GNU Image Manipulation Program (GIMP) を使って、写真、スキャナで読み込んだ画像、コンピュータで作成した画像などのデジタル画像ファイルを、作成、修正、処理、レタッチすることができます。この章では、GIMP とその最も一般的なアプリケーションの概要を説明します。
他の分野と同じように、画像処理には独自の用語があります。この章では、GIMP を完全に理解するのに必要な用語と概念すべてについて完全に説明することはできません。もっと詳しく知りたい人のために、GIMP とその機能、そして画像処理の基本概念を説明した本が数多く出版されています。GIMP についてもっと詳しい情報が必要な場合は、the section called より詳しい情報の入手先を参照してください。
GIMP を起動するとすぐに分かるように、ここには画像を編集するための豊富なツールが含まれていて、1 つの章だけで説明できるものではありません。
さらに、GIMP で用意されているツールで期待通りの効果が得られず、スクリプト言語 Scheme でスクリプトを記述することを厭わない場合は、GIMP に新しい Script-Fu を追加できます。Script-Fu は、ワープロや表計算ソフトのマクロと似ており、図やテキストに一連の効果を付け加えます (フィルタやその他の GIMP 機能)。Gimp にはあらかじめ記述された Script-Fu が含まれていて、誰でも使用することができますが、ユーザ独自のスクリプトを記述することもできます。Script-Fu に関する詳しい情報は、the section called より詳しい情報の入手先を参照してください。
GIMP では多くのことができますが、いくつかの制限があります。活字メディア向けに画像を作成するグラフィックアーティストは、製版に GIMP を使用するには機能が欠けていたり使いにくいと指摘するかもしれません。
たとえば、GIMP は、カラー印刷で一般的に使用されている CMYK (シアン、マゼンタ、黄、黒) 色空間を (まだ) サポートしていません。その代わり、GIMP は、Web 用の画像制作者には馴染みの深い RGB (赤、緑、青) 色空間を使用します。
GIMP をこの章で取り上げる理由は、このアプリケーションが Web 向けに画像を作成するのに適しているためです。最初に、Web ページで表示するための写真を編集します。次に、Web ページの背景に並べて表示するバックグラウンド画像を作成します。最後に、GIMP を使用して、Web ページ用のタイトル画像を作成します。
「実地学習」を開始する前に、ファイルの作成、ファイルの保存、ツールボックスおよびダイアログなどの基本を理解してください。
GIMP を使用するには、いくつかの基本を理解する必要があります。Xterm から、コマンド gimp で GIMP を起動します。
ほかの多くのアプリケーションと同じように、GIMP では、1 つ以上の方法で作業を行うことができます。一般的に、GIMP で作業するには、以下の3 通りの方法があります。
画像の上で右クリックすると、GIMP の多くの機能のほとんどが含まれたメニューが表示されます。
ツールボックスから、ツールを選択するか、[File] または [Xtns] プルダウンメニューを使用します -- the section called ツールボックスを参照してください。
キーボードショートカットを使用します -- the section called 便利なキーボードショートカットを参照してください。
GIMP が起動すると、ツールボックスが表示されます。
GIMP のツールボックスには、GIMP でよく使うツールが納められています。
ツールボックスを最小化 (パネルに表示) できますが、ツールボックスを閉じると GIMP が終了します。
ツールボックスのボタンにマウスカーソルを移動させると、ツールの目的を説明したポップアップダイアログが表示されます。
使用したいツールのボタンをクリックします。ボタンがへこみ、現在有効なツールになったことを示します。
一般的に、画像でツールを使用するには、ツールを有効にしてから画像の上でクリックしてドラッグします。画像の部分を選択すると、ツールは選択された部分でのみ機能します。選択された部分は、点線の縁取りで示されます (いわゆる「蟻の行進」です)。
多くのツールにはオプションが用意されています。ツールのボタンをダブルクリックすると、そのツールの [Tools Options] ダイアログが表示されます。
[Select rectangular regions]画像の一部を四角形で選択します。画像をクリックして、[Shift] を押したままドラッグすると、長方形が正方形になります。画像をクリックして、[Ctrl] を押したままドラッグすると、選択範囲の開始が四角形の中央になります (普通は、開始点は四角形の端です)。
[Select elliptical regions]画像の一部を円または楕円形で選択します。画像をクリックして、[Shift] を押したままドラッグすると、楕円形が円形になります。画像をクリックして、[Ctrl] を押したままドラッグすると、選択範囲の開始が楕円形の中央になります (普通は、開始点は楕円形の端です)。
[Select hand-drawn regions]投げ縄として知られるこのツールは、フリーハンドで範囲を選択するときに使用します。クリックしてからドラッグで範囲を選択します。開始点に戻ったときにマウスボタンを離します。
[Select contiguous regions]ファジー選択ツールとか魔法の杖と呼ばれていて、色の値に基づいて範囲を選択します。魔法の杖を有効にして画像をクリックすると、そのピクセルに近い色の値のピクセルが選択されます。魔法の杖をクリックしてドラッグすると、ピクセルの大きなグループが選択開始点として使用されます。ピクセルの選択されたグループに近い色の値のすべての範囲が選択されます。
[Select regions using Bezier curves]フリーハンドの選択ツールと似ていますが、選択をカスタマイズできます。複雑な対象をさらに正確に選択する必要がある場合に、このツールを使用します。
ベジエ曲線で選択するには、選択範囲の周りをクリックしてコントロールポイントで連結パターンを作ります。選択対象のすべての角にコントロールポイントを設定します。
選択を開始した付近まで戻ったときに、最初に設定したコントロールポイントをクリックして選択を完了させます。次に、コントロールポイントを移動させて曲線を描き、選択範囲を修正します。
コントロールポイントを移動するには、[Ctrl] を押したままポイントを動かします。
曲線を生成するには、コントロールポイントをクリックしてドラッグします。ドラッグしたままコントロールポイントから離れると、ハンドルが現れます。ハンドルをクリックしてからドラッグし、曲線の形を修正します。
コントロールポイントの片側だけ曲線を修正するには、[Shift] を押しながらハンドルをドラッグします。
ベジエ曲線による選択の修正が終わったら、選択範囲の内部をクリックして選択を有効にします。
[Select shapes from image][Select shapes from image] ツール (または電脳ばさみ) は、まだ開発途中です。このツールが完成すると、正確な形が自動的に選択されて、選択作業が改善されます。このツールは予測できない動作を行うこともありますが、試しに使う価値があります。明らかなことですが、選択範囲にはっきりとした角がある場合に、GIMP にとっては、この種の選択の処理が容易になります。
ツールボックスの電脳ばさみをクリックして有効にします。次に、ベジエ曲線ツールのときと同じように、選択範囲の周りをクリックして連結パターンを作ります。選択されているものが推測され、コントロールポイントの間に引かれる線は直線ではなく選択範囲の角に沿ってカーブするはずです。
選択を修正するには、コントロールポイントをクリックしてから、ドラッグで移動させます。希望通りに選択できれば、選択範囲の内部をクリックして選択を有効にします。
[Move layers and selections]移動ツールは、選択範囲を移動するのに使用します。
選択範囲を有効にしたあとで、マウスカーソルをその上に移動させると、カーソルが移動シンボルに変わります。選択範囲をクリックし、ドラッグで移動させます。この機能は、移動ツールがツールボックスで選択されていないときでも有効です。
移動ツールが有効になっていて、画像をクリックしてドラッグすると、画像全体または有効なレイヤが移動します。[Alt] キーを押しながら画像をクリックしてドラッグすると、選択領域 (蟻の行進の輪郭) が移動します。
移動ツールが有効になっていて、[Alt] を押してから矢印キーを使用すると、有効になっている選択範囲を一度に 1 ピクセル移動できます。
[Zoom in &; out]虫眼鏡として知られる拡大ツールは、画像を拡大 (クリック) したり縮小 ([Ctrl] キーを押しながらクリック) したりします。クリックとドラッグで、画像の特定の範囲で拡大機能を使うことができます。
また、キーボードショートカットの [=] と -[-] を使って、画像を拡大したり縮小したりできます。
[Crop the image]外科用のメスに似ている切り取りツールは、画像の部分を切り取るために使用します。クリックとドラッグで、希望する四角形の選択範囲を描きます。[Crop Information] ダイアログが表示されます。[Crop Information]ダイアログの [Crop] ボタンをクリックし、選択範囲以外のすべてを切り取ります。または、ボタンをクリックし、カスタマイズできる切り取りボックスを表示させます。ボックスの端に表示された四角いマークをそれぞれ移動させると、切り抜く範囲が調整できます。
[Transform the layer or selection]変形ツールは、画像または選択範囲を回転、スケール、刈り込み、変形するのに使用します。[Transform] ボタンをダブルクリックすると、[Transform Tool Options] ダイアログが表示されます。画像または選択範囲に実行したい作業を選択します。選択範囲または画像にマウスカーソルを移動させると、カーソルが円形の矢印に変化します。選択した作業を実行するには、画像または選択範囲をクリックしてからドラッグします。
[Flip the layer or selection]フリップツールは、画像または選択範囲のミラーイメージを作成するのに使用します。
[Add text to the image]テキストツールは、画像にテキストを追加します。テキストツールを選択して、画像をクリックします。[Text Tool] ダイアログが表示されます。追加したいテキストにパラメータを設定し、ダイアログの下のフィールドにテキストを記入し、[OK] を押してテキストを追加します。GIMP が表示するフォントは、使用しているシステムの X で利用可能なフォントであることに注意してください。
テキストを画像に追加するときに、フォントを選択します。マウスカーソルをテキストに移動すると移動アイコンに変わるので、クリックとドラッグでテキストを画像の適切な場所に移動させることができます。
[Pick colors from the image]カラーピクサは、画像から色を選択するのに使用します。[Color Picker] ダイアログには、選択したピクセルの個別の RGB 値と 16 進数が表示されます。さらに、ツールボックスの下にある有効なカラーボックスが、選択したピクセルの値に変化します。
[Fill with a color or pattern]バケツまたは流し込みツールは、有効な色かパターンで選択範囲を塗りつぶします。
[Fill with a color gradient]ブレンドまたはグラデーションツールは、色の濃淡で選択範囲を塗りつぶします。
選択範囲にグラデーションを追加するには、グラデーションボタンを最初にクリックして、グラデーションを表示させます。[Tool Options]. [Blend] プルダウンメニューで、適用する色の濃淡を設定します。ブレンドは、前景色から背景色へ、背景色から前景色へ、色から透明へと設定でき、GIMP で利用できる数多くのカスタムグラデーションから選択することもできます。
グラデーションの「形」を [Tool Options] の [Gradient] プルダウンメニューから選択できます。グラデーションの繰り返しも、[Repeat] プルダウンメニューから選択できます。
使用するグラデーションを選択したら、選択範囲か画像全体をクリックしてからドラッグし、グラデーションを適用します。すべてではありませんが、ほとんどのグラデーションは、ドラッグの長さでグラデーションの幅が決まります。短いドラッグは、色の間の定義された境界を多く使って幅の狭いグラデーションを、長いドラッグは、はっきりしない境界を使って幅の広いグラデーションを作ります。
[Draw sharp pencil strokes]鉛筆は、端がはっきりとした直線、曲線、形を描くのに使用します。鉛筆で使用するブラシの選択については、the section called ブラシの選択ダイアログを参照してください。
[Paint fuzzy brush strokes]ペイントブラシは、端がぼやけた直線、曲線、形を描くために使用します。ペイントブラシで使用するブラシの選択については、the section called ブラシの選択ダイアログを参照してください。
[Erase to foreground or transparency]消しゴムは、消すために使用します。消しゴムといっしょに使用できるブラシについては、the section called ブラシの選択ダイアログを参照してください。
[Airbrush with variable pressure]エアブラシは、塗りつぶしまでの様々な不透過度で、ブラシで描くように描くときに使用します。ブラシの選択については、the section called ブラシの選択ダイアログを参照してください。
[Paint using patterns or image regions]クローンまたはスタンプツールは、「ペイント」として使用される画像の部分を選択するのに使用します。クローンツールは、画像のパターンで不必要な部分をペイントし、画像の不必要な部分を取り除くためにも使用できます。
ツールボックスのクローンツールをクリックして有効にします。[Ctrl] キーを押したまま、ペイントに使うパターンのある部分をクリックします。[Ctrl] キーを放します。選択したパターンをクリックとドラッグで画像に適用します。[+] の印は、クローンツールの鉛筆アイコンといっしょに動きます。[+] の印は、選択した場所に表示され、「ペイント」が画像に適用される箇所を示します。
[Blur or sharpen]にじみ/鮮明ツールは、画像の特定の部分をにじましたり鮮明にしたりするために使用します。
[Draw in ink]インクペンは、ペンを使って描くように線を描くときに使用します。線の細さは、ドローイング装置 (ペンタプレットやマウス) の速度によって変化します。ペンの [Tool Options] には、ペンの太さと形を設定するオプションがあります。
[Dodge or Burn]dodge/burn ツールは、画像の明暗値 (各ピクセルのホワイトの量) を調整するのに使用します。
Tool Options には、ドッジ (明暗度を上げる) とバーン (明暗度を下げる) を設定できるオプションがあります。[Exposure] のスライダーで、明暗度を 0〜100% まで設定できます。[Mode] は、対象になるピクセルを設定します。[Highlights]は、明暗値の高いピクセルです。[Midtones]は、明暗値の中間のピクセルです。[Shadows]は、明暗値の低いピクセルです。ドッジ/バーンツールは、特定のブラシといっしょに使用します。ブラシについてはthe section called ブラシの選択ダイアログを参照してください。
[Smudge]ぼかしツールは、現在選択しているブラシで画像を鮮明にしたり不鮮明にしたりするのに使用します。ブラシについては、the section called ブラシの選択ダイアログ を参照してください。
[Measure distances and angles]測定ツールは、画像上の距離や水平角を測定するときに使用します。
ツールボックスの下の部分で、表示できる色を見ることができます。
有効な色の四角形はくぼんでいます。Figure 9-2では、黒い前景色が有効色になっています。

有効色のボックスをクリックすると、[Color Selection] ダイアログが表示されます。
色相 (H)、彩度 (S)、明度 (V)、赤 (R)、緑 (G)、青 (B) のラジオボタンを選択し、中央のバーで値域を調整し、色の部分から特定の色を選択することによってフリーハンドで色を選択できます。
また、選択したい色について適切な RGB 値や 16 進数値を入力することもできます。
色を示す四角い部分をクリックして色を選択すると、または、適切な値を入力すると、ツールボックスの有効なカラーボックスが新しい色に変化します。
色の選択は、ここで説明したことよりもはるかに複雑です。色の選択に関するさらに詳しい情報は、the section called より詳しい情報の入手先を参照してください。
ツールボックスの右側のボタンの四角は有効なブラシ、パターン、グラデーションを示しています。
別のブラシ、パターン、グラデーションを選択する場合は、有効なそれぞれのブラシ、パターン、グラデーションをダブルクリックすると、選択パレットが表示されます。パレットからクリックで選択すると、有効なブラシ、パターン、グラデーションになります。
GIMP には、6 種類の選択ツールが用意されています。こうした選択ツールを使用するには、画像で選択したい部分をクリックしてからドラッグします。GIMP では、選択範囲を修正することもできます。
こうした修正ができるのは、選択範囲が有効になっているときだけです。有効な選択範囲は、動く点線 (蟻の行進) で識別できます。
マウスカーソルを選択範囲に合わせると、移動の印にカーソルが変わります。選択範囲をクリックしてからドラッグすると、選択範囲を移動できます。
[Shift] キーで選択範囲に追加ができます。選択を有効にし、画像の部分を選択するために [Shift] キーを押しながら選択ツールを使用すると、有効な選択範囲に新しい選択が追加されます。
[Ctrl] キーで有効な選択範囲から削除ができます。有効な選択範囲の部分を選択するために[Ctrl] キーを押しながら選択ツールを使用すると、その部分が削除されます。
[Brush Selection] ダイアログを表示するには、ツールボックスの有効なブラシをクリックします。Figure 9-5のような[Brush Selection] ダイアログが表示されます。
GIMP のドローイングツールを使用するとき、描く線の属性を特定のブラシを選択して修正することができます。
パレットのブラシをクリックして選択します。ブラシが四角いボックスより大きい場合は、クリックしたままにするとブラシ全体が表示されます。
画像を処理するには、最初に画像を読み込む必要があります。画像は、スキャナで読み込んだり、インターネットからダウンロードしたり (著作権の制限事項に注意してください)、デジタルカメラで写したりできます。
既存のファイルをロードするには、[File] から [Open] を選択します。Figure 9-6のように、[Load Imange] ダイアログが表示されます。
[Load Image] ダイアログでは、GIMP を起動したときの作業ディレクトリが開かれます。. 左側の [Directories] のリストをダブルクリックしてファイルシステム内を移動し、右側の [Files] リストから開くファイルを選択します。
GIMP は、ファイル名の補完をサポートしています。ファイル名の最初の文字か数文字を [Selection] 領域に入力して [Tab] キーを押すと、そうした文字で始まるサブディレクトリとファイルだけが表示されます。
選択するファイルは、ダイアログの下の部分の [Selection] フィールドに表示されます。ダイアログでサムネイルプレビューが表示されます。または、[Generate Preview] ボタンが表示されます。画像のサムネイルを見たい場合は、[Generate Preview] ボタンを押します。
ファイルを選択したら、[OK] ボタンを押して開きます。ファイル名をダブルクリックしても、ファイルが開きます。
画像を保存するには、画像の上で右クリックし、[File] から [Save] (または [Save as]) を選択します。[Save as] を選択したり、初めて画像を保存するときに [Save] を選択すると、[Save Image] ダイアログが表示されます。
[Save Image] ダイアログは、[Load Image] ダイアログとほとんど同じで、ファイルシステムツリー内の移動とファイルの選択は同じように機能します。
画像を保存するとき、保存する形式を選択する必要があります。GIMP は、幅広い形式の画像をサポートしています。この章では、.gif、.jpg、.xcf について説明します。
Web で使用されているほとんどの画像の形式は、.gif か .jpg です。両方の書式とも、ファイルサイズを小さくしてダウンロード時間を短縮するために圧縮形式を採用しています (Web ではダウンロードの速度が一番重要です)。しかし、圧縮以外の方法ではこれらの形式はまったく異なり、目的に応じて使用されます。
.jpg 形式は、色の数の多い写真または画像に最適です。
.gif 形式は、数色だけを使用した画像や同じ色の面積が比較的大きな画像に最適です。
GIMP で画像を.gif 形式で保存する前に、指標付きカラーかグレースケールに変換します。画像を指標付きカラーに変換するには、画像を右クリックして選択します。[Image] から [Mode] を選択し、次に [Indexed] を選びます。[Indexed Color Conversion] ダイアログが表示されます。
ファイルのサイズを最小化するために、.gif 画像は最大 256 色でしか表示できません。指標付きカラーに変換するとき、画像の RGB は色の特定のパレットに「標準化」されます。画像を Web で使用する場合は、最も安全なパレットは [Use Custom Palette: Web] です。Web 用に最適化されたこのパレットには、大半の Web ブラウザで使用される 216 色のグループが含まれています。
画像を指標付き形式に変換すると、GIMP で .gif ファイルとして保存できます。
画像を GIMP で処理していて、後で処理を続けるために保存するときは、.xcf ファイルで保存してください。.xcf 形式は、GIMP 固有のファイル形式です。GIMP で画像を作成したり、画像を開いてGIMP 効果を加える場合は、その画像ファイルに情報が追加されます。この情報は、.gif や .jpg で保存すると失われます。.xcf ファイルとして保存すると、情報は保護されます。.xcf ファイルをもう一度開くと、ファイルを一度も閉じなかったかのように、編集を続けることができます。
画像をロードしたり、新しい画像を開いたりすると、GIMP は、Figure 9-8 で示したように、便利な情報とツールのある枠で画像を囲みます。
画像ウィンドウは、最初にファイルの拡張子を表示します。
ファイル名 (ファイルが修正されている場合は、* が最初に付けられます)
ウィンドウ番号 (GIMP を起動したときに開かれた最初の画像の 0 から昇順)
ビュー番号 (各画像ビューで 0 から昇順)
画像タイプ - RGB、指標付き、グレースケール
ウィンドウに表示できる画像の量 (画像を拡大している場合)

画像の大きさを視覚化するために、GIMP には縦と横のルーラーが用意されています。ルーラーの表示と非表示を切り替えるには、画像を右クリックすると表示される [View] から [Toggle Rulers] を選択します。
マウスカーソルの位置は左下にあり、左上の端の 0,0 からで測定されます。
マウスカーソル位置ウィンドウのちょうど上に、クイックマスクを生成するために使用する 2 つの四角いアイコンが表示されます。基本的に、マスクとは保存と再利用ができる選択範囲です。初歩的なこの章ではマスクを扱いませんが、GIMP で複雑な画像を処理する場合は、マスクは非常に便利な機能です。マスクに関する詳細は、the section called より詳しい情報の入手先の一覧にある情報を参照してください。
右下の近くに、移動ツールアイコンに似たアイコンがあります。これは、パナーと呼ばれています。画像を拡大している場合に、パナーをクリックすると画像全体のサムネイルが表示されます。サムネイルをクリックしてドラッグすると、画像ウィンドウに画像ビューをパンできます。
ウィンドウの下部に沿って、マウスカーソル位置ウィンドウの隣に 2 つのステータス領域と [Cancel] ボタンが並んでいます。最初のステータス領域は、プラグインが実行されていなければ (たとえば、画像にフィルタや Script-Fu を適用している場合)、ファイル名が表示されます。プラグインが実行されている場合は、プラグインの名前が最初のステータス領域に表示されます。2 番目の領域は空白ですが、プラグインが実行されているとステータスバーが表示されます。[Cancel] ボタンでプラグインの実行を中止できます。
他の多くのアプリケーションと同様に、GIMP ではキーボードから手を離さなくても簡単にタスクを完了させることができます。便利なキーボードショートカットコマンドには以下が用意されています。