第 10章イメージの使用

イメージファイルには数種のタイプが有ります。その幾つかは、複雑な ソフトウェアパッケージを使用して作成されていますが、他にデジタルカメラや スキャナなどで作成されたものも有ります。インターネットでダウンロードしたり、 受信したEメールから取り込んだものも有るでしょう。自分でイメージを作成して 他の人に送りたいこともあります。Red Hat Linuxに含まれている多くのアプリケーションを 使用して、イメージファイルのほとんどの一般的な種類を表示したり、操作したり することが出来ます。

イメージの表示

このセクションでは、イメージ表示の為の一般的なツールについて、 説明します。使用できるツールである種の物は、イメージの表示を拡張するような さまざまな機能を持った特殊化したアプリケーションがあります。しかし他に、全般 使用目的のイメージ表示機能だけのブラウザなどもあります。

Nautilusを使用してイメージの表示

Nautilusはデスクトップ環境用の全般用途の ファイルマネジャ兼ブラウザです。Nautilusは 単なるイメージビューア以上の多くの機能を持ちますが、このセクションでは 基本的なイメージブラウザとして使用します。Nautilusの 詳細については第1章を御覧下さい。

Nautilusは、その使い易さで知られており、他のファイルタイプを処理する のと同じ位の能力で、イメージも処理します。Nautilusで、イメージ集を 閲覧するには ホームディスクトップのアイコンをダブルクリックします。

ホームディレクトリにすべてのファイルやフォルダが表示されて出て来ます。 イメージ(又は、イメージを含むフォルダ)をダブルクリックすると、 Nautilusは、新しいファイル又は、フォルダ をブラウザウィンドウの中に開きます。図10-1Nautilusが自動的にフォルダ内のイメージのサムネイルを 作成しているところを表示しています。:

図 10-1. Nautilus内のフォルダの内容

サムネイルアイコンのいずれかをダブルクリックしてその本来のサイズで イメージを表示します。イメージがブラウザ画面の中にロードされ、左側の パネルにはサムネイル表示と共にファイルの詳細情報が出ます。そのファイル 情報の下にはファイル操作の高度なオプションがあります。ディフォルトでは Nautilusそのものよりも上級イメージ機能を持つ 活発なイメージビューア、Eye of Gnomeで ファイルを開くことが出来るオプションを提供しています。

Nautilus内で表示されるイメージのサイズを 増加したり、減少したりする為に、ロケーションバーにある拡大レンズをクリック すると以下の様になります。図10-2:

図 10-2. Nautilusのズーム機能

+ アイコンをクリックして表示サイズを大きくします。 又は - をクリックして小さくします。

Konquerorでイメージを表示

Konquerorファイルマネジャを使用しても イメージの表示ができます。KDEをディフォルトのデスクトップ環境として 選択している場合は、ホームディレクトリのデスクトップアイコンをクリックして Konquerorファイルマネジャにアクセスします。:

Konquerorをイメージブラウザをして使用する場合も Nautilusと同様な作業になります。 自動生成のサムネイルアイコンとしてフォルダー内のイメージファイルを 表示するように Konquerorを設定するには、 View => Preview => Imagesの順で選択します。サムネイルアイコンを クリックしたときに、図10-3に示される様に ブラウザーが本来のサイズでそのイメージを表示します。

図 10-3. Konquerorでイメージの表示

Konqueror内でズームインとズームアウトをするには、 最初にイメージを描写する方法を変更する必要があります。上部のツールバーから View => View Mode => KViewと進みます。これでイメージが再表示されて 図10-4に示してあるように、ツールバー上の 2つの拡大レンズを使用してズームインとズームアウトが可能になります。

図 10-4. Konquerorツールバーのズームボタン

GIMPでも同じようにして、より高度なイメージ ビューアでイメージを開くことができます。イメージを右クリックして、 ...で開くを選択します。出て来たメニューから開くために使用する アプリケーションを選択します。GIMPを起動するには、 グラフィックスを選択して、アプリケーションの一覧を スクロールします。GIMPのアイコンをクリックして、 OKボタンをクリックすると、図10-5 の様になります。

図 10-5. ...で開く のダイアログボックス

GQviewの使用

GQview は、GNOMEデスクトップユーザーにとって、 パワーフルなイメージビューアで、以下を含む数種のイメージファイル形式を サポートします。:

  • JPG/JPEG

  • GIF

  • PGM

  • XPM

  • PNG

  • PCX

  • TIF/TIFF

  • PPM

  • BMP

GQviewは、フォルダ内のファイル集を閲覧するだけで なく、個別のイメージファイルを表示するのにも役に立ちます。拡大/縮小 の機能やディレクトリ内のすべてのイメージファイルのサムネイルもサポートします。 上記にリストされている簡単なイメージビューアにはないような高度なオプションも 幾つかサポートします。

GQviewはデスクトップパネルからスタート出来ます。 このアプリケーションをスタートするにはMain Menu => Programs => Graphics => GQviewと進んで行きます。シェル又はターミナルに 入っている場合は、gqviewとタイプしてアプリケーションを開始 します。開始した時点で、ディフォルトのGQviewは ユーザーのホームディレクトリを閲覧します。このディレクトリにいくつかイメージが ある場合、ギャラリーパネルが自動的にサムネイルを生成して、強調表示と メインディスプレー への表示ができるようになります。

図 10-6. GQview.jpgイメージ表示

GQviewのインターフェイスは 単純明解なものです。 ツールバーはディスプレーウィンドウにイメージを適合できて、ズームイン/ ズームアウト及び、サムネイル表示とテキストのみのブラウザ間の往復も実行 出来ます。また、イメージディレクトリの特定のパス名を入力できるテキスト 欄もあります。ディスプレー部のイメージを右クリックすると、名前の変更、 移動、コピーなどのそのイメージサイズや他のファイルオプションのポップアップ メニューが出ます。そのポップアップメニューの中ではサムネイルファイル パネルを表示/非表示が選択でき、ウィンドウ枠と全画面モードとの往復操作も 出来ます。

GQviewの中の機能を合成して、ディレクトリ内の イメージグループ用のダイナミックな演出を創作でます。ツールバーの下のテキストフィールド には、イメージが収納されているディレクトリのパス名を入力して、左側のサムネイル リストパネルの最初のイメージを強調表示します。そこで[V]キーを押し、 次に[S]キーを押すと、全画面のスライドショウが始まり、GQview が、デスクトップ全面で黒い背景の中に、イメージを表示します。ディフォルトでは、 スライドショウはそれぞれのイメージを15秒だけ表示します。[S]キーを 押せば、何時でもスライドショウを止めたり復帰したりできます。スライドショウが終了すれば [V]キーを押して、全画面表示を止めます。

GQviewは、またデスクトップの壁紙を簡単にそして迅速に 変更するのにも使用できます。イメージを右クリックして、編集 => 壁紙として設定と選択していきます。編集 メニューからは、GIMP,Xview, そして Xpaintを含む多くのイメージ編集ユーティリティを開く 選択ができます。

GQviewの使用で、設定ボタンを 押して、数種の設定をカスタマイズできます。:

設定ポップアップメニューは上級ユーザーに幾つかの設定オプションを 与えます。スタートアップのディレクトリのカスタマイズ、サムネイルサイズの変更、 それに、リストにない物を使用したい場合、ファイルを操作するためにディフォルトの イメージエディタを変更することなどが可能です。

図 10-7. GQviewオプションのダイアログボックス