一覧を短くしておいたり、それらをまとめたり、同時に、Red Hat Linux システムに潜むパワーを少しだけ示したりすることができる、ちょっとしたユーティリティがあります。
そのユーティリティの名前は、cat で、ファイルを1 つに結ぶと言う意味の「concatenate」の略です。
ただし、cat は、次の 2 つの重要な用語を素早くデモンストレーションすることもできます。標準入力と標準出力。
標準入力と標準出力は、ユーザとの間で入出力 (I/O とも呼ばれます) 情報をやりとりします。プログラムが標準入力から読み込みを行う場合、デフォルトではキーボードからの読み込みとなります。プログラムが標準出力へ書き込みを行う場合、デフォルトでは画面への書き込みとなります。
cat を起動して、この意味を確認しましょう。シェルプロンプトで次のように入力してみてください。
cat
カーソルが空白行に移動します。ここで、その空白行に、以下のように入力します。
stop by sneaker store
そして、[Enter] キーを押します。画面は、次のようになります。
[newuser@localhost newuser]$ cat stop by sneaker store stop by sneaker store
ここで cat を終了するには、[Enter] キーを押してカーソルを空白行に移動し、[Ctrl] キーと [D] キーを同時に押します。
したがって、それほど驚くようなコマンドではありません。しかし、cat は、標準入力と標準出力の定義に関するデモを行いました。入力はキーボード (標準入力) から読みこまれ、その入力が端末 (標準出力) へと送られました。
まとめ: たいていの場合、標準入力はキーボードから入力されるテキストです。標準出力は、端末などの情報の送信先となります (Figure 15-11を参照)。