キックスタートファイルには、次のオプションを記述することができます。キックスタートファイルを 作成するのにグラフィカルインターフェイスを使用する場合は、Kickstart Configurator アプリケーションを使用できます。 詳細については第7章を参照して下さい。
![]() | 注意 |
|---|---|
オプションの後にイコールマーク(=)が来る場合は、その値をその後で指定する必要があります。 例に上げているコマンドでは、角カッコ([])内のオプションはコマンド用のオプション引数です。 |
interactiveと類似していますが、このコマンドでは次の画面が自動的に表示されます。おもにデバッグに使用します。
システムに関する認証オプションをセットアップします。インストール後に使うauthconfigコマンドと似ています。デフォルトの場合、パスワードは通常の暗号化が適用され、シャドウ化はされません。
ユーザーのパスワードにMD5暗号化を使います。
NISサポートを有効にします。 デフォルトでは、--enablenisを指定するとネットワーク上で見つかった 任意のドメインが使用されるため、必ず--nisdomain=オプションでドメインを指定してください。
NISサービスに使うNISドメインの名前。
NISサービスに使うサーバー(デフォルトではブロードキャスト)。
シャドウパスワードを使います。
/etc/nsswitch.conf内のLDAPサポートを有効にします。これによりシステムは ユーザーに関する情報(UID、ホームディレクトリ、シェルなど)をLDAPディレクトリから取得できるようになります。 このオプションを使うためには、nss_ldapパッケージをインストールしておく必要があります。 --ldapserver=と--ldapbasedn=を使用して、サーバーとベースDNの指定も必要です。
認証手段としてLDAPを使います。この場合、LDAPディレクトリを使ってパスワードを認証し、変更するためのpam_ldapモジュールが有効になります。このオプションを使うためには、nss_ldapパッケージをインストールしておく必要があります。--ldapserver=と--ldapbasedn=を使用して、サーバーとベースDNの指定も必要です。
--enableldapまたは--enableldapauthを指定した場合、利用するLDAPサーバーの名前。このオプションは/etc/ldap.confファイルで設定します。
--enableldap又は--enableldapauthを指定した場合、ユーザー情報の格納場所であるLDAPディレクトリツリーにおけるDN(識別名)。このオプションは/etc/ldap.confファイルで設定します。
TLS(Transport Layer Security)ルックアップを使用します。このオプションによって、LDAPは認証前に暗号化したユーザー名とパスワードをLDAPサーバーに送信できます。
Kerberos 5を使ってユーザーを認証します。Kerberos自体にはホームディレクトリ、UID、あるいはシェルという考え方はありません。したがって、Kerberosを有効にする場合は、LDAP、NIS、Hesiodなども有効に設定して、このワークステーションにユーザーのアカウントを認識させる必要があります。あるいは、/usr/sbin/useraddコマンドを使用して、ユーザーのアカウントをこのワークステーションに認識させます。このオプションを使うためには、pam_krb5パッケージをインストールしておく必要があります。
ワークステーションの所属先であるkerberos 5のrealm(レルム)。
realmへの要求に対してサービスを提供するKDC(複数可)。realm内に複数のKDCがある場合には、名前をカンマ(,)で区切って指定します。
realmに属するKDCで、kadmindが動作しているもの。このサーバーはパスワードの変更やその他の管理関連要求を取り扱います。複数のKDCがある場合には、このサーバーはマスターKDC上だけで動作します。
ユーザーのホームディレクトリ、UID、シェルをルックアップするためのHesiodサポートを有効にします。ネットワークでのHesiodの設定と利用に関して、詳しくはglibcパッケージの/usr/share/doc/glibc-2.x.x/README.hesiodを参照してください。HesiodはDNSの拡張機能であり、DNSレコードを使用してユーザーやグループなどの各種項目に関する情報を保存します。
Hesiod LHS(Left-hand side)オプション。/etc/hesiod.confで設定します。このオプションは、Hesiodライブラリが情報を検索する際に、DNSを検索するための名前を決定するときに使用されます。LDAPによるベースDNの使用法と似ています。
Hesiod RHS(Reft-hand side)オプション。/etc/hesiod.confで設定します。このオプションは、Hesiodライブラリが情報を検索する際に、DNSを検索するための名前を決定するときに使用されます。LDAPによるベースDNの使用法と似ています。
![]() | ヒント |
|---|---|
たとえば、「jim」のユーザー情報を検索する場合、Hesiodライブラリはjim.passwd<LHS><RHS>を検索します。これにより、ユーザーのpasswdエントリに似たTXTレコード(jim:*:501:501:Jungle Jim:/home/jim:/bin/bash)が得られます。グループの場合も、jim.group<LHS>><RHS>を使うこと以外は同じです。 番号によるユーザーとグループのルックアップは、「jim.passwd」のCNAMEとして「501.uid」を作成し、「jim.group」のCNAMEとして「501.gid」を作成することによって処理されます。ライブラリが検索対象の名前を決定するとき、LHSとRHSの前にはピリオド |
SMBサーバー(通常、SambaまたはWindowsサーバー)に対するユーザーの認証を有効にします。SMB認証サポートにはホームディレクトリ、UID、あるいはシェルという考え方はありません。したがって、SMB認証サポートを有効にする場合は、LDAP、NIS、Hesiodなども有効に設定して、このワークステーションにユーザーのアカウントを認識させる必要があります。あるいは、/usr/sbin/useraddコマンドを使用して、ユーザーのアカウントをワークステーションに認識させます。このオプションを使うためには、pam_smbパッケージをインストールしておく必要があります。
SMB認証に使用するサーバー名。複数のサーバーを指定するには、名前をカンマ(,)で区切ります。
SMBサーバーのワークグループ名。
nscdサービスを有効にします。nscdサービスはユーザーやグループ、その他のさまざまなタイプの情報についての情報をキャッシュします。NIS、LDAP、Hesiodのいずれかを使用してネットワーク上でユーザーやグループについての情報を分配するよう選択した場合、キャッシュ化は特に便利です。
ブートローダーのインストール方法と、ブートローダーがLILOまたはGRUBのどちらであるかを指定します。 このオプションはインストールとアップグレードの両方に必要です。アップグレードでは--useLiloが 指定されていなくて、現在のブートローダーがLILOである場合、ブートローダーはGRUBに変更されます。アップグレードで LILOを保存しておくには、bootloader --upgradeを使用します。
カーネルパラメータを指定します。
ブートレコードを書き込む場所を指定します。有効な値は以下の様になります。 mbr(デフォルト)、partition(カーネルを収納している パーティションの最初のセクションにブートローダーをインストールします。)又は、 none(ブートローダーをインストールしない)
GRUBを使用している場合、GRUBブートローダーパスワードをこのオプションで指定されているものにします。 これはカーネルオプションが随意にパスできる GRUBシェルへのアクセスを制限する為に使用されるべきです。
GRUBを使用している場合、パスワードがすでに暗号化されていること以外は、 --password=に似ています。
GRUBの代わりにLILOをブートローダーとして使用します。
LILOを使用する場合、LILOのlinearオプションを使用します。これは下位互換を目的としています(現在はデフォルトでlinearが使用されます)。
LILOを使用する場合、LILOのnolinearオプションを使用します。linearがデフォルトです。
LILOを使用する場合、自動検出の代わりにlba32を強制的に使用します。
古いエントリを保存しながら、既存のブートローダー設定をアップグレードします。 このオプションはアップグレードでのみ使用できます。
新しいパーティションを作る前に、システムからパーティションを削除します。デフォルトでは、パーティションは削除されません。
![]() | 注意 |
|---|---|
clearpartコマンドが使用されると、論理パーティションで --onpartコマンドが使用できなくなります。 |
Linuxパーティションがすべて削除されます。
システムのすべてのパーティションが削除されます。
パーティションをクリアするドライブを指定します。
ディスクラベルをアーキテクチャのデフォルトに初期化します(x86の場合はmsdos、Itaniumの場合はgpt)。このオプションを利用すれば、新しいハードディスクドライブにインストールする場合、ディスクラベルを初期化するかどうかを確認するメッセージがインストールプログラムによって表示されることはありません。
PCIシステム上で、インストールプログラムによってイーサネットとSCSIカードは自動検出されます。 しかし、古いシステムとPCIシステムのいくつかでは、キックスタートが正常にデバイスを検索するには いくらかのヒントが必要になります。インストールプログラムに余分のモジュールをインストールするように 指示するdeviceコマンドは次のような形式になっています。
device <type> <moduleName> --opts=<options> |
scsiか、又は ethで入れ換えます。
インストールすべきカーネルモジュールの名前で入れ換えます。
カーネルモジュールに渡すオプション。複数のオプションを渡すときは、引用符で囲みます。たとえば、次のようにします。
--opts="aic152x=0x340 io=11" |
PCIバスの検出を強制的に実行し、検出されたすべてのデバイスに対応するモジュールをロードします(モジュールが利用できる場合)。
ドライバディスクはキックスタートインストール時に使用できます。ドライバディスクの内容を、システムのハードディスクドライブ上にあるパーティションのルートディレクトリにコピーする必要があります。次に、driverdiskコマンドを使って、インストールプログラムがディスクを検索する場所を指定します。
driverdisk <partition> [--type=<fstype>] |
ドライバディスクを収納しているパーティション。
ファイルシステムのタイプ(たとえばvfat、ext2、ext3)。
このオプションは、インストールプログラム画面のFirewall Configurationに相当します。
firewall <securitylevel> [--trust=] <incoming> [--port=] |
次のセキュリティレベルの1つで入れ換えます。
--high
--medium
--disabled
この一覧にデバイス(たとえばeth0など)を記述すると、そのデバイスからのトラフィックはすべてファイアウォールを経由して届きます。複数のデバイスを記述するには、--trust eth0 --trust eth1のように指定します。--trust eth0, eth1のようにカンマで区切ることはできません。
次の1つ又はそれ以上で入れ換えて指定したサービスだけにファイアウォールを 通過させます。
--dhcp
--ssh
--telnet
--smtp
--http
--ftp
ファイアウォールの通過を許可するポートを、port:protocolの形式で指定します。たとえば、ファイアウォールを通してIMAPへアクセスできるようにするには、imap:tcpと指定します。ポートを数値で直接指定することもできます。たとえば、ポート1234上でUDPを許可する場合は1234:udpと指定します。ポートが複数ある場合は、カンマで区切って指定します。
システムに対し、既存システムをアップグレードするのではなく、新規システムをインストールすることを指示します。 これがデフォルトのモードです。インストールの為には、cdrom, harddrive, nfs, url(ftp 又は http)の中から1つインストールタイプを指定する必要が あります。
システムの最初のCD-ROMドライブからインストールします。
ローカルドライブ上のRed Hatインストールツリーからインストールします。VFATまたはext2でなければなりません。
--partition=
インストール元のパーティション(sdb2など)。
--dir=
インストールツリーのRedHatディレクトリを含むディレクトリ
たとえば、次のようにします。
harddrive --partition=hdb2 --dir=/tmp/install-tree |
指定した NFSサーバからインストール
--server=
インストール元とするサーバー(ホスト名またはIP)。
--dir=
インストールツリーのRedHatディレクトリを含むディレクトリ
たとえば、次のようにします。
nfs --server=nfsserver.example.com --dir=/tmp/install-tree |
FTP又はHTTP 経由でリモートサーバ上にあるインストールツリーからのインストール
たとえば、次のようにします。
url --url http://<server>/<dir> |
又は、
url --url ftp://<username>:<password>@<server>/<dir> |
インストール時にキックスタートファイルで指定された情報を使用しますが、与えられた値を検査し変更することができます。インストールプログラムの各画面にキックスタートファイルからの値が表示されます。次ボタンをクリックして値をそのまま使用するか、値を変更して次ボタンをクリックし、続行します。autostepも参照してください。
システムのキーボードタイプを設定します。i386マシン、Itanium、Alphaなどのマシン上で利用可能なキーボードの一覧を次に示します。
be-latin1, be-latin2, bg, br-abnt2, cf, cz-lat2, cz-us-qwertz, de, de-latin1, de-latin1-nodeadkeys, dk, dk-latin1, dvorak, es, et, fi, i-latin1, fr, fr-latin0, fr-latin1, fr-pc, fr_CH, fr_CH-latin1, gr, hu, hu101, is-latin1, it, it-ibm, it2, jp106, no, no-latin1, pl, pt-latin1, ro, ru, ru-cp1251, ru-ms, ru1, ru2, ru_win, se-latin1, sg, sg-latin1, sk-qwerty, slovene, speakup, speakup-lt, trq, ua, uk, us |
インストール時に使用する言語を設定します。たとえば、キックスタートファイルに次の行を記述すると、言語は日本語に設定されます。
lang ja_JP.eucJP |
有効な言語コードは次のとおりです(これは、いつでも変更可能です)。
cs_CZ, da_DK, en_US, fr_FR, de_DE, is_IS, it_IT, ja_JP.eucJP, ko_KR.eucKR, no_NO, pt_PT, ru_RU.koi8r, sl_SI, es_ES, sv_SE, uk_UA, zh_CN.GB18030, zh_TW.Big5 |
システムにインストールする言語を設定します。langで使用した言語コードと同じ言語コードをlangsupportでも使用できます。
1つの言語をインストールする場合は、その言語を指定します。たとえば、フランス語fr_FRをインストールして使用する例を次に示します。
langsupport fr_FR |
複数言語のサポートをインストールするには、デフォルトを指定する必要があります。
英語とフランス語をインストールし、英語をデフォルト言語として使用する場合の例を示します。
langsupport --default=en_US fr_FR |
1つの言語のみで--defaultを使用する場合は、指定された言語がデフォルトに設定され、すべての言語がインストールされされます。
![]() | 警告 |
|---|---|
このオプションに代わって、bootloaderが使用されるようになりました。 このオプションは、下位互換の目的でのみ使用できます。bootloaderを参照してください。 |
ブートローダーをインストールする方法を指定します。デフォルトでは、LILOは最初のディスクのMBRにインストールされます。 DOSパーティション(DOS/Windowsシステムは、LILO:プロンプトでdosと 入力すれば起動されます)があれば、デュアルブートシステムとなるようにインストールされます。
カーネルパラメータを指定します。
LILOのlinearオプションを使用します。これは下位互換を目的としています(現在はデフォルトでlinearが使用されます)。
LILOのnolinearオプションを使用します。現在はデフォルトでlinearが使用されます。
LILOブートレコードを書き込む場所を指定します。有効な値は、mbr(デフォルト)と partition(カーネルが含まれるパーティションの最初のセクタにブートローダーをインストール)です。 locationを指定しないと、LILOはインストールされません。
自動検出の代わりにlba32モードを強制的に使用します。
lilocheckを指定すると、インストールプログラムは最初のハードディスクドライブのMBR上にLILOがあるかどうかをチェックし、見つかった場合はシステムを再起動します。—この場合インストールは実行されません。このオプションを指定しておけば、インストールされているシステムがキックスタートによって再インストールされてしまうといった事態は避けられます。
次の構文を使用して、論理ボリューム管理(LVM)用の論理ボリュームを作成します。
logvol mountpoint --vgname=name --size=size --name=name |
先ずパーティションを作成して、論理ボリュームグループを構成し、 それから論理ボリュームを作成します。例えば、次の様にします。
part pv.01 --size 3000 volgroup myvg pv.01 logvol / --vgname=myvg --size=2000 --name=rootvol |
GUIモードとテキストモードの両方に対して、マウスを設定します。オプションは次のとおりです。
マウスの接続先デバイス (--device=ttyS0など)
このオプションを指定すると、X Window Systemは、左右のマウスボタンの同時クリックを中央ボタンのクリックとしてエミュレートします。2ボタンマウスを使っている場合に指定する必要があります。
オプションに続けて、次のマウスタイプを指定することができます。
alpsps/2, ascii, asciips/2, atibm, generic, generic3, genericps/2, generic3ps/2, genericusb, generic3usb, geniusnm, geniusnmps/2,geniusprops/2, geniusscrollps/2, geniusscrollps/2+, thinking, thinkingps/2, logitech, logitechcc, logibm, logimman, logimmanps/2, logimman+, logimman+ps/2, logimmusb, microsoft, msnew, msintelli, msintellips/2, msintelliusb, msbm, mousesystems, mmseries, mmhittab, sun, none |
引数なしでmouseコマンドを指定するか、mouseコマンドを省略した場合は、インストールプログラムはマウスを自動検出します。最近のマウスであればほとんどは検出されます。
システムのネットワーク情報を設定します。キックスタートインストールでネットワーキングが必要でない場合(つまり、インストール時にNFS、HTTP、FTPなどを経由しない場合)は、システムのネットワーキングは設定されません。インストールでネットワーキングが必要で、ネットワーク情報がキックスタートファイルに指定されていない場合、Red Hat Linuxインストールプログラムは、eth0を経由し、動的IPアドレス(BOOTP/DHCP)を使用してインストールするものとみなし、最終的にインストールされたシステムがIPアドレスを動的に決定するように設定します。このnetworkコマンドは、ネットワーク経由のキックスタートの実行と、最終的にインストールされるシステムのネットワーク情報を設定するものです。
dhcp,bootp,staticの内の1つ。
デフォルトはdhcpですが、 bootp と dhcpは同じ物として扱われます。
DHCP手法は、DHCPサーバを使用してそのネットワーク設定を取得します。想像できる通り、BOOTP手法も 同様のもので、BOOTPサーバを利用してそのネットワーク設定の供給を受けます。システムにDHCP使用を 指示するには次のようにします。
network --bootproto=dhcp |
システムがBOOTPを使ってネットワーク設定情報を取得するよう設定するには、キックスタートファイルで次の行を指定します。
network --bootproto=bootp |
静的IPアドレスを使う場合は、必要なネットワーク情報をすべてキックスタートファイルに記述しておく必要があります。 名前のとおりこの情報は静的であり、インストール中だけでなくインストール後も使われます。1行に全てのネットワーク 設定情報を含む必要がある為、静的ネットワークの行はより複雑になります。IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、 及び、ネームサーバを指定する必要があります。例えば次の様にします。(\は全てが1行に入ることを示します。)
network --bootproto=static --ip=10.0.2.15 --netmask=255.255.255.0 \ --gateway=10.0.2.254 --nameserver=10.0.2.1 |
静的アドレスを使う場合、次の2つの制約があることに注意してください。
静的なネットワーク設定情報のすべてを1行で指定しなければなりません。たとえば、バックスラッシュを使って改行することはできません。
ここでは、ネームサーバは1つだけを指定できます。しかし、必要ならキックスタートファイルの %postセクション(インストール後のスクリプト項に説明があります)を 使用して、もっとネームサーバを追加することができます。
インストール時に使用するイーサネットデバイスを指定します。インストールプログラムはネットワークを設定してから キックスタートファイルを検索するので、キックスタートファイルがローカルファイル(ks=floppyなど) でなければ--device=の使用は、無意味なことに注意してください。次の例を参照して下さい。
network --bootproto=dhcp --device=eth0 |
インストール先コンピュータのIPアドレス。
デフォルトゲートウェイのIPアドレス。
プライマリネームサーバーのIPアドレス。
DNSサーバーは設定しません。
インストールされるシステムのネットマスク。
インストールされるシステムのホスト名。
システムにパーティションを作成します。
システムの別々のパーティションに1つ以上のRed Hat Linuxインストールが存在する場合、インストールプログラムは ユーザーにどのインストールをアップグレードするか尋ねます。
![]() | 警告 |
|---|---|
--noformatと--onpartが指定されている場合を除き、作成されるパーティションはすべてインストールの際にフォーマットされます。 |
<mntpoint>は、パーティションがマウントされる場所で 次の形の1つでなければなりません。
/<path>
例えば、 /, /usr, /home
swap
このパーティションはスワップ領域として使用されます。
スワップパーティションの容量を自動的に決めるには--recommended オプションを使用します。
swap --recommended |
自動的に生成されたスワップパーティションの最小サイズは、システムのRAMの容量よりも大きく、その2倍を超えることはありません。
raid.<id>
このパーティションはソフトウェアRAID (raidを参照)用に使用されます。
pv.<id>
このパーティションは LVM (logvolを参照)用に使用されます。
パーティションの最小サイズを、Mバイト単位で「500」のように整数で指定します。数字の後ろに「MB」を付けないでください。
(もしあれば)利用可能領域か、設定された最大サイズまでパーティションを拡張するように指示します。
パーティションを拡張するように設定する場合に、最大パーティションサイズをMバイト単位で整数を使って設定します。数字の後ろに「MB」を付けないでください。
--onpartコマンドを使用する場合、インストールプログラムに対して、パーティションをフォーマットしないように指示します。
パーティションをすでに存在しているデバイス上に置きます。 例えば次のようになります。
partition /home --onpart hda1 |
これで/homeをすでに存在する /dev/hda1上に置きます。
パーティションが特定のディスク上に作成されるように、強制します。 例えば、--ondisk=sdbでは、システム上の 2番目のSCSI ディスクに置かれます。
プライマリパーティションとして自動アロケーションを強制的に実行します。実行できなければ異常終了します。
指定された番号は、作成された時点のファイル上のinode単位のバイト数を示します。 これは10進法で示す必要があります。このオプションは、ファイルシステム上の inodeの数を増加したいようなアプリケーションの為に役に立ちます。
このオプションは使用できません。fstypeを使用してください。
パーティション用のファイルシステムタイプのセット。 有効な値は、 ext2, ext3, swap,及び vfatです。
パーティションの開始シリンダを指定します。ドライブを--ondisk=またはondrive=で 指定する必要があります。また、終了シリンダを--end=、パーティションサイズを--size=で 指定する必要があります。
パーティションの終了シリンダを指定します。開始シリンダを--start=で指定する必要があります。
パーティションに不良セクタがないかをチェックするように指定します。
![]() | 注意 |
|---|---|
何らかの理由でパーティションの設定ができなかった場合には、診断メッセージが3番の仮想コンソール上に表示されます。 |
ソフトウェアRAIDデバイスを構成します。コマンドの形式は次のとおりです。
raid <mntpoint> --level=<level> --device=<mddevice> <partitions*> |
RAIDファイルシステムをマウントする位置です。これを「/」とした場合は、bootパーティション (/boot)が存在しない限りRAIDレベルは1でなければなりません。RAID 1のbootパーティションが 存在する場合は、/bootパーティションがレベル1でなければならず、ルート(「/」) パーティションのタイプはどれでもかまいません。<partitions*> (これは、複数パーティションを列挙できることを表します)には、RAIDアレイに追加するRAID識別子を列挙します。
使用する RAIDレベル (0, 1, or 5).
使用するRAIDデバイスの名前(md0やmd1など)。RAIDデバイスの範囲はmd0からmd7までであり、それぞれ1度だけ使用することができます。
RAIDアレイにN個のスペアドライブを割り当てるよう指定します。スペアドライブはドライブが故障した場合に アレイを再構築するために使用します。
RAIDアレイのファイルシステムタイプを設定します。有効な値は、ext2、ext3、swap、vfatです。
RAIDアレイはフォーマットしません。
次に示すのは、「/」にRAID 1のパーティションを、/usrにRAID 5のパーティションを作る方法の例です。このシステムには3つのSCSIディスクがあるものとします。また、各ドライブ上にswapパーティションを1つずつ、計3つ作ります。
part raid.01 --size=60 --ondisk=sda part raid.02 --size=60 --ondisk=sdb part raid.03 --size=60 --ondisk=sdc |
part swap --size=128 --ondisk=sda part swap --size=128 --ondisk=sdb part swap --size=128 --ondisk=sdc |
part raid.11 --size=1 --grow --ondisk=sda part raid.12 --size=1 --grow --ondisk=sdb part raid.13 --size=1 --grow --ondisk=sdc |
raid / --level=1 --device=md0 raid.01 raid.02 raid.03 raid /usr --level=5 --device=md1 raid.11 raid.12 raid.13 |
インストールの完了後に再起動します(引数はありません)。通常、キックスタートはメッセージを表示して待機し、ユーザーがキーを押すと再起動します。
システムのrootパスワードを<password>引数で指定します。
rootpw [--iscrypted] <password> |
これを設定すると、引数のパスワードはすでに暗号化されているものとみなされます。
このオプションを指定すると、インストール先のシステム上にXは設定されません。
キックスタートインストールをテキストモードで実行します。デフォルトでは、キックスタートインストールはグラフィカルモードで実行されます。
システムのタイムゾーンを<timezone>で設定します。timeconfigで一覧表示された任意のタイムゾーンを使うことができます。
timezone [--utc] <timezone> |
これを指定すると、ハードウェアクロックがUTC(グリニッジ標準)時間に合わせて設定されているものとみなされます。
システムに対し、新規システムのインストールではなく、既存システムをアップグレードすることを指示します。 インストールツリーの場所としてcdrom、ハードドライブ、nfs, あるいは url(ftp や http用)の1つを指定する 必要があります。詳細はinstallを御覧下さい。
X Window Systemを設定します。このオプションを指定しないと、Xがインストールされている場合、ユーザーはインストール中に手動でXを設定する必要があります。最終的にXをシステムにインストールしない場合は、このオプションを指定する必要はありません。
モニタの検証は行いません。
指定したカードを使用します。このカードの名前には、hwdataパッケージ内の /usr/share/hwdata/Cardsのカード一覧に含まれているものを指定します。この引数が 指定されていない場合、インストールプログラムは PCIバスのカードを検証します。AGPはPCIバスの一部なので、 AGPカードはサポートされていれば検出されます。検証順序はマザーボードのPCIスキャン順序によって決まります。
ビデオカードのビデオRAM容量を指定します。
指定したモニタを使用します。このモニタの名前には、hwdataパッケージ内の /usr/share/hwdata/MonitorsDBのモニタ一覧に含まれているものを指定します。 この引数は、--hsyncまたは--vsyncが指定されている場合は無視されます。 モニタ情報を指定しないと、インストールプログラムによってモニタは自動的に検証されます。
モニタの水平同期周波数を指定します。
モニタの垂直同期周波数を指定します。
デフォルトのデスクトップをGNOMEまたはKDEに設定します(%packagesによってGNOMEまたはKDEの デスクトップ環境がインストールされていることが前提)。
インストールされたシステムでグラフィカルログインを使います。
インストールされたシステムでのX Window Systemのデフォルトの解像度を指定します。有効な値は、640x480、800x600、1,024x768、1,152x864、1,280x1,024、1,400x1,050、1,600x1,200です。ビデオカードとモニタで利用できる解像度を指定してください。
インストールされたシステムでのX Window Systemのデフォルトのカラー設定を指定します。有効な値は8、16、24、32です。ビデオカードとモニタで利用できるカラー設定を指定してください。
論理ボリューム管理(LVM)グループを次の構文で作成するのに使用します。
volgroup name partition |
先ず、パーティションを作成して、論理ボリュームグループを構成します。 そして、論理ボリュームを作成します。例えば、次のようにします。
part pv.01 --size 3000 volgroup myvg pv.01 logvol / --vgname=myvg --size=2000 --name=rootvol |
zerombrの引数にyesを指定すると、ディスク上にある不正なパーティションテーブルはすべて初期化されます。その場合、不正なパーティションテーブルがあるディスクの内容はすべて破棄されます。このコマンドは、次の形式で使います。
zerombr yes |
その他の書式は無効です。
%include /path/to/fileコマンドを使用し、キックスタートファイルの%includeコマンドの場所に内容があった場合でも、キックスタートファイルにある別のファイルの内容を含めます。
| [1] | このオプションはRed Hat Linux 8.0で新たに追加されたものです。 |