インターフェイス

GRUBはそれぞれレベルの異なる3種類の強力なインターフェイスを備えています。これらのインターフェイスによって、OSのブートが可能になるとともに、GRUB環境でインターフェイス間を移動することもできます。

メニューインターフェイス

GRUBがRed Hat Linuxのインストールプログラムによって自動的に設定されると、これはデフォルトで示されるインターフェイスとなります。最初にシステムが起動した後、それぞれのブートコマンドとともに事前に設定されたOSか、カーネルの一覧を名前で示したメニューがこのインターフェイスに表示されます。デフォルト選択以外のオプションをブートするには、矢印キーでそのオプションを選択して[Enter]キーを押します。タイムアウト期間が設定されている場合は、その後、GRUBがデフォルトオプションのロードを開始します。

メニューインターフェイスで[e]キーを押すと、強調表示されたメニューエントリのコマンドを変更できます。また、[c]キーを押すと、コマンド行インターフェイスをロードします。

メニューエントリエディタインターフェイス

メニューエントリーエディタにアクセスするには、ブートローダーメニューで[e]キーを押します。GRUBのこのエントリに関するコマンドが表示されます。これらのコマンド行を追加(現在の行の後であれば[o]、前であれば[O])、編集([e])、消去([d])することにより、OSをブートする前にコマンド行を変更できます。

全ての変更が終ったら、[b]キーを押してコマンドを実行し、OSをブートします。[Esc]キーを押せば、変更をキャンセルして標準メニューインターフェイスに戻ることができます。[c]キーを押せば、コマンド行インターフェイスをロードします。

ティップTip
 

メニューエントリエディタを用いたGRUBでのランレベルの変更に関する詳細情報は、SysV Init項第3章を参照してください。

コマンド行インターフェイス

コマンドラインは最も基本的なGRUBインターフェイスですが、最大の制御機能であるインターフェイスでもあります。コマンドラインは、関連するあらゆるGRUBコマンドを入力して[Enter]キーを押して、実行できます。このインターフェイスはシェルに似た高度な機能を備えています。コンテキストに基づく[Tab]キーの完了、コマンド入力時に使用する[Ctrl]キーのコンビネーションなどがあります。たとえば[Ctrl]-[a]で行頭に移動し、[Ctrl]-[e]で行末に移動します。さらに、矢印キー、[Home]キー、[End]キー、[Delete]キーはbashシェルの場合と同じ働きをします。

インターフェイスの使用順序

第2ステージのブートローダーのロード時にGRUB環境が起動すると、GRUBは設定ファイルを探します。設定ファイルが見つかると、それを使用してOSのメニュー一覧をコンパイルしてロードし、ブートメニューインターフェイスを表示します。

設定ファイルが見つからない場合や読み込めない場合は、GRUBはコマンド行インターフェイスをロードし、OSのブートに必要なコマンドを入力できるようになっています。

設定ファイルが無効の場合は、エラーが印刷されて入力が促されます。この時、問題の発生個所を正確に知ることができ、ファイル内で修正できるため、たいへん役立ちます。どれかキーを押すとメニューインターフェイスに戻り、GRUBによって報告されたエラーに基づいてメニューオプションを変更して問題を修復できます。修復が失敗すると、エラーが報告され、GRUBを再度スタートできます。