第 3章ディスケット(フロッピィディスク)と CD-ROM

ディスケットと CD-ROMを Red Hat Linuxで使用するには、リモーバブルメディアについて 少々の理解が必要です。この章では、ファイルのディスケットへの書き込みとディスケットからの 読み込みに付いて、及び フォーマットの仕方、CD-ROMからの読み込みとコピーの仕方などに ついて説明します。この章では、さらにCD-ライタブル(CDR)と、CDリライタブル(CDRW)ドライブに 付いての説明も含まれています。

ディスケットの使用

ディスケットは、パソコン用に使用可能なリモーバブルメディアソリューションの 中で一番古い物の1つです。 ディスケットは、物理的に移動する必要のあるファイル用に 理想的な移動用媒体です。例えば、2つのパソコンが同じネットワーク上に ない場合、ディスケットは一つのコンピュータから別のコンピュータにファイルを移動するのに すばらしい道具となります。

ディスケットのマウントとアンマウント

ディスケットは使用前に、マウントする必要があります。ディスケットドライブにディスケットを 挿入して、プロンプトでmount /mnt/floppy/とタイプします。

ディスケットのファイルシステムが/mnt/floppyディレクトリに マウントされると、ドライブの作動ライトが点滅します。

そうするとcd /mnt/floppy/コマンドでそのディレクトリに 移動して、ディスケットの内容へアクセスできます。

ディスケットをマウントする別の方法として、デスクトップ上で右クリックして Disks =>Floppyと選択して行きます。 これがディスケットをマウントしてデスクトップにアイコンを追加しますので、 それをダブルクリックしてディスケットの内容を見ることができます。 .

ディスケットがマウントされると、それからのコピーや、書き込みの 為の使用が可能になります。ハードドライブで実践しているのと同様に ディスケットでファイルの展開、保存、コピーなどが出来ます。さらに Nautilus(図3-1に 表示しています)又はKonquerorの中でディスケットの 内容を探索することも出来ます。

図 3-1. Nautilusでディスケットの内容を表示

ディスケットの使用が終了すると、それをドライブからイジェクトする前に アンマウントする必要があります。そうするには、まずディスケット上のファイル使用で 又は、その内容を探索(NautilusKonquerorで) するのに使用したアプリケーションを閉じます。そして、シェルプロンプトで次のコマンドをタイプします。:

umount /mnt/floppy/

GNOMEを使用している場合は,ディスケットのアンマウントは、 アイコン上で右クリックして、メニューからUnmount Volumeを選択します。

これでドライブからディスケットを安全にイジェクトすることが出来ます

MS-DOS形式のディスケットの読み込み

MS-DOS でフォーマットされてディスケット使用している場合、その中に有る ファイルはmtoolsユーティリティを使用してアクセスできます。

mtools は、ディスケットの操作でコピー、移動、削除、フォーマットなどの 幅の広いオプションを持っています。mtoolsについてもっと調べるには、 シェルプロンプトでman mtoolsとタイプしてください。

例えば、 MS-DOS 形式のディスケットのファイルをコピー(Windows systemからなど)する には、シェルプロンプトで次のコマンドを入力します。

mcopy a:thisfile.txt 
thisfile.txt

thisfile.txt は,ディスケットドライブ(drive A:)から ユーザーがmcopy コマンドを発行した時に入っていたディレクトリに コピーされます。自分のホームディレクトリに居た場合は、そこにthisfile.txtが あるはずです。

MS-DOS形式のディスケットの内容を表示したい場合は、プロンプトでmdirと タイプします。そうすると、ディスケットの内容が表示されます。ディレクトリの一覧は、MS-DOSの dir一覧形式のスタイルで設定してあるので、MS-DOS又はWindowsユーザーには 見慣れた物でしょう。 例えば、
[joe@localhost joe]$ mdir a: Volume in drive A has no label Volume Serial Number is 0000-0000Directory for A:/FOOBAR TXT 6004 01-01-1999 1:01 ZZTOP COM 1533 01-01-1999 1:01 TAXES99 XLS 26469 01-01-1999 1:01 THISFILE TXT 277 01-01-1999 1:01 COMMAND COM 93890 01-01-1999 1:01 5 files 128 173 bytes 1 271 827 bytes free

ディスケット上のサブディレクトリを変更するには、プロンプトで以下のコマンドをタイプします。

mcd a:subdir

上記のコマンドの中で、 subdirにはアクセスしたい サブディレクトリの名前を入れます。

MS-DOS ディスケットにLinuxファイルを書き込む

WindowsのマシンでLinuxファイルを読む為にMS-DOS形式のディスケットに Linuxマシンからファイルをコピーするには、先ず、Windows OSを使用するか又は Linuxマシン内でgfloppyを使用して、ディスケットを MS-DOS (FAT)にフォーマットしておきます。(gfloppyの使用を 参照)。そして、それをディスケットのマウントとアンマウントに説明してあるように、 Linuxにマウントします。 以下のコマンドを使用してファイルをコピーします。( filenameには、コピーしたいファイルの名前を入れます。)

cp filename /mnt/floppy

それからディスケットをアンマウントして、ドライブからイジェクトする ことが出来ます。これでディスケットの中に作成された新しいファイルは Windowsマシンからアクセスできます。

ディスケットのフォーマット

Red Hat Linux用に特定してディスケットを使用するには、ディスケットをにext2ファイルシステムに フォーマットする必要があります。ext2ファイルシステムはRed Hat Linuxにサポートされている ファイルシステムの1つで、ディスケットフォーマットにおいてはディフォルトの方法です。

警告警告
 

ディスケットをフォーマットすると中に存在する内容を抹消することに なります。必要なファイルは必ず、ディスケット上で以下の様な操作をする前に、バックアップを とっておくようにして下さい。

ディスケット上にext2ファイルシステムを作成すると、ハードドライブ内のディレクトリや ファイルと同じように、その内容を取り扱うことができます。

gfloppyの使用

gfloppyをスタートするには、 Main Menu => Programs => Utilities => gfloppyの順で進みます。 シェルプロンプトから、/usr/bin/gfloppyとタイプします。 図3-2に示してあるように gfloppyの インターフェイスは小さくて、少しのオプションしかありません。 ディフォルトの設定で、ほとんどのユーザーとニーズに十分なはずです。 しかし、希望するならMS-DOSファイルシステムタイプでディスケットを フォーマットすることができます。また、フロッピィディスクの密度も 選択できます。(通常の高密度3.5" 1.44MBディスケットを使用していない 場合) さらに、以前にディスケットがext2でフォーマットされている場合、 quick formatも選択することができます。

図 3-2. gfloppy

ディスケットを挿入して、目的に合うセッティングをします。そして、 フォーマットをクリックします。ステイタスボックスが メインウィンドウの上部に現れて、フォーマットの状況と確認事項を表示します。 (図3-3を参照してください。) フォーマットが完了すると、ディスクをイジェクトしてgfloppyを 終了します。

図 3-3. gfloppyのステイタスボックス

KFloppyの使用

ext2 又は MS-DOS用にディスケットをフォーマットする別の方法として、 KFloppyの使用があります。このユーティリティを スタートするには、Main Menu => Utilities => KFloppy (Floppy Formatter)と進みます。 そうすると、図3-4に示してあるように、 グラフィカルインターフェイスが提示されます。

図 3-4. KDE フロッピィフォーマッタ

フォーマットするディスケットを挿入して、適切なラジオボタンの選択で、 クィックフォーマットか又は完全フォーマットを するか選択します。フォーマット中にディスケット上の不良セクター及びブロックをチェックするには 検証チェックボックスを選択します。

フォーマットを開始するには、フォーマットボタンを 押します。そうすると別のウィンドウが出て来てディスケットをフォーマットすることを 確認してきます。続行を押すとこのウィンドウはなくなり、 フォーマットが始まります。ウィンドウの下部にステイタスバーが出て来て、フォーマットの 進行状況を表示します。ディスケットがフォーマットされるとフォーマットが完了したことを 示す案内が出ます。OKをクリックして、ディスケットを取り出し、 終了を押してアプリケーションを閉じます。

mke2fsの使用

mke2fs コマンドは、ハードディスクパーティションや フロッピィディスク(このケースでは)などのデバイス上にLinux ext2ファイルシステム を作成するために使用されます。 mke2fsは基本的には、 デバイスをフォーマットして、空のLinux互換のデバイスを作成して、 ファイルやデータが保存できるようにします。

ドライブにディスケットを挿入して、シェルプロンプトで以下のコマンドを入力 します。

/sbin/mke2fs /dev/fd0

Linuxシステム上では、/dev/fd0は最初のディスケットドライブの ことです。コンピュータが複数のフロッピィディスクドライブを搭載している 場合は、最初のフロッピィドライブが/dev/fd0となり、 2番目は /dev/fd1となります

mke2fs ユーティリティは、数多くのオプションを持っています。 -cオプションは、ファイルシステムを作成する前に、デバイス内の 不良ブロックをチェックします。他のオプションはmke2fsのmanページ に説明がありますので御覧下さい。

ディスケット上に ext2 ファイルシステムを作成すると、いつでもRed Hat Linuxシステムで 使用できる状態になっています。