Gnome-RPM は [Preferences] ダイアログでカスタマイズできます。このダイアログにアクセスするには、メニューで、[Operations] => [Preferences] と選択します。[Preferences] で選択を行うには、オプションの脇のチェックボックスを選択します。
[Behavior] タブでは Gnome-RPM がパッケージをインストール、アンインストール、アップグレードする方法を設定するためのオプションが多数用意されています。[Behavior] タブは、[Install]、[Upgrade]、[Other]、[Database] および [Architecture] の 5 つのセクションに分かれています。(「Figure 12-4」はその例です。)デフォルトでは、これらのボックスはチェックされていません。
[Install Options] には、以下の選択項目があります。
[No dependency checks] - これを選択すると、プログラムが機能するために依存する他のタイプのファイルをチェックせずにパッケージのインストールまたはアップグレードを実行します。
安全策が肝要です: パッケージは正しく機能するために種々のプログラムおよびライブラリに依存していますので、作業を確実に把握していない限りこのオプションは使用しないほうがよいと思われます。
[No reordering] - RPM が依存関係を満足するために一部のパッケージのインストール順序を変更できない場合に、このオプションが便利です。
[Don't run scripts] - プレインストールスクリプトやポストインストールスクリプトは、インストールを補助するためにパッケージに収録されることのあるコマンドシーケンスです。このチェックボックスは、シェルプロンプトからインストールする場合の --noscripts オプションと同様です。
[Upgrade Options] には、以下の選択項目があります。
[Allow replacement of packages] - パッケージをそのパッケージの新しいコピーに置き換えます。このオプションは、すでにインストールしたパッケージが損傷している場合、または正しく機能するためにその他の修復が必要な場合に便利です。
[Allow replacement of files] - 別のパッケージが所有するファイルの置換を許可します。このオプションは、同名で内容の異なる 2 つのパッケージがある場合に便利です。
[Allow upgrade to old version] - このオプションにより以前のパッケージに対する「アップグレード」が可能になります。インストールされたパッケージの最新バージョンが、使用システムで正しく機能しない場合に便利です。
[Keep packages made obsolete] - [Obsoletes] ヘッダにリストされているパッケージが削除されないようにします。
[Other Options] には、以下の選択項目があります。
[Don't install documentation] - このオプションを選択すると、パッケージに関連するマニュアル部分を除外することで、ディスクスペースを節約することができます。ただし、操作の意味がよくわかっていない限り、機能に関するヘルプが必要な時に備えて、アプリケーションに含まれるマニュアルはインストールするほうが無難です。
[Install all files] - パッケージ内のすべてのファイルをインストールします。
[Database Options] および [Architecture Options] で選択可能なオプションでは、特に「テスト」インストール (実際のインストールを実行せずにファイル競合をチェックします) を実行するかどうか、または他のオペレーティングシステムやシステムアーキテクチャのためのパッケージを除外するかどうかを決定することができます。
[Package Listing] タブには、パッケージの表示をアイコンにするかリストにするかを選択できます。リスト表示のほうがアイコン表示よりもパッケージ情報を多く表示できます。
[Install Window] では、Gnome-RPM にシステム上の新しい RPM を検索させるためのパスを指定することができます (「Figure 12-5」参照)。RPM を検索するデフォルトのパスは以下の通りです。
/mnt/cdrom/RedHat/RPMS
ただし、デフォルト選択の下に選択可能なパスのリストもありますし、またデフォルトパスの脇の [Browse…] ボタンも利用できます。RPM ディレクトリを表示するウィンドウには、使用システムで RPM ファイルが検出されると思われる場所の一覧が掲載されています。[Browse…] ボタンを選択すれば、全く異なるパスを指定することもできます。新たなパスを選択したら、[Apply] ボタンをクリックすると今後のセッションのデフォルトパスとして保存されます。
オプションとして、RPM のパスがプリファレンスのデフォルトパスと一致しない場合は、ブラウザウィンドウが表示されるので、そこで新しい RPM の正しいパスを選択することができます。
[Install Window] の [Package Colors] の下では、パッケージのカラーコードを選択できます。デフォルトのカラーコードは、古いパッケージにはグレー、現行パッケージにはグリーン、未インストールの新しいパッケージにはブルーが設定されています。カラーコードは、インストールしたパッケージとしていないパッケージの区別、また Web 検索機能でアップデート用データが検出されたパッケージを区別するのに便利な手段です。
ファイルダイアログでインストールリストにファイルを追加する方法に加え、GNOME ファイルマネージャからファイルをドラッグして、リストに追加することもできます。
rpmfind には、Web 検索機能と同等の設定とオプションがあります。[Metadata server] 選択では、サーバを検索に使用することができます。[Download dir:]] に入力すると、ファイルのダウンロード先を指定することができます。
[Distribution Settings] では、rpmfind で返す選択肢のなかから最も適したパッケージ、および使用するミラーを選択するためのオプションを設定することができます。選択に指定する評価値が高ければ高いほど (「Figure 12-6」参照)、その選択の優先順位が高くなり、「 -1 」にような低い評価値を設定すると、パッケージを推奨しない指定をすることになります。