Apache HTTP サーバ はバージョン 2.0に更新され、パッケージ名がhttpdに変更されています。 設定オプションも変更を受けています。既存の設定オプションファイルを手動で転換したい場合は、詳細を /usr/share/doc/httpd-<ver>/migration.htmlの 転換ガイド、又はオフィシャル Red Hat Linux 参照ガイドで参照して下さい。
Red Hat Linux の以前のバージョンで、HTTP 設定ツールを使用して、Apache HTTP サーバを設定して、 アップグレードをしている場合は、そのアプリケーションで設定ファイルを、バージョン 2.0の新しい形式に 転換できます。HTTP 設定ツールを開始して、設定へ必要な変更をして、保存します。 保存された設定ファイルは バージョン 2.0との互換性があります。
HTTP 設定ツールを使用すると、Apache HTTP サーバ用の設定ファイルである/etc/httpd/conf/httpd.confを 設定することが出来ます。古いsrm.confファイルや access.confファイルは使用しないで、空の ままにしておきます。グラフィカルインターフェイスを通して、仮想ホスト、ログの属性、及び最大数の接続などのディレクティブが設定できます。
Red Hat Linux と一緒に出荷されている唯一のモジュールは HTTP 設定ツールで設定出来ます。追加のモジュールがインストールされている場合、このツールではそれらを設定できません。
HTTP 設定ツールを使用するには、X Window Systemとroot権限が必要です。このアプリケーションをスタートするには、 メインメニューボタン =>サーバ設定 =>HTTP サーバと進みます。あるいは、 シェルプロンプト(例えば、XTerm や GNOMEターミナルなど)でredhat-config-httpdと入力します。
![]() | 用心 |
|---|---|
このツールを使用する場合は/etc/httpd/conf/httpd.conf設定ファイルを編集しないで下さい。 このファイルは、ユーザーが変更を保存してこのプログラムを終了した後で、HTTP 設定ツールに よって生成されます。HTTP 設定ツールで提供されていない追加のモジュールや設定オプションを 追加したい場合、このツールは使用できません。 |
HTTP 設定ツールを使用してApache HTTP サーバを設定する一般的な手順は次のとおりです。
メインタブで基本設定値を設定します。
仮想ホストタブで、デフォルト設定を設定します。
仮想ホストタブで、デフォルトの仮想ホストを設定します。
複数のURLや仮想ホストを提供したい場合は、その分の仮想ホストを追加します。
サーバタブでサーバー設定値を設定します。
パフォーマンスの調整タブで接続設定値を設定します。
必要なファイルをすべてDocumentRootディレクトリとcgi-binディレクトリにコピーし、HTTP 設定ツールに設定を保存します。
メインタブで、サーバーの基本設定値を設定します。
サーバ名のテキストフィールドに、自分が使用権限をもっているドメインの正式認証ドメイン名を入力します。このオプションは、httpd.confのServerNameディレクティブに相当します。ServerNameディレクティブは、Webサーバーのホスト名を設定します。このサーバー名は、URLへのリダイレクトを作成するときに使用されます。サーバー名を定義しなかった場合、WebサーバーはシステムのIPアドレスを元に名前解決を試みます。サーバー名は、サーバーのIPアドレスを元に解決されたドメイン名と一致している必要はありません。たとえば、サーバーの実際のDNS名がfoo.your_domain.comであっても、サーバー名をwww.your_domain.comと設定することができます。
管理者のメールアドレスのテキストフィールドには、Webサーバーの管理者の電子メールアドレスを入力します。このオプションは、httpd.confのServerAdminディレクティブに相当します。サーバーのエラーページに電子メールアドレスを表示するように設定すると、この電子メールアドレスが使用されます。したがって、ユーザーはサーバーの管理者に電子メールを送信して、問題を報告することができます。デフォルト値はroot@localhostです。
使えるアドレスエリアには、着信した要求を受け取るサーバ上のポートを定義します。このオプションは、httpd.confのListendirectiveに相当します。 デフォルト設定では、 Red HatはApache HTTP サーバを設定して非セキュアWeb通信用のポート80を監視します。追加ボタンをクリックすると、 要求を受け入れる追加ポートを定義できます。図18-2 に示してあるようなウィンドウが表示されます。全てのアドレスを監視するオプションを選択して、ポートに定義してある全てのアドレスを監視するか、あるいはアドレスフィールドの中のサーバで接続を許可する一意のIPアドレスを指定します。IPアドレスは、ポート番号毎に1つだけ指定します。同一のポート番号に対して複数のIPアドレスを指定したい場合は、各IPアドレス用にエントリを1つ作成します。DNSルックアップ失敗を防ぐために、もし可能ならドメイン名の代わりにIP アドレスを使用して下さい。 DNS と Apacheに関する問題についての詳細情報はhttp://httpd.apache.org/docs-2.0/dns-caveats.htmlで御覧下さい。 アドレスフィールドにアスタリスク(*)を挿入することは、全てのアドレスを監視するを選択したことになります。編集ボタンをクリックすると、選択済のエントリがフィールドにあること以外は、追加ボタンを押した時と同じ画面が表示されます。エントリを削除するには、それを選択して削除ボタンをクリックします。
![]() | ヒント |
|---|---|
1,024より小さい番号のポートを監視するようにサーバを設定する場合は、rootとして起動しなければなりません。番号が1,024以上のポートの場合は、一般のユーザーとしてhttpdを起動できます。 |