PPP アカウントを設定すると、情報やソフトウェア、エンターテインメントその他に関する Web サイトに接続できます。
また、オンライン活動で最も一般的な電子メールの送受信ができるようになります。そして、数千に上るテーマを扱う国際的な会議室であるニュースグループで情報を交換することができます。
電子メールを使用したり、ニュースグループを読むには、電子メールとニュースグループ用のアプリケーション、つまりクライアントを設定します。最も人気の高いメールとニュースのクライアントは、Red Hat Linux に含まれている Netscape Communicator の中にあります。
この章では、Netscape Communicator のブラウザ、電子メール、ニュースアプリケーションのカスタマイズの仕方を学びます。アプリケーションのスイート である Communicator には、以下が含まれています。
Navigator -- World Wide Web で情報を検索します。
Messenger -- 電子メールとニュースを送受信します。
Composer -- ユーザの Web ページを作成して公開します。
この章では、Navigator と Messenger について説明します。
Lynx: 見劣りのする代替ブラウザ: Web ブラウザとして Navigator を使用するのが一般的です。しかし、Red Hat Linux システムには、Lynx と呼ばれる便利なブラウザもあります。Lynx って?これは、キャラクタセル表示のための「汎用」ブラウザで、Web ページのコンテンツを表示しますが、画像は表示しません。動作は非常に軽快なので、画像の表示を待たずに情報を読む場合に最適です。
Lynx を起動するには、Xterm ウィンドウを開いて、プロンプトで [lynx] と入力します。画面の下にオプションの一覧が表示されます。たとえば、サイトに接続するには、[G] キーで Web サイトのアドレス、つまり URL を入力し、切断するには、[Q] キーを押します。
Lynx について詳しく知りたい場合は、[man lynx] とシェルプロンプトに入力するか、説明文書を印刷するには、[man lynx | col -b | lpr] と入力します。
Netscape Navigator の アイコン は、GNOME のパネル と KDE のデスクトップにあります。
Navigator を起動するには、そのアイコンをクリックします。ブラウザが起動すると、ソフトウェアの使用承諾書が表示されて同意するかどうか求められます。[Agree] ボタンを押して、先に進みます。ブラウザが起動すると、画面はFigure 7-1のようになります。
アイコンが並んだ一番上の行は、Navigation Toolbar と呼ばれています。アイコンを選択すると、以下のアクションが実行されます。
[Back] -- 先に閲覧したページに戻ります。複数のページを飛ばして戻るには、アイコンを左クリックしたままにしていると、先に閲覧したページのプルダウンメニューが表示されます。戻りたいページまでカーソルをドラッグして離します。
[Forward] -- 先に閲覧したページに戻ったとき、このボタンを押すと、最後に閲覧したページに向かって進みます。
[Reload] -- ブラウザの現在のページを「リフレッシュ」します。この機能は、頻繁に更新されるページを閲覧したいときに便利です。
[Home] -- このボタンを選択すると、スタートページとして指定したロケーションに移動します。この機能で別のページを設定する方法については、the section called Communicator の設定を参照してください。
[Search] -- 検索エンジンページに移動します。検索エンジンを使用して、情報、人、商品などを見つけることができます。
[Print] -- プリンタを設定していると、現在のページをこのボタンを押して印刷できます。
[Security] -- 現在のページのセキュリティ情報と、使用しているブラウザの暗号情報 (セキュリティの強化) を表示します。
[Stop] -- ページの読み込みを中止します。
別の Web サイトを閲覧するには、別の色で普通は下線の付いた部分であるハイパーリンクをクリックします。
Location Toolbar 上のスペースに URL、つまり Web サイトのアドレスを入力することもできます (Figure 7-2を参照してください)。Location Toolbar の [↓] をクリックすると、先に訪れたサイトについて履歴一覧と呼ばれるドロップダウンリストが表示されます。こうしたサイトに直接戻るには、リストから選択します。
新しいウィンドウでロケーションを開く: 閲覧しているページの場所情報を失わずに別のサイトを訪れたいときは、リンクを右クリックすると表示されるメニューから [Open Link in New Window] を選択すると、新しいブラウザウィンドウでリンクを開くことができます。(3 ボタンマウスや、Red Hat Linux のインストールで 3 ボタンのエミュレーションを選択した場合は、リンクの上で中央ボタンをクリックしても、新しいウィンドウでリンクを開くことができます。)
以下の表は、Navigator で使用できるキーボードショートカットです。
Table 7-1. キーボードショートカット
| コマンド | ショートカット | コマンド | ショートカット |
|---|---|---|---|
| ページの読み込みを中止 | [Esc] | やり直し | [Alt]-[Z] |
| 再読込 | [Alt]-[R] | 印刷 | [Alt]-[P] |
| ロケーションを開く | [Alt]-[L] | ページを開く | [Alt]-[O] |
| 新しいメールメッセージ | [Alt]-[M] | ブックマークを編集 | [Alt]-[B] |
| 検索 (ページ) | [Alt]-[F] | 検索 (やり直し) | [Alt]-[G] |
| 新しいウィンドウ | [Alt]-[N] | ウィンドウを閉じる | [Alt]-[W] |
| 停止 | [Alt]-[Q] | 名前を付けて保存 | [Alt]-[S] |
| 先に進む | [Alt]-[→] | 戻る | [Alt]-[←] |
Communicator たくさんの機能がカスタマイズできます。Web ページの外見、セキュリティレベルなどが選択できます。
Navigator をカスタマイズして、ページの閲覧を強化できます。メニューから[編集]-[設定] を選択し、オプションメニューを開きます (Figure 7-3を参照してください)。
[設定] セクションは [カテゴリ] メニューで以下のサブセクションに分かれています。
[表示] -- 色やコマンドツールバーに表示するアイコンなど、Navigator の外見を変更できます。
[Navigator] -- ブラウザを起動したときに開かれるホームページが指定できます。訪れたサイトにあとで直接アクセスできるように、訪問したサイトの記録を保存する期間を履歴で修正できます。
[メール &; ニュースグループ] -- Communicator の電子メールとニュースのクライアントを使用するために設定します。こうした設定を使用する方法は、the section called Messenger のための電子メールおよびニュースの設定を参照してください。
[詳細] -- 訪問したサイトが訪問者を識別するためにユーザのコンピュータに保存しておく小さな情報である cookies を受け付けるかどうかを設定します。また、他の設定も変更できます。
[設定] のこうした各セクションは、メニューの項目の隣にある矢印をクリックすると、展開することができます。各セクションをさらに詳しく説明します。
カテゴリで [表示] の隣の矢印をクリックすると、関連するメニューがすべて表示されます (Figure 7-4を参照してください)。
このカテゴリでは、リストの隣にあるボックスを以下のように選択します。
[表示] -- ブラウザを開始するときに、電子メールアプリケーションとニュースリーダのクライアントを起動できます。
[フォント] -- デフォルトで使用するフォントを指定できます。訪問したサイトの文字が読みにくいときは、表示フォントの種類と大きさをここで設定できます。フォントと大きさをドロップダウンリストから選択すると、現在開いているページに反映されるので、効果を確かめることができます。
[配色] -- ページのテキスト、背景、他のサイトへのリンクについて、表示色が指定できます。リンクに下線を付けるかどうかも指定できます (このオプションを選択しないと、リンクは色付きのテキストで表示されます)。
[Navigator] カテゴリでは、ブラウザの起動、言語、関連アプリケーションが設定できます (Figure 7-5を参照してください)。
[Navigator] の設定の最初の画面で、たとえば、ブラウザを起動するとサイトに自動的にアクセスする代わりに、空白のページを開くように選択できます。
このカテゴリのホームページ セクションでは、ホームにするページや開始ページが設定できます。現在閲覧しているページをブラウザの起動時に自動的に開くことも指定でき、この場合は [現在のページ] ボタンを押します。
[履歴] セクションには、訪問したサイトを履歴リストに表示する期間を設定します。履歴リストは、数日前に訪れたがブックマークに登録することを忘れた重要なサイトに直接ジャンプするときに便利です。[履歴を 日後に消去] の項目には、履歴ファイルに URL を保存しておく日数を入力します。履歴ファイルを直ちに消去する場合は、[履歴をクリア] ボタンを押します。
履歴ファイルを使用: 履歴ファイルを開くには、メニューから[Communicator] - [ツール] - [履歴] を選択します。
以下のカテゴリがあります。[メール &; ニュースグループ] は、Communicator の電子メールとニュースリーダクライアントを使用するためのアカウント情報を設定します。設定については、「the section called Messenger のための電子メールおよびニュースの設定」を参照してください。