Sparc カーネルのアップグレード手順はインテルマシンの手順によく 似ています。主な違いは SMP と 非 SMP カーネルを選択する部分 です。
あなたのマシンが SMP 構成であるか Sparc 4m の後期型であれば、 SMP カーネルを使用することができます。注意 1 CPU の Sparc 4m では SMP カーネルの性能は非 SMP カーネルと比較して 劣ります。カーネルパッケージは次のようなファイル名を持って います:
注意: 一般に 2.0.x Sparc カーネルのバージョン番号は Intel あるいは Alpha カーネルと異なります。これは 2.0.xx カーネルの主系列に Sparc が対応していないためです。このため 同じカーネルに対して異なるバージョン番号が付くことになります。
インテルベースのシステムでは、Alpha 用に用意された最新の初期化 スクリプトやその他システムに必要な RPM パッケージのアップデート に相当するものが必要になります。これらの RPM パッケージに関する 全ての 訂正情報を参照してください。
カーネル RPM のインストール手順はインテル版によく似ています。
開発作業を主に行う場合は、カーネルのヘッダとソースディレクトリを アップグレードする必要があるでしょう。
# rpm -Uvh kernel-headers-*.rpm kernel-source-*.rpm
kernel-headers ##################################################
kernel-source ##################################################
それではあなたのマシンが SMP か否かに応じて、システムに 合ったカーネルをインストールします。例を挙げます:
# rpm -ivh kernel-sparc-2.0.35*rpm
次に、起動用 RAM ディスクを作成します。 起動用 RAM ディスクの目的は、モジュール化されたカーネルが モジュールの格納されているデバイスにアクセスする前に モジュールを使用できるようにすることです。このようにして、 ドライバが格納されているハードウェアと通信するためにその ドライバ自身が必要になるという「ニワトリと卵」の問題を解決 することができます。この問題は普通 SCSI コントローラを搭載した システムで生じます。
起動用 RAM ディスクを作成するには、/boot ディレクトリに あるカーネルの名前を調べて、mkinitrd コマンドを実行 します。
どのカーネルに対応した起動用 RAM ディスクを作成するのか確かめる ために、/boot ディレクトリの一覧を見て、どのカーネルが インストールされたのか調べます。Red Hat のカーネル RPM を インストールすると、/boot/vmlinuz からインストール したカーネルへのシンボリックリンクが作成されるはずです。
# ls -l /boot/vmlinuz*
lrwxrwxrwx 1 root root 16 Dec 2 18:31 /boot/vmlinuz ->vmlinux-2.2.5-15
-rw-r--r-- 1 root root 454325 Oct 13 22:41 /boot/vmlinux-2.2.5-15
-rw-r--r-- 1 root root 454349 Nov 17 13:11 /boot/vmlinuz-2.2.5-22
上記の例では、インストールされたカーネルが /boot/vmlinuz-2.2.5-22 であることが分かります。この情報を mkinitrd コマンドに渡します。 # mkinitrd /boot/initrd-2.2.5-22.img 2.2.5-22
新しいカーネルをインストールするための最後の手順は SILO の変更です。
/etc/silo.conf ファイルを編集して新しいカーネルで起動
できるようにします。このファイルの書式の例を以下に示します:
timeout=50
partition=1
root=/dev/sda1
image=/boot/vmlinux-2.2.5-15.gz
label=linux
root=/dev/sda1
read-only
image= 行を新しいカーネルのバージョン番号に変更し、
ファイルに保存します。
timeout=50
partition=1
root=/dev/sda1
image=/boot/vmlinux-2.2.5-22.gz
label=linux
root=/dev/sda1
read-only
インテルの場合と異なり、silo コマンドを実行する
必要はありません。Sun のブートローダは直接このファイルを
参照することができます。