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セキュリティ脆弱性を修正したItaniumカーネルのアップデートパッケージ

アドバイスID: RHSA-2005:017-14
最終更新日: 2005-01-21
影響のあるプロダクト: Red Hat Enterprise Linux AS (v. 2.1)
Red Hat Linux Advanced Workstation 2.1 for the Itanium Processor
CVEs (cve.mitre.org): CAN-2004-1016
CAN-2004-1017
CAN-2004-1057
CAN-2004-1234
CAN-2004-1235
CAN-2004-1335
CAN-2005-0001
CAN-2005-0003

Security Advisory   セキュリティ・アドバイス

概要:

Red Hat Enterprise Linux 2.1のいくつかのセキュリティ問題を修正したカーネルのアップデートパッケージが利用可能になりました。

Linuxカーネルは、オペレーティングシステムの基本機能を処理します。

このアドバイスは、以下のセキュリティ問題に対する修正を含んでいます。

Linuxカーネルのuselib(2)システムコールでVMA処理に欠陥があることをiSEC Security Researchが発見しました。ローカルユーザがこの欠陥を利用し、上位(root)権限を獲得する可能性があります。「Common Vulnerabilities and Exposures」プロジェクト(cve.mitre.org)により、この問題はCAN-2004-1235 と命名されています。

マルチプロセッサマシンでローカルユーザが上位(root)権限を獲得できる可能性があるページフォールトハンドラコードの欠陥を、iSEC Security Researchが発見しました。「Common Vulnerabilities and Exposures」プロジェクト(cve.mitre.org)により、この問題はCAN-2005-0001と命名されています。

実行可能ファイルによってクラッシュにつながるVMAオーバーラップが引き起こされる可能性があるという欠陥が発見されました。Itaniumシステムでは、ローカルユーザが巧妙に作成したELFバイナリを利用し、この欠陥を引き起こす可能性があります。「Common Vulnerabilities and Exposures」プロジェクト(cve.mitre.org)により、この問題はCAN-2005-0003と命名されています。

補助メッセージレイヤ内のscm_send関数に欠陥があることを、iSEC Security ResearchとGeorgi Guninski氏がそれぞれ独自に発見しました。ローカルユーザが巧妙に作成した補助メッセージを利用し、サービス拒否(システムハング)を発生させることが可能です。「Common Vulnerabilities and Exposures」プロジェクト(cve.mitre.org)により、この問題はCAN-2004-1016と命名されています。

2.4.26よりも前のカーネルに影響するload_elf_binaryの欠陥をKirill Korotaev 氏が見つけました。ローカルユーザが巧妙に作成したバイナリを利用し、サービス拒否(システムクラッシュ)を発生させることが可能です。「Common Vulnerabilities and Exposures」プロジェクト(cve.mitre.org)により、この問題はCAN-2004-1234と命名されています。

これらのパッケージでは、io_edgeportドライバの問題(CAN-2004-1017)、 ip_options_getのメモリリーク(CAN-2004-1335)、および一部のドライバでの VM_IOフラグの欠落(CAN-2004-1057)も修正されました。

最近提供されたcmsg_len処理のセキュリティ修正(CAN-2004-1016)が64ビットプラットフォームで32ビット互換性を壊すことを、Olaf Kirch氏が発見しました。この問題を修正したパッチが含まれています。

Fernando Gont氏による最近のInternet Draftで、ICMP Source Quenchメッセージをホストで無視することが推奨されました。このメッセージを無視するようにするパッチが含まれています。

Itaniumを実行しているすべてのRed Hat Enterprise Linux 2.1ユーザは、本エラータに記載されているパッケージにカーネルをアップグレードしてください。

アップデート・パッケージ:

Red Hat Enterprise Linux AS (v. 2.1)

SRPMS:
kernel-2.4.18-e.54.src.rpm     e2044cfd0b7962f469f3d4aef8fd732b
 
IA-64:
kernel-2.4.18-e.54.ia64.rpm     b211cb497dd51a0de76a3ecd27c67df8
kernel-doc-2.4.18-e.54.ia64.rpm     64f1f624cf89003102bceb817a0a7636
kernel-smp-2.4.18-e.54.ia64.rpm     da5a6340cce9eb2de48bed0815a786ab
kernel-source-2.4.18-e.54.ia64.rpm     253939a8b94519d0eb8bf7ef46e9f055
 
Red Hat Linux Advanced Workstation 2.1 for the Itanium Processor

SRPMS:
kernel-2.4.18-e.54.src.rpm     e2044cfd0b7962f469f3d4aef8fd732b
 
IA-64:
kernel-2.4.18-e.54.ia64.rpm     b211cb497dd51a0de76a3ecd27c67df8
kernel-doc-2.4.18-e.54.ia64.rpm     64f1f624cf89003102bceb817a0a7636
kernel-smp-2.4.18-e.54.ia64.rpm     da5a6340cce9eb2de48bed0815a786ab
kernel-source-2.4.18-e.54.ia64.rpm     253939a8b94519d0eb8bf7ef46e9f055
 
(The unlinked packages above are only available from the Red Hat Network)

解決法:

このアップデートを適用する前に、システムに関連するリリース済の errata が適用済であることをご確認ください。
それぞれのアーキテクチャで全てのRPMをアップデートするには、以下のコマンドを実行してください:

rpm -Fvh [filename]

[filename] は、アップデートしたいRPMのファイル名です。現在インストールされているパッケージのみ、アップグレードされます。現在いるディレクトリにインストールしたいRPM *しか* 無い場合には、 ワイルドカード (*.rpm) も使うことができます。
このアップデートは、Red Hat Network 経由でも行なえます。アップデートを適用する非常に簡便な方法です。Red hat Network をご利用になるには、以下のコマンドで、アップデートエージェントを起動してください。

up2date

このコマンドで、システムに適切なRPMをアップグレードする対話形式のプロセスを起動します。

バグジラ:  (詳細は、こちらbugzilla[英語]を御覧ください。)

137822 - CAN-2004-1057 VM_IO refcount issue
142596 - CAN-2004-1017 io_edgeport driver overflows
142731 - CAN-2004-1016 CMSG validation checks (ipf)
142735 - CAN-2004-1335 ip_options_get memory leak (ipf)
143379 - CAN-2004-1234 kernel denial of service vulnerability and exploit (ipf)
144108 - LTC13271- Regression: Fix for E7 can cause sendmsg() to fail
144138 - CAN-2004-1235 isec.pl do_brk() privilege escalation
144408 - CAN-2005-0001 page fault @ SMP privilege escalation
144785 - CAN-2005-0003 huge vma-in-executable bug

参照:

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CAN-2004-1016
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CAN-2004-1017
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CAN-2004-1057
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CAN-2004-1234
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CAN-2004-1235
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CAN-2004-1335
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CAN-2005-0001
http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CAN-2005-0003
http://marc.theaimsgroup.com/?m=109503896031720
http://www.isec.pl/vulnerabilities/isec-0019-scm.txt
http://www.isec.pl/vulnerabilities/isec-0021-uselib.txt
http://www.isec.pl/vulnerabilities/isec-0022-pagefault.txt

キーワード:

errata, kernel, security,



ここに在るパッケージはセキュリティの為、 Red Hat, Inc. によって、 GPG 認証されています。キーは以下から利用可能になっています:
http://www.redhat.com/about/contact.html

各パッケージを確認するには次のコマンドをご利用ください: rpm --checksig filename
各パッケージが壊れていないか、もしくは改ざんされていないかを確認するには、以下のコマンドで MD5 チェックサムをお調べください: rpm --checksig --nogpg filename
注意: GnuPG キーをチェックするためには、RPM 3.0 以上が必要です。