第 5章ディスク保存の管理

Red Hat Linux システムをインストールした後に、既存のパーティションテーブルを見たり、パーティションのサイズを変更したり、 パーティションを削除したり、あるいは空き領域又は追加のハードドライブにパーティションを追加したり、など 必要な作業が数多くあります。ユーティリティpartedでこれらのタスクをすべて実行 することが出来ます。この章では、コマンドファイルシステムのタスクを実行する為のpartedの 使用法を説明します。別の方法として、パーティションサイズ変更以外はこれらのタスクのほとんどを実行できる fdiskの使用があります。fdiskに関する情報はmanページあるいは infoページでfdiskの項目を参照してください。

システムのディスク領域の使用量を表示したり、モニタしたりしたい場合は、 ファイルシステム項第25章を参照して下さい。

partedユーティリティを使用するには、partedパッケージをインストールしている 必要があります。partedをスタートするには、シェルプロンプトでrootとして、コマンドparted /dev/hdbをタイプします。ここで/dev/hdbは、設定したい ドライブのデバイス名です。(parted)プロンプトが表示されます。helpとタイプすると 使用可能なコマンドの一覧を表示できます。

パーティションを作成、削除、あるいはサイズ変更などしたい場合、デバイスは使用中であってはいけません。 (パーティションはマウントできません。スワップファイルは有効ではいけません。) これを簡単に実現するには、 システムをレスキューモードで 起動することです。レスキューモードで起動する方法に付いては、第8章を 参照して下さい。ファイルシステムをマウントするように要求されたら、Skipを 選択します。

別の方法として、そのドライブが使用中のパーティションを含んでいない場合、 umountコマンドを使用してパーティションをアンマウントして、 swapoffコマンドを使用してハードドライブ上の全てのスワップ領域を止めます。

表5-1には、一般的に使用されるpartedコマンドが 含まれています。以下に続くセクションでは、それらのコマンドの幾つかをより詳しく説明して いきます。

表 5-1. partedの コマンド

コマンド説明
check minor-numファイルシステムに簡単な検査。
cp from to1つのパーティションから別のパーティションへファイルシステムをコピー。 fromtoの部分はそれぞれのパーティションのマイナー番号です。
help使用可能なコマンドの一覧を表示。
mklabel labelパーティションテーブル用にディスクラベルを作成。
mkfs minor-num file-system-typefile-system-typeタイプのファイルシステムを作成。
mkpart part-type fs-type start-mb end-mbパーティションを作成して、新規のファイルシステムは作成しない。
mkpartfs part-type fs-type start-mb end-mbパーティションを作成して、指定のファイルシステムを作成。
move minor-num start-mb end-mbパーティションを移動。
printパーティションテーブルを表示。
quitpartedを終了。
resize minor-num start-mb end-mbパーティションサイズを start-mbからend-mbへ変更。
rm minor-numパーティションを削除
select device設定するデバイスを別に選択
set minor-num flag stateパーティションにフラグを設定; 状態は オン又は、オフ。

パーティションテーブルの表示

partedを開始した後に、次のコマンドをタイプしてパーティションテーブルを 表示します。

print

以下の様なテーブル(一覧)が表示されます。

Disk geometry for /dev/hda: 0.000-9765.492 megabytes
Disk label type: msdos
Minor    Start       End     Type      Filesystem  Flags
1          0.031    101.975  primary   ext3        boot
2        101.975    611.850  primary   linux-swap  
3        611.851    760.891  primary   ext3        
4        760.891   9758.232  extended              lba
5        760.922   9758.232  logical   ext3        

1行目はディスクのサイズを表示します。2行目はディスクのラベルタイプを示し、 残りの行でパーティションテーブルの出力を表示します。パーティションテーブルの 中では、Minor番号がパーティション番号です。例えば、 マイナー番号1を持つパーティションは/dev/hda1に相当します。 StartEndの値はメガバイトです。 Typeはプライマリ、拡張、論理のどれか1つになります。 Filesystemはファイルシステムタイプであり、これは ext2, ext3, FAT, hfs, jfs, linux-swap, ntfs,reiserfs, hp-ufs, sun-ufs, xfsの 内のどれか1つになります。Flagsの列では、パーティションに 設定してあるフラグが表示されます。使用できるフラグはboot, root、swap, hidden, raid, lvm, lbaとなります。

ティップヒント
 

partedを再起動せずに別のデバイスを選択するには、 selectコマンドの後ろに/dev/hdbなどの デバイス名を付けて実行します。そうするとそのパーティションテーブルの表示や設定が 出来るようになります。