ベースのRed Hat Enterprise Linux製品では、Red Hat Enterprise Linuxバージョン5とバージョン4 Update 5について、パラバーチャリゼーションゲストオペレーティングシステムをサポートできます。また、Red Hat Enterprise Linuxのすべてのバージョンについて、フルバーチャリゼーションゲストをサポートできます。サードパーティ製オペレーティングシステムをホスティングすることも可能です。
合計4つのゲストオペレーティングシステムを構成できます。パラバーチャリゼーションゲストは、任意の32ビットx86(PAEサポート付き)または64ビットx86上で構成できます。フルバーチャリゼーションゲストのサポートには、Intel Virtualization TechnologyおよびAMD-Vプロセッサで提供されるハードウェア機能が必要です。
Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform では、無制限にホスティングできるゲストオペレーティングシステムの数を制約するものは、物理ハードウェアリソースだけです。
利点:仮想化システムは、次のように多くの魅力的な機能を提供します。
仮想化について次の包括的な管理機能が提供されます。
仮想化環境の容易で包括的な管理
Red Hat Enterprise Linux 以下のようなシステム環境やアーキテクチャをサポートしています。
Red Hat Enterprise Linux 5はLinux 2.6.18カーネルに基づいており、以前のリリースに比べて数多くの機能拡張が組み込まれています。次のようなものがあります。
メモリ、CPU、I/O、ネットワーキングなど、全体にわたってパフォーマンスとスケーラビリティが向上します。
Security Enhanced Linux(SELinux)は、MLS(Multi Level Security)ポリシーのサポートを提供します。
Red Hat Enterprise Linux 5のサービスは、すべてtargetedポリシーで提供され、デフォルトで有効になっています。
SELinux Troubleshooterが組み込まれ、使いやすさが大幅に向上しました。これは、セキュリティアラートが発生した場合の正しい措置についてシステム管理者に指針を与えるGUIベースのアナライザです。
このディストリビューションは、より厳格なランタイムバッファ境界チェックを提供するfortify-sourceコンパイラフラグを使用して構築されているため、システムセキュリティが全体として強化されています。
利点:Red Hat Enterprise Linuxは、業界最高レベルの革新的なセキュリティを提供します。セキュリティ管理は大幅に簡素化されます。
ファイルシステム動作、プロセスシステムコール、ユーザ操作(パスワード変更など)、アカウントの追加/削除/変更、認証サービスの使用、構成変更(時間変更など)といった、システム全体に対する活動と修正を追跡します。強力な検索およびレポート作成ツールが提供されます。また、発生するイベントをアプリケーションで分析し、それらに対処することを可能にする、独特なリアルタイムインタフェースも用意されています。
利点:監査によって、Red Hat Enterprise Linux 5は、CAPP/LSPPやNISPOMといった米国政府の認証を満たすことができます。また、各組織がSarbanes-Oxley法やHIPAA法などの規制上の要件を満たす上でも役立ちます。
システムの拡張と仮想化の採用を簡素化するため、Red Hat Enterprise Linux 5には、3つの分散型システムテクノロジの単一システム/ゲストバージョンが含まれています。
これらのテクノロジを使用する単一のシステムまたは仮想化ゲストは、Red Hat Enterprise Linux Advanced Platformにアップグレードすることによって、容易にマルチシステムおよびマルチゲスト構成で動作するようにアップグレードできます。このアップグレードによって、LVM、GFS、DLMのマルチシステムおよびマルチゲスト(クラスタ全体)バージョンが提供されます。このシームレスな移行によって、スタンドアロンサーバからマルチシステムまたは仮想化構成へ移行する際のストレージサブシステムの再マッピング、ディスクパーティションの再フォーマット、アプリケーション同期化ルーチンの書き換えなどが不要になります。
利点:ファイルシステムおよび論理ボリューム構成の一貫性を維持しながら、仮想化されていない小規模システムを大規模な構成にアップグレードします。
次のような多数の新しい機能が提供されます。
ストレージのスケーラビリティとセキュリティが強化され、同時に設定が簡素化されています。
UNIXとの相互運用のための新しいAutoFSおよびNFSv4機能には、次のものが含まれます。
UNIX環境との安全なハイパフォーマンスの相互運用性
Sambaは、Microsoft Windowsのファイルおよびプリント(CIFS)システムとの相互運用性を提供します。新しい機能には、Microsoft Active Directory ®との統合強化、たとえば、ユーザおよびグループマッピングの一貫性の向上や、ネストされたグループのサポートの改良などがあります。広範な開発作業と数多くの機能拡張によって、サブシステム全体の品質と安定性が向上しています。
利点:Microsoft Windows形式のファイル/プリントおよび認証環境との互換性の高い安定した統合
Red Hat Enterprise Linux 5は、GCC 4.1およびGlibc 2.4ツールチェーンを提供します。カーネルモードおよびユーザモードのプロファイリングツールとデバッグツールであるSystemTapとFryskによって、アプリケーション開発が簡素化されます。
利点:強化されたコンパイラとツールによって、アプリケーションのパフォーマンスが向上し、アプリケーション開発が簡素化されます。
Red Hat Enterprise Linux 5には、バージョン3および4上でビルドされたアプリケーションを再コンパイルなしで実行できる互換性ライブラリが含まれています。
利点:ユーザモードのアプリケーションをリビルドする必要がありません。
Red Hat Networkのup2dateは、業界標準のYumアップデータとPupグラフィカルインタフェースに置き換えられました。Yumプラグインは、Red Hat Networkのコンテンツチャネルへのアクセスを提供します。
利点:改良された業界標準のソフトウェアインストーラおよびアップデータにより、パブリックソフトウェアリポジトリに直接アクセスできます。