Chapter 10. GNOME と KDE のファイルマネージャ

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GNOME File Manager
KDE ファイルマネージャ

GNOME と KDE の両方で、ファイルマネージャは一番使用されるアプリケーションです。これらの強力なアプリケーションを使用してファイルとディレクトリの作成、編集、削除、およびその他のシステム全体に関わる作業を遂行します

両方のファイルマネージャは、ドラッグ&ドロップをサポートし、システムを素早く簡単に「確認」する方法を提供します。いずれのファイルマネージャも、デフォルトではログインディレクトリで開きます。システムの他のディレクトリを見るには、ファイルマネージャの左側のツリービュー枠にあり、ディレクトリを表す「ファイルフォルダ」をクリックします。フォルダの内容は、右側のディレクトリウィンドウ枠に表示されます。

許可されていますか?: root でない限り、システムのすべてのファイルおよびディレクトリへのアクセス権を得ることはできませんファイルを開く、削除するあるいは実行する許可がなければ、アクセスが拒否されたというエラーメッセージが表示されます。

この章では、GMC および KFM、GNOME と KDE のファイルマネージャの概要について説明します。これらについての詳細は、『GNOME User's Guide』あるいは KDE ユーザ文書を、それぞれのヘルプブラウザでお読みください。最新の文書は、それぞれ下記の Web サイトにあります。http://www.gnome.org および http://www.kde.org

GNOME File Manager

簡単、フレンドリーそして柔軟な GNOME File Manager を使用すれば、ファイルやディレクトリを容易に検索し、それらのファイルを使用して作業することができます。このファイルマネージャは、Midnight Commander ファイルマネージャを基にしたものであるため、正確には GNU Midnight Commander あるいは GMC と呼ばれます。

Midnight Commander も使用することができます。: Midnight Commander を使用したい場合は、Xterm のプロンプトに対して [mc] と入力すれば起動することができます。

File Manager の使用

下記の 2 つの方法を使用して簡単に GMC を起動することができます。

  • [Main Menu Button] から -- [File Manager] エントリをクリックします。

  • デスクトップから、[Home directory] というラベルの付いたファイルフォルダをダブルクリックします。

GMC をはじめて開くと、Figure 10-1 と同じような画面が表示されます。

Figure 10-1. GMC ウィンドウの例

新しいユーザの場合は、初めてファイルマネージャを開いたときに多数の新しいファイルやディレクトが表示されることはないでしょう。なぜならば、デフォルト設定では GMC がログインディレクトリで開くようになっているからです。ただし、Figure 10-1 の中にある signature.txt ファイルに注意してください。このファイルは、Netscape Messenger の設定中に newuser ユーザが作成した署名ファイルです。

左側にあるツリービューは、システムのすべてのディレクトリを表示します。フォルダの内容を右側にあるディレクトリウィンドウ内に表示するには、フォルダをシングルクリックします。フォルダの隣りに + がある場合は、そのフォルダにサブディレクトリがあり、ビューが縮小されていることを示しています。ビューを展開してサブディレクトリを表示するには、+ をクリックします。

[場所] バーの上にあるメニューには以下のボタンがあり、それを使用してビューの詳細を決定します。

  • [アイコン] -- デフォルトのビュー。各ファイルとディレクトリのタイプを示すアイコンを表示します。

  • [簡易] -- ディレクトリ群とファイル群を一覧内に表示します。上部にディレクトリが表示されます。

  • [詳細] -- ファイルのサイズおよび修正時刻などの詳細を加えて、ファイルを一覧表示します。

  • [カスタム] -- カスタマイズした詳細一覧を表示します (組み込みたい項目は [設定] => [カスタム表示] と選択して、[設定] メニューから選択できます)。

順序の変更: 一覧から選択したディレクトリの内容を参照する場合、一覧の見出しのいずれかをクリックして、一覧の表示順序を変更することができます。たとえば、内容をアルファベット順に見る場合、 [名前] という見出しをクリックします。

ナビゲーション

多くのファイルマネージャと同様に、ツリービューの隣りにあるスクロールバーを使用して移動し、移動先のディレクトリを検索することができます。

次のような [場所] バーの上にあるナビゲーションボタンを、Netscape Navigator のナビゲーションボタンと同じように使用することができます。

  • [戻る] および [次へ] -- ディレクトリを一覧表示した時間的順序にしたがって、上下に移動します

  • [上] -- ディレクトリツリーを「上に」移動します

  • [再走査] -- 現行ディレクトリのビューをリフレッシュします

  • [ホーム] -- デフォルトのディレクトリに戻ります

[場所] バーを使用してディレクトリの場所を入力することができます。たとえば、/etc/X11 のようにディレクトリへのパスが分かっている場合、それを [場所] バーに入力して [Enter] キーを押すと、その場所にジャンプすることができます。

実際は、[場所] バーを使用してローカルシステム以外の場所を検索することもできます。オンラインの状態で、FTP サイトの場所に ftp.redhat.com のように入力すると、そのサイトにあるファイルが表示され、それらをダウンロードすることができます。FTP コマンドは以下のようになります。ftp://ftp.redhat.com. ダウンロードするには、ファイルをローカルシステムのディレクトリにコピーするだけです。

GMC は、Gnome-RPM と一緒に使用するとその真価を発揮します。: ダウンロードしたファイルに関しては、ダウンロードするパッケージあるいは CD に格納されたパッケージのような、新しいソフトウェアパッケージについて GMC を使用することにより、RPM 関連作業を実行することができます。パッケージを右クリックすると、GMC により、インストール、検証、クエリなどのオプションが提供されます (ソフトウェアのインストールあるいはアンインストールを行うには、root でログインしていなければなりません)。ファイルマネージャから Gnome-RPM にパッケージをドラッグ&ドロップしてインストールすることもできます (詳細は the section called 新しいパッケージのインストール in Chapter 12 を参照)。

Gnome-RPMRPM の詳細については、Chapter 12 を参照してください。

ファイルのコピーと移動

ディレクトリウィンドウからデスクトップまたは別のフォルダ (つまり、ディレクトリ) に対して、ファイルをコピーあるいは移動することができます。デスクトップにファイルを移動するには、そのファイルを一度クリックしてそのままマウスボタンを押して「持ち上げるように」動かします。そして、デスクトップでそのファイルを離します。つまり、デフォルトでは、このアクションによってファイルがデスクトップに移動することになります。

ファイルを移動ではなくコピーしたい場合は、[Shift] キーを押しながらファイルをクリックしてそのファイルをドラッグします。

ファイルをドラッグした後の選択: ファイルを移動するか、コピーするか迷うことがありますか?その場合には、ファイルをドラッグをする時に [Alt] キーを使用します。ファイルを離すとポップアップメニューが表示されるので、そのファイルをコピーするのか移動するのかを選択することができます。ファイルをリンクするように選択することもできます。本質的に、リンクは元の場所にあるファイルへのショートカットです。

Figure 10-2. [ファイルコピー] ダイアログ

ファイルのコピー先ディレクトリまでのパスが分かっている場合、ファイルを右クリックして開いたオプションメニューから [コピー] を選択することができます。そうするとダイアログが開くので、ファイルのコピー先を入力することができます (Figure 10-2 の例を参照)。

[コピー] ダイアログの [詳細オプション] タブで、[シンボリック情報を保持する] を選択することができます。この場合、コピー元のファイルがシンボリックリンクつまりショートカットの場合、コピーされた後でも同じショートカットとなることが保証されます。ショートカットを失う危険性を考えると、他のファイルへのショートカットとなっているファイルをコピーあるいは移動する場合は、このオプションの選択を忘れないようにしてください。

移動も同様に機能します: 右クリックしてファイルをコピーすることができるように、ファイルを右クリックして開いたメニューから [移動] を選択してファイルを移動することができます。ファイルを移動またはコピーする際にファイル名を変更したい場合は、開いた [コピー] あるいは [移動] ボックスに新しい名前を入力します。たとえば、ファイル signature.txt/home/newuser/tigger にコピーして、その名前を backup.txt に変更するのであれば、/home/newuser/tigger/backup.txt と入力します。

ファイルのプロパティ

ファイルのプロパティを変更するには、ディレクトリウィンドウにあるファイルまたはディレクトリを右クリックして、[プロパティ] を選択します。そうすると、Figure 10-3と同じようなダイアログが開きます。

Figure 10-3. [ファイルプロパティ] ダイアログ

[統計] タブには、ファイルが作成あるいは修正された日時など、そのファイルに関する情報があります。

[ファイル名] フィールドでは、ファイルの名前を変更することができます。

[オプション] タブでは、ファイルのオープン、表示、および編集をどのように行うかなどの、アクションのオプションを変更することができます。これらの項目については、デフォルトで設定されているため、あまり心配する必要はないでしょう。

Figure 10-4. [ファイルプロパティ] の [Permissions] タブ

[Permissions] タブ (Figure 10-4鮖仮