第 4章LVM (Logical Volume Manager)

Red Hat Linux 8.0, で始まる LVM (論理ボリュームマネージャ)は ハードドライブの配置の為に使用されるものです。

LVMは パーティションを変更するのではなく、サイズ変更が簡単にできる 論理ボリュームへハードドライブを割り当てる方法です。

LVMでは、ハードドライブ又は、ハードドライブのセットは1つ又はそれ以上の 物理ドライブに割り当てられます。 物理ボリュームは 1つのドライブ以上に広がることは出来ません。

/bootパーティションは例外として、物理ボリュームを集束して 論理ボリュームにします。ブートローダーは論理ボリュームを 読み取れない為、/bootパーティションは論理ボリュームグループ上に存在 出来ません。ルート/パーティションを論理ボリューム上に位置する場合は、 ボリュームグループの一部ではない場所に別の/bootパーティションを作成する 必要があります。

物理ボリュームは1つのドライブ以上に広がることは出来ませんので、論理ボリュームを 1つ以上のドライブに広げたい場合は、ドライブ毎に1つ又はそれ以上の物理ボリュームを 作成する必要があります。

図 4-1. 論理ボリュームグループ

論理ボリュームグループは、 /home/のような マウントポイントに割り当てられる論理ボリュームと、 ext3のような ファイルシステムに分けられます。「パーティション」が指定容量に到達すると、パーティションの容量を 増やす為に、論理ボリュームグループの空き領域を論理ボリュームに追加することができます。新しいハード ドライブがシステムに追加される時、それは論理ボリュームグループに追加できます。そしてパーティションに なっている論理ボリュームは拡張することが出来ます。

図 4-2. 論理ボリューム

その一方、システムがext3ファイルでパーティション設定されていると、 ハードドライブは定義されたサイズのパーティションに分けられます。 パーティションが満杯になると、パーティションサイズを拡張するのは容易では ありません。パーティションが別のドライブに移動された場合でも、元の ハードドライブのスペースは別のパーティションとして再分配するか又は 使用しないことになります。

LVM サポートは カーネルにコンパイルされる必要があります。 Red Hat Linux 8.0の デフォルトカーネルは LVMサポートでコンパイルしてあります。

Red Hat Linuxインストールプロセス中のLVMの設定の仕方について調べるには 第10章を参照して下さい。