Copyright © 2004 Red Hat, Inc.
次のトピックがリリースノートに含まれます。
Red Hat Enterprise Linux インストールプログラム (Anaconda) への変更点
全般事項
ドライバ及びハードウェアサポートへの変更点
パッケージへの変更点
このセクションでは、Red Hat Enterprise Linux インストールプログラムの Anaconda に関連する点を説明します。
イ ンストール済みの Red Hat Enterprise Linux 3 システムを Update 2 にアップグレードするためには、Red Hat Network を使用して変更しているパッケージをアップデートする必要があります。Update 2 へのアップグレードに Anaconda を使用する場合はサポート対象外です。
Anaconda は Red Hat Enterprise Linux 3 Update 2 の新規インストールのみに使用してください。
Red Hat Enterprise Linux 3 Update 2 CD-ROM の内容をコピーする場合は(例、ネットワークベースのインストールのため)、オペレーティングシステムの CD-ROM だけをコピーするよう注意してください。エクストラ CD-ROM や一連の製品 CD-ROM はコピーしないでください。Anaconda が正しく動作するために必要となるファイルを上書きしてしまいます。
これら CD-ROM は Red Hat Enterprise Linux のインストールが終了してからインストールします。
このセクションでは、本リリースノートの他のセクションに特定しない全般事項について説明します。
各種システム設定制限についての情報は次を参照してください。
NIS を使用するときログインを早くするために、NIS クライアントへのグループ関連情報の提供にgroups.bynameマップを使用せず、代わりに netid.byname マップの使用をリクエストできるようになりました。元々、このマップはこのような目的で使用されるものではありませんが、ほとんどの設定で必要な情報を含んでおり、最近の Linux 及び Solaris™ の NIS サーバ上ではデフォルトで生成されます。
この機能を使用できるようにするには、/etc/default/nssで次の行を探します。
# NETID_AUTHORITATIVE=TRUE
次に、テキストエディタを使って先頭の '#' 文字を削除し、完了したら変更を保存します。
netid.bynameマップのクロスチェックは NIS サーバ、クライアントのいずれによっても行われません。従って、netid.bynameが適切な情報を含んでいることを確認するのはシステム管理者の責務となります。
また、services.byservicenameマップを使ってNIS のパフォーマンスを向上させることができます。このマップが存在し正しく構築されていれば、/etc/default/nssで次のように設定するとマップの使用を開始するようにできます。
SERVICES_AUTHORITATIVE=TRUE
services.byservicenameマップにはキーとしてサービス名とエイリアスの両方が含まれ、またプロトコルの指定なしと指定ありの両方が含まれている必要があります。最近更新された Red Hat Enterprise Linux 及び Solaris の NIS サーバは正しく構築されたservices.byservicenameマップを提供しています。
以前の Red Hat Enterprise Linux リリースでは、独立した2つのデバッガが出荷されました — gdb (32ビットアプリケーションのデバッグ用)と gdb64 (64ビットアプリケーションのデバッグ用)
Red Hat Enterprise Linux 3 Update 2 には、シングルデバッカ (gdb という名前)が提供されており、32ビットと64ビットいずれのアプリケーションもデバッグする機能があります。
Red Hat Enterprise Linux 3 Update 2 エクストラ CD-ROM には fonts-monotype パッケージが含まれています。このオプションパッケージにはAgfa Monotype による Albany™、Cumberland™、Thorndale™のフォントが入っています。これらのフォントは、他の一般的なオペレーティングシステムに収録されているコアフォントに近いメトリクスのドキュメントフォントコアセットを提供しています。
Red Hat Enterprise Linux 3 Update 2 は Linux 監査システムの LAuS を特色としています。このシステムは、高度に設定が可能で、堅牢なシステムコール使用のロギングを促進するカーネル常駐コンポーネントとユーザー領域コン ポーネントから構成されています。このリリースノートでは監査システムの組み立て方、作動させるための基本的な情報の概要を説明します。また、この新しい 機能を十分に利用するために役立つ関連ドキュメントについても触れています。
LauS は2種類のコンポーネントから構成されています。
カーネルコンポーネント
ユーザー領域コンポーネント
Red Hat Enterprise Linux 3 Update 2 で提供されるデフォルトのカーネルには、システムコール監査を使用できるようにする変更が含まれています。監査システムを使用しないときは、これらの変更 はニュートラルです。カーネルコンポーネントはキャラクタ特殊デバイスで監査機能へのアクセスを提供しています — /dev/audit。このデバイスで、ユーザー領域デーモン (auditd) が監査機能を有効にしたり無効にすることができるようになり、システムコールの呼び出しがログされる必要があるときに確認するため使用するルールセットをカーネルに提供できます。このデバイスもauditdで使用され、監査ログへの転送のためにカーネルから監査記録を検索します。監査機能の動作の管理及び調整のためのサポートされている ioctl() コール及び /proc/ インターフェースについては audit(4) man ページを参照してください。
カーネルから監査ログに監査記録を転送したり、結果として生じたデータを処理するプログラムがいくつか提供されています。これらのプログラム及びプログラムのドキュメントは laus パッケージにあります。
プ ロセスが監査可能としてカーネルに自身を登録すると、監査機能がプロセスに対して行われます。 この登録は登録プロセスから開始したプロセスすべてに伝達されます。カーネル監査が有効になっているときはすべてのユーザーセッションの監査を確実に行う ように PAM に修正が加えられています。
監査デーモンはサービスとして実行することができ、chkconfig で設定することができます。監査デーモンはスタートアップで /etc/audit/ からいくつかのファイルを読み込みます。
/etc/audit/audit.conf の内容は監査記録をどこにどのように記述するか、ログが使用可能ディスク領域を超過した場合はどうするかを指定しています。/etc/audit/filesets.conf と /etc/audit/filters.conf はシステムコールが監査可能な場合にカーネルが確認するために使用するルールセットを指定します。監査デーモンは -r オプションを付けて実行することもでき、auditd にルールセットを再ロードしてカーネルに変更をすべて伝えるように指示します。詳細については、auditd(8)、audit-filters(5)、audit-conf(5)、audit-filesets(5) の man ページを参照してください。
こ のプログラムはコンテクスト自体及びプログラムがそのコマンドラインで指定した execs の監査を有効にします。一般的にはユーザーセッション部分ではないプロセスでの監査を有効にするのに使用します。詳細については、aurun(8) man ページを参照してください。
このプログラムは audit ログの内容を標準出力に書き込みます。また、必要とされる詳細レベルを指定するオプションもあります。詳細については aucat(1) man ページを参照してください。
こ のアップデートにはいくつかのドライバのバグ修正が含まれています。以下の一覧が重要なドライバのアップデートです。いくつかは、オリジナルのドライバが 違う名前で保存されており、後日最新バージョンにドライバの設定を移行したい企業などのためにデフォルトではない代替として利用できるようになっていま す。
ほとんどの場合、各アップデートに保存される旧リビジョンのドライバは1つのみのため、次回 Red Hat Enterprise Linux アップデートを適用する前に、最新ドライバへの移行を完了してください。
また、このリリースノートではこのカーネルアップデートから削除されている旧リビジョンのドライバを示しています。これらドライバには、基本ドライバ名とリビジョンのデジット番号が付いています。例えば、megaraid_2002.oなどです。これらドライバはこのカーネルアップデートをインストールする前に /etc/modules.conf から削除する必要があります。
使用中のドライバを確認するのに最も信頼できる方法は /etc/modules.conf の内容を確認することだけですので注意してください。lsmod コマンドはこのファイルを調べるわけではないので代わりになりません。
IBM ServeRAID (ips ドライバ)
ipsドライバは 6.10.52 から 6.11.07 に更新されています。
新しいドライバは scsi/ips.o です。
旧ドライバは addon/ips_61052/ips_61052.o として保存されています。
6.00.26 ドライバ (ips_60026.o) は削除されています。
LSI Logic RAID (megaraid ドライバ)
megaraid2 ドライバは v2.00.9 から v2.10.1.1 に更新されています。
新しいドライバは scsi/megaraid2.o です。
旧ドライバは addon/megaraid_2009/megaraid_2009.o として保存されています。
デフォルトドライバは v1.18k ドライバ (megaraid.o) のままです。
LSI Logic MPT Fusion (mpt* ドライバ)
これらのドライバは 2.05.05+ から 2.05.11.03 に更新されています。
新しいドライバは message/fusion/ にあります。
旧ドライバは addon/fusion_20505/に保存されています。
Compaq SA53xx Controllers (cciss ドライバ)
cciss ドライバは 2.4.47.RH1 から 2.4.50.RH1 に更新されています。
QLogic Fibre Channel (qla2xxx ドライバ)
これらのドライバは 6.06.00b11 から 6.07.02-RH2 に更新されています。
新しいドライバは addon/qla2200/ にあります。
旧ドライバは addon/qla2200_60600b11/ に保存されています。
QLA2100 アダプタは QLogic によって撤収されていますので注意してください。このアダプタは QLogic または Red Hatでサポートされなくなりました。従って、このドライバは kernel-unsupported パッケージにあります。
IBM PPC Linux RAID アダプタ (ipr ドライバ)
このドライバはエクストラ 以前 CD-ROM にあった場所からメインのカーネル パッケージに統合されています。現在のバージョンは is v1.0.3 で、addon/ipr/ にあります。
さらに、iprutils パッケージが IBM PPC Linux RAID アダプタ経由で接続された RAID アレイの設定及び管理用に収録されています。
Intel PRO/1000 (e1000 ドライバ)
このドライバは 5.2.20-k1 から 5.2.30.1-k1 に更新されています。
Broadcom Tigon3 (tg3 ドライバ)
このドライバは v2.3 から v2.7 に更新されています。
Network Bonding (bonding ドライバ)
このドライバは 2.2.14 から 2.4.1 に更新されています。
Serial ATA (libata ドライバ)
このドライバはバージョン 1.01 に更新されています。
このセクションでは、Update 2 の一部として Red Hat Enterprise Linux 3 から更新または追加されている パッケージを一覧にしています。
このパッケージ一覧には Red Hat Enterprise Linux 3 の全種類からのパッケージが含まれます。ここに記載されているパッケージがご利用のシステムに含まれていないこともあります。
以下のパッケージは オリジナルのRed Hat Enterprise Linux 3 リリースから更新されています。
anaconda
anaconda-images
anaconda-runtime
ant
ant-devel
ant-libs
arptables_jf
arpwatch
at
binutils
clumanager
comps
cpp
cvs
cyrus-sasl
cyrus-sasl-devel
cyrus-sasl-gssapi
cyrus-sasl-md5
cyrus-sasl-plain
dev
devlabel
distcache
distcache-devel
eclipse
elfutils
elfutils-devel
elfutils-libelf
ethereal
ethereal-gnome
firstboot
fontconfig
fontconfig-devel
freeradius
freeradius-mysql
freeradius-postgresql
freeradius-unixODBC
gaim
gcc
gcc-c++
gcc-c++-ppc32
gcc-c++-ssa
gcc-g77
gcc-g77-ssa
gcc-gnat
gcc-java
gcc-java-ssa
gcc-objc
gcc-objc-ssa
gcc-ppc32
gcc-ssa
GConf2
GConf2-devel
gdb
gdk-pixbuf
gdk-pixbuf-devel
gdk-pixbuf-gnome
gdm
glibc
glibc-common
glibc-debug
glibc-devel
glibc-headers
glibc-profile
glibc-utils
gnome-mime-data
gnome-panel
gnupg
hotplug
httpd
httpd-devel
hwdata
initscripts
iproute
ipsec-tools
iptables
iptables-ipv6
kbd
kdegames
kdegames-devel
kdepim
kdepim-devel
kernel
kernel-doc
kernel-source
kernel-unsupported
kernel-utils
kinput2-canna-wnn6
krb5-devel
krb5-libs
krb5-server
krb5-workstation
kudzu
kudzu-devel
lftp
libf2c
libgcc
libgcc-ssa
libgcj
libgcj-devel
libgcj-ssa
libgcj-ssa-devel
libgnat
libmudflap
libmudflap-devel
libobjc
libpcap
libstdc++
libstdc++-devel
libstdc++-ssa
libstdc++-ssa-devel
libxml2
libxml2-devel
libxml2-python
MAKEDEV
mdadm
modutils
modutils-devel
mod_python
mod_ssl
mozilla
mozilla-chat
mozilla-devel
mozilla-dom-inspector
mozilla-js-debugger
mozilla-mail
mozilla-nspr
mozilla-nspr-devel
mozilla-nss
mozilla-nss-devel
mutt
net-snmp
net-snmp-devel
net-snmp-perl
net-snmp-utils
netdump
netdump-server
netpbm
netpbm-devel
netpbm-progs
nfs-utils
nptl-devel
nscd
nss_ldap
openssh
openssh-askpass
openssh-askpass-gnome
openssh-clients
openssh-server
openssl
openssl-devel
openssl-perl
openssl096b
oprofile
oprofile-devel
pam
pam-devel
pam_krb5
popt
postfix
ppc64-utils
pwlib
pwlib-devel
quagga
quagga-contrib
quagga-devel
rdist
redhat-config-cluster
redhat-config-kickstart
redhat-config-network
redhat-config-network-tui
redhat-config-packages
redhat-config-printer
redhat-config-printer-gui
redhat-config-xfree86
redhat-rpm-config
rh-postgresql
rh-postgresql-contrib
rh-postgresql-devel
rh-postgresql-docs
rh-postgresql-jdbc
rh-postgresql-libs
rh-postgresql-pl
rh-postgresql-python
rh-postgresql-server
rh-postgresql-tcl
rh-postgresql-test
rhdb-admin
rhdb-docs
rhdb-explain
rhpl
rpm
rpm-build
rpm-devel
rpm-python
rpmdb-redhat
rsync
samba
samba-client
samba-common
samba-swat
sendmail
sendmail-cf
sendmail-devel
sendmail-doc
shadow-utils
slocate
strace
strace64
struts
sysklogd
sysstat
SysVinit
tcpdump
unixODBC
unixODBC-devel
unixODBC-kde
up2date
up2date-gnome
vsftpd
xemacs
xemacs-el
xemacs-info
XFree86
XFree86-100dpi-fonts
XFree86-75dpi-fonts
XFree86-base-fonts
XFree86-cyrillic-fonts
XFree86-devel
XFree86-doc
XFree86-font-utils
XFree86-ISO8859-14-100dpi-fonts
XFree86-ISO8859-14-75dpi-fonts
XFree86-ISO8859-15-100dpi-fonts
XFree86-ISO8859-15-75dpi-fonts
XFree86-ISO8859-2-100dpi-fonts
XFree86-ISO8859-2-75dpi-fonts
XFree86-ISO8859-9-100dpi-fonts
XFree86-ISO8859-9-75dpi-fonts
XFree86-libs
XFree86-libs-data
XFree86-Mesa-libGL
XFree86-Mesa-libGLU
XFree86-sdk
XFree86-syriac-fonts
XFree86-tools
XFree86-truetype-fonts
XFree86-twm
XFree86-xauth
XFree86-xdm
XFree86-xfs
XFree86-Xnest
XFree86-Xvfb
ypbind
ypserv
以下のパッケージが Red Hat Enterprise Linux 3 Update 2 に追加されました。
commons-dbcp
commons-dbcp-devel
commons-pool
commons-pool-devel
compat-libstdc++
eclipse-lomboz
elfutils-libelf-devel
iprutils
jaf
jaf-devel
java-javadoc
javamail
javamail-devel
jpackage-utils
junit
junit-devel
laus
laus-devel
mtx
mysql-jdbc
rh-cs-de
rh-cs-es
rh-cs-fr
rh-cs-it
rh-cs-ja
rh-cs-ko
rh-cs-pt_br
rh-cs-zh_cn
rh-cs-zh_tw
rhdb-cc
rhgb
sg3_utils
struts-webapps
以下のパッケージが Red Hat Enterprise Linux 3 Update 2 から削除されています。
dietlibc
gdb64
mod_jk2
mod_webapp
mozilla-psm
( ppc )