プロファイルの作業

各物理ハードウェアデバイス用に複数の論理ネットワークデバイスが作成できます。 例えば、システム内に1つだけイーサネットカードがある場合(eth0)、別の名前と 別の設定オプションで論理ネットワークデバイスを作成し、それをすべてeth0に 関連付けることが出来ます。

論理ネットワークデバイスはデバイスエイリアスとは異なります。同一物理デバイスに 所属する論理ネットワークデバイスは、別々のプロファイルで存在する必要があり、 同時に起動することは出来ません。デバイスエイリアスも同じ物理ハードウェアデバイスに 属しますが、同一物理ハードウェアデバイスのデバイスエイリアスは同時に 起動することが可能です。デバイスエイリアスの作成に関する詳細は、 デバイスエイリアスを参照して下さい。

プロファイルは、異なるネットワークの為に複数の 設定セットを作成するのに使用されます。設定セットは論理デバイスだけでなく ホストやDNSの設定も含むことが出来ます。プロファイルを設定した後は、 ネットワーク アドミニストレーション ツールを使用して、複数のプロファイルを 切替えることが出来ます。

デフォルトでは、共通と呼ばれるプロファイルが1つだけ あります。新規のプロファイルを作成するには、使用中のプロファイル 枠の中の新規ボタンをクリックします。そしてそのプロファイル用の 独自の名前を入力します。

新規のプロファイルを作成した後、すべてのプロファイル用のデバイスが すべて一覧表示されていない場合は、追加ボタンを クリックして追加します。物理デバイス用にあるデバイスがすでに存在する 場合は、コピーボタンをクリックしてその既存の デバイスの複製を作ります。追加ボタンを使用すると ネットワークエイリアスが作成されますので、これは正しくありません。 デバイス名はコロンに続く番号で終了してはいけません。

デバイスの一覧の中に、プロファイルとラベルの 付いたチェックボックスの列があります。それぞれのプロファイル用に、 デバイスに対しチェックを入れたり外したりすることが出来ます。そして チェックのあるデバイスのみが現在選択中のプロファイルに含まれます。

例えば、 図11-17eth0_officeと いう論理デバイスを持つオフィスと呼ばれるプロファイルを示しています。 これは、DHCPを使用した一番目のイーサネットカードを起動するように設定されています。

図 11-17. オフィスプロファイル

図11-18に表示してあるようにホームプロファイル はeth0_home論理デバイスを起動します。これは eth0と関連していて、静的IPアドレスを 使用するように設定されています。

図 11-18. ホームプロファイル

eth0はオフィスプロファイルの中だけで起動するようにして、 ppp(モデム)デバイスはホームプロファイルの中だけで起動する ように設定できます。もう1つの例は、共用プロファイルで eth0を起動して、外用プロファイルでは、旅行中のpppデバイスを 起動させるようにすることもできます。

プロファイルはブート時に起動することは出来ません。共有プロファイル内の デバイスでブート時に起動する設定を持つものだけが、ブート時に起動します。システムが起動した後、 次のコマンドを実行してプロファイルを有効にします。(<profilename>は プロファイルの名前で入れ換えます)

redhat-config-network-cmd --profile <profilename>