GNOME は、Red Hat Linux 7.0 におけるデフォルトのデスクトップ環境です。KDE と同様に、GNOME は柔軟性に優れたユーザフレンドリーな環境で、新規 Red Hat Linux システムの高機能とグラフィカルユーザインタフェース - つまりGUI の両方を備えています。
この章は、GNOME の基礎を学ぶのに役立ちます。プリンタの接続やインターネットアカウントの設定といった特定タスクについては、後半の章で詳しく説明します。
GNOME 関連の情報は、GNOME の公式 Web サイト: http://www.gnome.org に掲載されています。
KDE に関する同様の説明は、Chapter 3を参照してください。
GNOME と KDE の両方を使用する場合: GNOME と KDE の両方をシステムにインストールしている場合、たいていは選択した環境で他の環境のアプリケーションを使用することができます。たとえば、選択したデスクトップ環境が GNOME の場合でも、KDE の電子メールクライアントである KMail を使用できます。同様に、オンラインで使用するアプリケーションなど、厳密に GNOME や KDE アプリケーションに分けることができない他のアプリケーションも GNOME で使用できます。
GNOME の X Window セッション を開始すると、まず最初に以下のコンポーネントが表示されます。
デスクトップ - この一覧の後続項目を含むすべてのコンポーネントが組み込まれるメインの作業領域です (デスクトップの例は、Figure 2-1 を参照してください)。デスクトップ上には各種ウィンドウが配置されます。また、アプリケーション、ドキュメント、およびその他のデータの ランチャ もここに配置されます。ランチャをダブルクリックすることで、フォルダを開いたり、アプリケーションを起動できます。the section called デスクトップを参照してください。
フォルダ - 最初にシステムにログインした時点で、フォルダにはインストール先のシステム (ローカルシステム) または Web でのサポート、ヘルプ、リファレンスガイドなどのマニュアルへのリンクが既に含まれています。デスクトップにフォルダ (および他のアプリケーションへのランチャ) を追加したり、削除することができます。デスクトップ上のフォルダおよびランチャの例は、 Figure 2-2 を参照してください。the section called フォルダを参照してください。
パネル -- デスクトップの最下部にある細長いバーです (例:Figure 2-4)。パネル は、アプリケーション、アプレット (小型アプリケーション) 、および最小化された実行アプリケーションのクイックランチャとして機能します。the section called パネルを参照してください。
メインメニューボタン -- このボタンは、 パネル上にあり、足跡の形をしています (例は、Figure 2-7 を参照してください)。また、Red Hat Linux システムに搭載されているすべてのアプリケーションとアプリケーションのランチャおよびサブメニューが含まれています。アプリケーションをインストールすると、このメニューに組み込まれます。このメニューにランチャを追加することもできます。the section called メインメニューボタンを参照してください。
ヘルプボタン -- デフォルト設定では、疑問符の付いたボタンがパネル 上に表示されます。このボタンは、GNOME のヘルプブラウザのランチャです。the section called ヘルプの検索を参照してください。
複数のデスクトップ -- パネル の中央には、現在稼動中のデスクトップ の数を示すデスクガイド が表示されます。複数のアプリケーションを1つのデスクトップ領域に詰めこむのではなく、複数のデスクトップに作業を広げることができます。the section called 複数のデスクトップを参照してください。
環境の切り替え - デスクトップ上には表示されませんが、環境を簡単に切り替えることができるユーティリティがあります。Switchdesk と呼ばれるユーティリティで、これを使用すれば素早く簡単に GNOME から KDE あるいはその逆に環境を変更することができます。the section called 環境の切り替えを参照してください。
マウスの左ボタンを使用して、選択したアイテムを開いたり、別の場所にドラッグすることができます。また、マウスの左ボタンを押しながら複数のアイテムに渡ってカーソルをドラッグすることで、デスクトップ上の複数アイテムを選択できます。
2 つボタンのマウスを 3 つボタンのマウスと同じように動作させる方法: 3 ボタンマウスを使用すると、GNOME での操作の柔軟性が最大限に高められます。ただし、2 ボタンマウスをお持ちの場合でも、Red Hat Linux のインストール時に 3 ボタン エミュレーション 機能を選択すると、左右のマウスボタンを同時に押すだけで、中央のマウスボタンの機能が実行されます。
デスクトップ上でマウスの中央ボタンを押すと、GNOME のアプリケーションメニュー、ヘルプメニュー、sawfish 用の設定メニュー、デフォルトの GNOME ウィンドウマネージャ が現れます。
マウスの右ボタンを使用すると、実行可能なアクションのメニューが表示されます。デスクトップ上で右クリックすると、デスクトップ要素の追加や背景のカスタマイズなどのオプションが表示されます。また、フォルダやアプリケーション上で右クリックすると、削除やプロパティなど、選択した要素に対して実行可能なアクションが表示されます。
GNOME で要素を ドラッグアンドドロップ することは、データまたはアプリケーションを任意の場所から別の場所に「運ぶ」ことを意味します。アイテムをフォルダやアプリケーション内で「ドロップ」すると、データとアプリケーションの移動またはコピーが実行されます。