ROM ドライブからブートできない場合、代替ブート方法が利用できます。
CD-ROM ドライブからブートできない場合、ローカルブートディスク または PCMCIA ブートディスク が必要になる場合があります。
オフィシャル Red Hat Linux 7.0 ボックスセットには、ローカルブートディスクが入っています。 ただし、ローカルブートディスクがなくても (オフィシャルボックスセットを購入せずに、Red Hat Linux をダウンロードした場合など)、これを作成することができます。 それらの説明は、「 インストールディスケットの作成」を参照してください。
PCMCIA デバイスによって Red Hat Linux をインストールする場合、PCMCIA ブートディスクが必要になることがあります。 必要な場合は、PCMCIA ブートディスクを作成しなければなりません。 それらの説明は、「 インストールディスケットの作成」を参照してください。
以下のチェックリストを、PCMCIA ブートディスクを作成する必要があるかどうかを判断する際の参考にしてください。
CD-ROM から Red Hat Linux をインストールしようとしており、使用している CD-ROM ドライブが PCMCIA カードを介してコンピュータに接続されている。
インストール時に PCMCIA ネットワークアダプタを使用する。
ブートディスクのイメージファイルは、pcmcia.img で、これは Red Hat Linux/Intel CD の images ディレクトリにあります。 詳細については、「 インストールディスケットの作成」を参照してください。
![]() | 注意: |
|---|---|
インストールのブートには必要ありませんが、時としてインストールの続行にドライバディスクが必要な場合があります。 『Official Red Hat Linux リファレンスガイド』(ドキュメンテーション CD 上にある) の付録「ドライバディスク」にインストールにドライバディスクが必要な理由、および必要な場合の入手方法が記載されています。 |
場合によってはイメージファイルからディスケットを作成する必要があります。たとえば、Red Hat Linux の errata ページから入手したアップデート済みのディスケットイメージを使用したり、ブートディスクを作成する必要がある場合があります。
イメージファイルには、ディスケットの内容の正確なコピー (またはイメージ) が含まれています。 ディスケットには、ファイルに含まれるデータに加えてファイルシステム情報も含まれるため、ディスケットへの書き込みを行うまではイメージファイルを使用することができません。
まず、空白のフォーマット済、高密度 (1.44 MB) の 3.5 インチのディスケットが必要です。 3.5 インチディスケットドライブを使用してコンピュータにアクセスし、MS-DOS プログラム、またはほとんどの Linux 系オペレーティングシステムで使用する dd ユーティリティを実行できる必要があります。
Red Hat Linux CD の images ディレクトリに、Red Hat Linux/Intel 用のブートイメージが含まれています。 適当なイメージを選択したら、イメージファイルをディスケットに転送します。
MS-DOS 上でディスケットを作成するには、Red Hat Linux CD の dosutils ディレクトリの中にある rawrite ユーティリティを使用します。 まず、空のフォーマット済 3.5 インチディスケットに適当なラベルを貼り付けます (たとえば、「ブートディスク」または「アップデートディスク」)。 そのディスケットをドライブに挿入します。 次に、以下のコマンドを使用します (CD ドライブが d: であるとします)。
C:\> d: D:\> cd \dosutils D:\dosutils> rawrite Enter disk image source file name: ..\images\boot.img Enter target diskette drive: a: Please insert a formatted diskette into drive A: and press --ENTER-- : Enter D:\dosutils> |
まず rawite はディスケットイメージのファイル名を入力するように指示します。そこで、書き込むイメージのディレクトリと名前を入力します (たとえば、..\images\boot.img)。 次に、rawite はイメージの書き込み先ディスケットドライブを入力するように指示します。そこで、a: と入力します。 最後に、rawrite は、指定したドライブの中にフォーマット済のディスケットがあることを確認するように指示します。 Enter を押して確認すると、rawrite はイメージファイルをディスケットにコピーします。 さらに追加のディスケットを作成する必要がある場合は、そのディスケットにラベルを貼り、適切なイメージファイルを指定してもう一度 rawrite を実行します。
Linux (またはその他の Linux 系オペレーティングシステム) 上でディスケットを作成する場合は、3.5 インチディスケットドライブを表すデバイス (Linux では /dev/fd0 とされています) に対する書き込み権限を持っていなければなりません。
まず、空のフォーマット済ディスケットに適当なラベルを貼り付けます (たとえば、「ブートディスク」または「アップデートディスク」)。 それをディスケットドライブに挿入します (ただし、 mount コマンドは必要ありません)。 Red Hat Linux CD をマウントしたら、目的のイメージファイルを含むディレクトリに切り換えて、以下のコマンドを使用します (適宜イメージファイル名とディスケットデバイスを変更してください)。
# dd if=boot.img of=/dev/fd0 bs=1440k |
さらに追加のディスケットを作成する場合は、そのディスケットにラベルを貼り、適切なイメージファイルを指定して dd をもう一度実行します。