KDE と GNOME の印刷ユーティリティ

プリンタを設定したら、プリンタの設定および印刷ジョブの監視と修正を支援するユーティリティが KDE と GNOME にあることに留意してください。

KDE の Ljet Tool の使用法

KDE では、Ljet Tool が、Hewlett-Packard LaserJet プリンタを KDE で設定できるようにします。

また、KLJetTool というユーティリティにより、プリンタ設定をすべての KDE 準拠アプリケーション用に修正することができます。Ljet Tool は、root ユーザだけではなく、通常のユーザが使用できます。

競合の可能性: Ljet Tool は、Hewlett-Packard LaserJet および互換プリンタに最適です。このユーティリティは、Hewlett-Packard が使用する制御オプションに対して同じプリンタ制御言語である PCL を使用します。プリンタが Hewlett-Packard LaserJet あるいは PCL 互換プリンタではない場合に、Ljet を使用すると、障害を起こす可能性があります。

Ljet Tool の起動

Ljet は、パネルまたはシェルプロンプトから起動することができます。

ユーティリティをシェルプロンプトから起動するには、Xterm ウィンドウを開き、プロンプトで [kljettool] と入力します。

パネル から Ljet を起動するには、[Utilities] メニューに進み、それから [HP LaserJet Control Panel] に進みます (一例として、Figure 5-9 を参照)。

Figure 5-9. パネルから [Ljet] を起動

このユーティリティの 4 つのタブを使用することによって、用紙サイズ、解像度、フォントサイズなどの詳細を指定することができます。

オプションの大部分は、本当に分かりやすいのですが、 [Fonts] ダイアログのいくつかの設定は、少し込み入っています。特に、[Language][Symbol Set] の設定が問題です。例として、Figure 5-10 を参照してください。

Figure 5-10. Ljet Tool[Fonts] ダイアログ

上記のダイアログにより、文書の印刷に使用される文字のデフォルト設定を選択することができます。

[Language] エントリは、文書の処理に使用するプリンタ言語を定義します。デフォルトでは、Hewlett-Packard プリンタの標準プリンタ言語である PCL に設定されています。ただし、使用するプリンタにそのような機能があれば、ドロップダウンリストを使用して PostScript を選択することができます。

[Symbol Set] エントリは、印刷時に使用したいデフォルトの文字セットを参照します。[PC8] の設定がデフォルトモードです。ただし、特殊な数字、Windows あるいは 英語以外の文字を印刷する場合、ここで選択を行うことができます。

KDE でのプリンタキュー

KDE デスクトップのプリンタアイコンはプリンタキューを表しています。ファイルをプリンタアイコンにドラッグアンドドロップすれば、プリンタにそのファイルを送信することができます。

デスクトップのプリンタアイコンをクリックするか、パネル[Utilities] メニューにある [Printer Queue] 項目を選択すれば、プリンタキューを開くことができます (Figure 5-11 を参照)。

プリンタキューは、シェルプロンプトで [klpq] と入力しても開くことができます。

プリンタキューアプリケーションを始めて起動すると、使用する印刷スプーラーを選択するように問われます。デフォルトでは、[BSD] がチェックされていて、この設定を変える必要はないと思われます。

Figure 5-11. パネルからプリンタキューを開く

プリンタキューを開くと、現在文書を印刷していない限り、キュー (Figure 5-12 を参照) にエントリは表示されません。

Figure 5-12. [Printer Queue] ウィンドウ

プリンタに送信した文書は、[Printer Queue] ユーティリティに表示されます。キューにリストされた文書の例は、Figure 5-13 を参照してください。

キューでは、ジョブをプリンタに送信したユーザ、(ジョブが複数の場合は) プリンタキューでの順番、そして、文書のサイズその他など、ジョブの詳細を見ることができます。

[Printer Queue] でもまた、ジョブ順序の変更あるいは印刷ジョブの削除を行うことができます。

Figure 5-13. キューでの印刷ジョブ

GNOME のプリンタアプレット

GNOME には、[Printer Applet] を使用して文書をプリンタにドラッグ&ドロップする便利な方法があります。ユーティリティをパネル上に配置することができます。

Figure 5-14. [Printer Applet]パネル に追加

アプレットを パネル に追加するには、パネルを右クリックして、カーソルを [Add Applet] - [Utility] - [Printer Applet] にドラッグします (Figure 5-14 を参照)。マウスボタンを[Printer Applet]上で離すと、パネル 上で次のようなアプレットが表示されます。

アプレットを使用するには、フォルダあるいはファイルマネージャから文書をドラッグして、パネル[Print] アイコンの上で「ドロップ」します。(文書をアイコンの上で止めるとアイコンが外枠で囲まれるので、文書をアプレットにドロップできることがわかります。少しすると、文書の印刷が始まります。

パネルのアプレットを右クリックして、[Properties] ダイアログを選択すれば、プリンタアプレットの設定をいくつか調整することができます。

[Printer properties] (Figure 5-15 を参照) で、パネル 上のプリンタラベルの名前を選択することができます。デフォルトの印刷コマンドは、ほとんどの場合 lpr となります。したがって、[Print command]エントリをデフォルトの lpr のままにしておいてください。

Figure 5-15. プリンタアプレットのプロパティ