Red Hat Enterprise Linux v.3の機能と特徴
Red Hat Enterprise Linux v.3は2003年9月に発表され、2010年10月までサポートされます。Red Hat Enterprise Linuxご利用のお客様の多くが最新版であるv.4の使用を希望されますが、例えば、既存システムとの整合性を保つ必要がある場合など、システム環境によっては旧リリースの使用を継続される方がよい場合もあります。
ここではRed Hat Enterprise Linux v.3に含まれていた新機能について簡単に説明します。
- 複数のアーキテクチャに対するサポート:
Intel x86、Intel Itanium2、AMD AMD64及びIBM zSeries、POWER Series、S/390 (2004年5月に配布されたUpdate 2によりIntel EM64Tのサポートが追加されました)
- 4-4メモリスプリット:
64GBのメインメモリ及びより大きなユーザーアプリケーションに対応できるようx86システム用のカーネルとユーザーのアドレススペースを増強しました。
- Native Posix Thread Library:
マルチスレッド対応アプリケーションのパフォーマンスを向上させる高性能マルチスレッド機能です。
- Linux 2.4.21カーネルがベース:
Red Hat Enterprise Linuxは安定したLinux 2.4.21カーネルにLinux 2.5/2.6カーネルからの数多くの機能を追加しています。
Red Hat Enterprise Linux v.3 カーネル: Linux 2.4コアにLinux 2.6の機能を搭載をご覧下さい。
- スケーラビリティの向上:
大規模なSMP、メモリ、I/Oシステムの対応によりversion 3はversion 2.1に比べ約2倍の大きさのサーバをサポートできるようになりました。
- version 2.1との互換性:
Version 3には互換ライブラリがあるため修正なしでversion 2.1のアプリケーションを実行することができます。
- 標準と認証:
LSB 1.3及びNIAP Common Criteria *(共通基準)、Section 508サポート
- デスクトップ環境の改良:
Red HatのGNOMEベースグラフィカルユーザーインターフェースやユーザー用統合アプリケーションセットを提供しています。
- セキュリティ機能の強化:
ファイルシステムACLのサポートなど新しい機能がいくつか提供されています。
- Stronghold(ApacheベースのセキュアなWebサーバ)の同梱:
以前はEnterprise Linux AS用のレイヤー製品として別途に提供されていたRed HatのセキュアウェブサーバソリューションがApacheのバージョン2にバージョンアップし、Red Hat Enterprise Linux製品の一部になりました。
- コンパイラ/ツールの改良:
GCC3.2及びデバッキング/プロファイリングツールが提供されています。
- 論理ボリュームマネージャ(Logical Volume Manager):
企業向けの強力なストレージ管理を実現します。
- ネットワーク機能の向上:
安定性とパフォーマンスを改善する機能が満載されています。
- Samba バージョン3に対応:
Microsoft Active DirectoryやWindows 2000/XP/2003印刷サポートとの相互操作性の向上など、新しい機能が満載されています。
- 10種類の言語によるドキュメント及びソフトウェア:
英語、日本語、ドイツ語、ブラジル系ポルトガル語、韓国語、イタリア語、フランス語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、スペイン語に対応。
また、Red Hat Enterprise Linux v.3は1000を越すISVアプリケーションをサポートし、主要OEMサプライヤーにより600以上のハードウェアシステムに関して認定されています。ソフトウェア及びハードウェアのサポートに関する詳細は、Red Hat Software Catalog(英語) / ISV対応リスト(日本)と Red Hat Hardware Compatibility List(英語)をご覧下さい。