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6. Sparc システム

Sparc カーネルのアップグレード手順はインテルマシンの手順によく 似ています。主な違いは SMP と 非 SMP カーネルを選択する部分 です。

6.1 始める前に

あなたのマシンが SMP 構成であるか Sparc 4m の後期型であれば、 SMP カーネルを使用することができます。注意 1 CPU の Sparc 4m では SMP カーネルの性能は非 SMP カーネルと比較して 劣ります。カーネルパッケージは次のようなファイル名を持って います:

注意: 一般に 2.0.x Sparc カーネルのバージョン番号は Intel あるいは Alpha カーネルと異なります。これは 2.0.xx カーネルの主系列に Sparc が対応していないためです。このため 同じカーネルに対して異なるバージョン番号が付くことになります。

インテルベースのシステムでは、Alpha 用に用意された最新の初期化 スクリプトやその他システムに必要な RPM パッケージのアップデート に相当するものが必要になります。これらの RPM パッケージに関する 全ての 訂正情報を参照してください。

6.2 カーネルをインストールする

カーネル RPM のインストール手順はインテル版によく似ています。

開発作業を主に行う場合は、カーネルのヘッダとソースディレクトリを アップグレードする必要があるでしょう。


# rpm -Uvh kernel-headers-*.rpm kernel-source-*.rpm
kernel-headers              ##################################################
kernel-source               ##################################################

          

それではあなたのマシンが SMP か否かに応じて、システムに 合ったカーネルをインストールします。例を挙げます:

# rpm -ivh kernel-sparc-2.0.35*rpm
            

6.3 起動用 RAM ディスク

次に、起動用 RAM ディスクを作成します。 起動用 RAM ディスクの目的は、モジュール化されたカーネルが モジュールの格納されているデバイスにアクセスする前に モジュールを使用できるようにすることです。このようにして、 ドライバが格納されているハードウェアと通信するためにその ドライバ自身が必要になるという「ニワトリと卵」の問題を解決 することができます。この問題は普通 SCSI コントローラを搭載した システムで生じます。

起動用 RAM ディスクを作成するには、/boot ディレクトリに あるカーネルの名前を調べて、mkinitrd コマンドを実行 します。

どのカーネルに対応した起動用 RAM ディスクを作成するのか確かめる ために、/boot ディレクトリの一覧を見て、どのカーネルが インストールされたのか調べます。Red Hat のカーネル RPM を インストールすると、/boot/vmlinuz からインストール したカーネルへのシンボリックリンクが作成されるはずです。

    # ls -l /boot/vmlinuz*
    lrwxrwxrwx   1 root     root           16 Dec  2 18:31 /boot/vmlinuz ->vmlinux-2.2.5-15 
    -rw-r--r--   1 root     root       454325 Oct 13 22:41 /boot/vmlinux-2.2.5-15
    -rw-r--r--   1 root     root       454349 Nov 17 13:11 /boot/vmlinuz-2.2.5-22

上記の例では、インストールされたカーネルが /boot/vmlinuz-2.2.5-22 であることが分かります。この情報を mkinitrd コマンドに渡します。 # mkinitrd /boot/initrd-2.2.5-22.img 2.2.5-22

6.4 SILO を変更する

新しいカーネルをインストールするための最後の手順は SILO の変更です。 /etc/silo.conf ファイルを編集して新しいカーネルで起動 できるようにします。このファイルの書式の例を以下に示します:


                  timeout=50
                  partition=1
                  root=/dev/sda1
                    image=/boot/vmlinux-2.2.5-15.gz
                    label=linux
                    root=/dev/sda1
                    read-only


            

image= 行を新しいカーネルのバージョン番号に変更し、 ファイルに保存します。

                 timeout=50
                  partition=1
                  root=/dev/sda1
                    image=/boot/vmlinux-2.2.5-22.gz
                    label=linux
                    root=/dev/sda1
                    read-only

            

インテルの場合と異なり、silo コマンドを実行する 必要はありません。Sun のブートローダは直接このファイルを 参照することができます。


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