メール転送エージェント (MTA) は、Red Hat Linuxシステムから電子メールを送信するのに欠かせません。Mozilla Mail、Mutt、Pine、EvolutionなどのMUA(Mail User Agent)は、電子メールを読んだり書いたりするのに使用します。ユーザーがMUAから電子メールを送信する場合、メッセージはMTAに渡され、さらに一連のMTAに渡されてから送信先に届けられます。
ユーザーがシステムから電子メールを送信するつもりがない場合でも、自動化されたタスクやシステムプログラムで/bin/mailコマンドが使用されて、ログメッセージが記録された電子メールがローカルシステムのrootユーザーに送られることがあります。
Red Hat Linux 8.0には、SendmailとPostfixという2つのMTAがあります。両方のMTAがインストールされている場合、sendmailがデフォルトのMTAになります。メール転送エージェント切替を使用すると、システムのデフォルトのMTAとしてsendmailとpostfixのどちらかを選択することができます。
メール転送エージェント切替をスタートするには、パネル上のメインニューボタンを 選択して その他のアプリケーション => システム設定 => メール転送エージェント切替と進みます。あるいは、シェルプロンプト(例えば、XTerm又はGNOMEターミナル)で redhat-switchmailとタイプします。
X Window Systemが実行されている場合は、プログラムが自動的に検出します。実行されている場合、図21-1に示すように、プログラムはグラフィカルモードで起動します。Xが検出されない場合、プログラムはテキストモードで起 動します。メール転送エージェント切替を強制的にテキストモードで起動するには、redhat-switchmail-noxを 使用します。
Postfixを選択した場合は、sendmailサービスが停止され、postfixサービスが開始されることを確認する必要があります。
/sbin/service sendmail stop /sbin/service postfix start |
Sendmailを選択した場合は、postfixサービスが停止され、sendmailサービスが開始されることを確認する必要があります。
/sbin/service postfix stop /sbin/service sendmail start |
起動時にこのサービスを有効か無効にしたい場合、サービス設定ツール、 ntsysv、又はchkconfigでランレベルを 設定する必要があります。詳細は第13章を参照して下さい。
電子メールプロトコルとMTAの詳細については、「オフィシャル Red Hat Linux 参照ガイド」を参照してください。