新しいシステムを試していると、コマンドとシステムサービスについて調べたいときがあります。コマンドやアプリケーションの使用方法を一番簡単に検索するには、man コマンドを使用します。
man とは「マニュアル」の意味で、多くのコマンドの用途を記したオンライン「ページ」の集まりです。man ページは、コマンドの用途の概要、利用できるオプション、コマンドの構文を凝縮した形式で表示します。
Linux の初心者にとっては、情報の手軽な利用に慣れたユーザと同様に、man ページは使いにくいかもしれません。しかし、man ページは、システム上でコマンドを使用する正しい方法を教えてくれます。この点だけでも、man ページに慣れるとシステムの理解が深まります。最終的には、コマンドの使い方が知りたくなるはずです。
man ページをグラフィカルに表示するには、いくつかの方法があります。
GNOMEヘルプブラウザから (the section called ヘルプの検索 in Chapter 2 を参照)
KDE ヘルプブラウザから (the section called ヘルプの検索 in Chapter 3 を参照)
シェルプロンプトでアプリケーション xman を起動
シェルプロンプトに以下のコマンドを入力して、特定の man ページにすばやくアクセスできます。
mancommand
文書を上にスクロールするには [Space] を、下にスクロールするには [B] を押します。文書を閉じるには、[Q]を押します。
当然のことですが、確かなヘルプシステムと同様に、man コマンドには自分自身の man ページがあります。プロンプトに次のように入力します。
man man
マニュアルページが表示されます (Figure 14-1)。
印刷したい場合。
画面で man ページを読むだけでは十分でなく、印刷したいときがあります。man ページをプリンタに送信できますが、man ページに特定のテキスト形式が含まれるため、画面からプリンタに翻訳されなかった無意味なシンボルが印刷されます。
印刷をする前に、col コマンドで特定の形式を取り除くことができます。(当然のことですが、col にも man ページが用意されています。)
たとえば、manの man ページを印刷するには、次のようにします。
man man | col -b | lpr
このコマンドは、マニュアルページ全体の出力を col フィルタを通して送ります。このフィルタは出力をプリンタ用にフォーマットするものです。次に、col からの出力がプリンタに送られます。これはパイピングと呼ばれ、Chapter 15に詳しい情報があります。