ユーザアカウントで作業してください

Linux はマルチタスク、マルチユーザのオペレーティングシステムなので、多くのユーザのニーズに簡単に応えることができます。使用しているマシンがネットワークに接続されていなくても、複数のユーザが一台のマシンを共有することができます。この場合、各ユーザが独自の設定を行うことになります。

Linux ではユーザアカウントを使っているため、カスタマイズした設定を維持しながら簡単にマシンを共有できます。アカウントを使用することはユーザにとって便利であるばかりでなく、一般ユーザには重要なシステムデータを変更したり削除する権限が与えられないので安全です。root アカウントだけがシステムと他人のアカウント情報を変更できます。

root アカウントを日常作業に使用することは危険です。その理由は、誤って重要なファイルを削除したり変更したりして、システムに簡単に損害を与えることができるからです。

以下の章で説明するほとんどの作業については、root アカウントでのログインを必要としません。その代わり、ユーザは自分のユーザアカウントでほとんどすべてが実行できるので、システムに誤って被害を与えることはありません。

Figure 4. ユーザアカウントへのログイン

特に root としてログインすることが指示されない限り、ユーザアカウントへログインしてこのマニュアルの作業を実行してください。システムに損害を与える危険はありません。