プリンター設定ツールを使用して、Red Hat Linuxでプリンタを設定できます。このアプリケーションは、 設定ファイル/etc/printcap、印刷スプールディレクトリ、印刷フィルタの保守を行います。
バージョン8.0から始まって、Red Hat Linuxは2つの印刷システムを含めて出荷されています。プリンター設定ツール アプリケーションは、LPRngという印刷システムを設定します。LPRngは、デフォルトの印刷システムでもあります。 本章では、プリンター設定ツールを使用して、LPRngを設定する方法を主に説明します。 CUPSという別の印刷システムについては、CUPS印刷システムの設定項を参照してください。
プリンター設定ツールを使用するには、root権限を持つ必要があります。 このアプリケーションをスタートするには、パネル上からメインメニューボタンを 選択して、 => システム設定 =>プリンタ設定と 進みます。又はredhat-config-printerコマンドを入力します。このコマンドは 自動的にグラフィカルかテキストベースか実行すべき画面を決定します。
またシェルプロンプトでredhat-config-printer-tuiコマンドを使用してテキストベースの アプリケーションとしてプリンター設定ツールを強制実行することが出来ます。
コマンドラインバージョンを使用してプリンタを追加するにはコマンドラインで設定項を参照して下さい。
![]() | 重要 |
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/etc/printcapファイルは編集しないでください。プリンタデーモン(lpd)が起動または再起動されるたびに、新しい/etc/printcapファイルが動的に作成されます。 |
プリンター設定ツールを使用しないでプリンタを追加する場合は、 /etc/printcap.localファイルを編集します。/etc/printcap.local内の エントリはプリンター設定ツールには表示されませんが、プリンタデーモンはこれを読み取ります。 古いバージョンのRed Hat Linuxからシステムをアップグレードする場合、既存の設定ファイルはこのアプリケーションが使用する 新しいフォーマットへと変換されます。新しい設定ファイルが生成されるたびに、古いファイルは/etc/printcap.old として保存されます。
以下の5種類の印刷キューを設定することができます。
ローカルプリンタ—パラレルポートまたはUSBポートを通してコンピュータに直接接続されているプリンタ。図26-1のプリンタ一覧でプリンタタイプがLOCALに設定されているものがローカルプリンタです。
UNIXプリンタ(lpd Spool)—TCP/IPネットワークを通してアクセスできる、別のUNIXシステムに接続されたプリンタ(たとえばネットワーク上の別のRed Hat Linuxシステムに接続されたプリンタ)。図26-1のメインプリンタ一覧でプリンタタイプがLPDに設定されているものがリモートUNIXプリンタです。
Windowsプリンタ(SMB)—SMBネットワークを通してプリンタを共有する別のシステムに接続されたプリンタ(たとえばMicrosoft Windowsマシンに接続されたプリンタ)。図26-1のプリンタ一覧でプリンタタイプがSMBに設定されているものがリモートWindowsプリンタです。
Novellプリンタ(NCP)—NovellのNetWareネットワーク技術を使用する別のシステムに接続されたプリンタ。図26-1のプリンタ一覧でプリンタタイプがNCPに設定されているものがリモートNovellプリンタです。
JetDirectプリンタ —コンピュータではなくHP JetDirectを経由してネットワークに直接接続されているプリンタ。図26-1のメインプリンタ一覧でプリンタタイプがJETDIRECTに設定されているものがJetDirectプリンタです。
![]() | 重要 |
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新しい印刷キューを追加したり、既存の印刷キューを変更したりする場合、その変更を有効にするにはプリンタデーモン(lpd)を再起動する必要があります。 |
適用ボタンをクリックすると、変更内容が保存され、プリンタデーモンが再起動されます。プリンタデーモン(lpd)が再起動されるまで、変更内容は/etc/printcap設定ファイルに書き込まれません。ファイル=>変更を保存メニューを選択してからファイル=>lpdを再起動メニューを選択すると、変更内容を保存してプリンタデーモンを再起動することができます。
プリンタ一覧でプリンタタイプがINVALIDに設定されたプリンタが表示された場合、そのプリンタが正しく機能するのに必要なオプションが設定されていません。一覧からこのプリンタを削除するには、それを選択して削除ボタンをクリックします。
自分のコンピュータのパラレルポートやUSBポートなどに接続されるローカルプリンタを追加するには、プリンター設定ツールのメインウィンドウで新規ボタンをクリックします。図26-2のようなウィンドウが表示されます。次ボタンをクリックして作業を続行します。
すると、図26-3に示す画面が表示されます。プリンタ名に一意のプリンタ名を入力します。これはそのプリンタを説明するようなどんな名前でも構いません。プリンタ名にはスペースを含めることはできません。また、a〜zかA〜Zの文字から始まる名前でなければいけません。有効な文字は、a〜z、A〜Z、0〜9、-、_です。
プリンタタイプメニューからローカルプリンタを選択し、次ボタンをクリックします。
プリンター設定ツール はプリンタデバイスとモデルを検出し、図26-4のように表示します。プリンタデバイスが表示されない場合は、カスタムデバイスボタンをクリックします。プリンタデバイスの名前を入力し、OKボタンをクリックしてそれをプリンタデバイスの一覧に追加します。パラレルポートに接続されているプリンタデバイスは、通常/dev/lp0という名前が割り当てられます。USBポートに接続されているプリンタデバイスは、通常/dev/usblp0という名前が割り当てられます。プリンタデバイスを選択した後、次ボタンをクリックします。
プリンター設定ツールがプリンタモデルを検出した場合、推奨する プリントドライバを表示します。プリンタドライバの選択と終了項へ 進み操作を続けます。