Red Hat Linuxシステムに新しいディスクドライブを追加して、ext3ファイルシステムを 使用したい場合は、fdiskなどのプログラムで最初に ハードディスクのパーティションを作成し、ファイルシステムをフォーマット しなければなりません。
fdiskを使用するには,シェルプロンプトを開いて、rootで ログインします。fdiskコマンドはパーティション作成をする デバイスを、コマンドの引数として指定するように要求してきます。以下の例に あるように、デバイスは/dev/hdbとして、これはプライマリ IDEチャンネルの2番目のデバイスの相当します。まず、以下をタイプして下さい。
/sbin/fdisk /dev/hdb |
次の表は、最も一般的なfdiskコマンドを示すものです。
表 5-1. fdisk コマンド
| コマンド | 役目 |
|---|---|
| m | ヘルプを表示します。 |
| p | 現在のパーティションを表示します。 |
| d | パーティションを削除します。 |
| n | 新しいパーティションを作成します。 |
| w | ディスクにパーティションテーブルを書き込みます。 |
| t | パーティションに予期されるファイルシステムを用意します。 |
| l | パーティション用のファイルシステムタイプの一覧を表示します。 |
| q | ディスクを変更しないでfdiskを終了します。 |
![]() | ヒント |
|---|---|
ディスクを変更しないで、プログラムを途中で止めたい 場合は、qとタイプします. |
fdiskプログラムに入ると、nと タイプして新しいパーティションを作成します。プログラムが パーティションの 種類を選択するよう要求しますので、拡張パーティション用にeか 又は、プライマリパーティション用に pを選択することに なります。
パーティションの種類を選択する前に注意することがあります。 Red Hat Linuxはディスク用に4つまでのプライマリパーティションしか認識しません。 それ以上のパーティションを作成したい場合は、4つのプライマリパーティションの 内の1つ(1つのみ)を拡張パーティションにして、それを1つ、又はそれ以上の 論理パーティションを内包するコンテナの役目をさせることはできます。 コンテナの役目をするわけですから、拡張パーティションは少なくとも 論理パーティションを合計した大きさと同じサイズである必要があります。 ディスクパーティションに関する詳しい情報は、オフィシャル Red Hat Linux インストールガイド 内にある付録のディスクパーティションの概要を 御覧ください。
パーティションの種類と数量を決定した後は、パーティションが
スタートするシリンダヘッドを選択します。ディフォルトの値を流用する
場合は、単に
次に、サイズを指定します。これを簡単に実行するには、
+sizeMと
タイプします。ここで、sizeとは、
メガバイトで示すパーティションの大きさです。数量を指定しないで
要望のパーティションがすべて作成されるまで、このプロセスを繰り返します。
![]() | ヒント |
|---|---|
パーティションを作成する度に、どのパーティション (例;/dev/hdb2)が どのファイルシステム(例;/home/username)用に 割り当てられているかを記録しておくほうがよいでしょう。 |
次に、fdiskがディフォルトではunknown タイプのパーティションを作成しますので、そのディスクに使用するファイルシステムを 指定する必要があります。
そうするには、tとタイプして、パーティションの番号を 入力します。次にそのパーティションにインストールする予定のファイルシステム用の hex値(16進法値)を入力します。Linuxのスワップパーティション用には hex値は82 です。Linux ext2 又は ext3 partitions用のhex値は83です。 他のパーティションタイプについては、lコマンドを入力して ファイルシステムとhex値の一覧を見て下さい。各パーティションでこの操作を 繰り返します。
パーティションの作成が終了したらwとタイプして 変更を保存して終了します。
![]() | 警告 |
|---|---|
wとタイプすると,デバイスに存在している現在の データを永久に破壊することになります。データを保存する必要がある 場合は、 qとタイプしてディスクを変更しない 状態でプログラムを終了します。それからデータのバックアップを 行って下さい。 |
fdiskなどのパーティション設定プログラムを使用して ディスクドライブ上にパーティションを作成し終ると、mkfsを 使用して各パーティションにext3ファイルシステムを作ります。
この操作には rootでログインして 次の様にタイプします。:
/sbin/mkfs -t ext3 /dev/hdbX |
上記のコマンドでは、hdb を実際のドライブ文字に入れ換え、 Xはパーティション番号に入れ換えます。
![]() | 警告 |
|---|---|
ディスクパーティションをフォーマットするためにmkfsを使用すると そのパーティションに存在する現在のデータをすべて永久に破壊します。 |
パーティションを作成して、フォーマットも終了すると、今度は e2labelコマンドを使用して、ラベルを割り当てます。 これを実行すると、ドライブパス名を使用しないで、ラベルを使用して パーティションを/etc/fstabに追加できます。 それによりシステムがもっと強健になります。 [1] パーティションにラベルを追加するには、 rootとして次のコマンドを入力して 下さい。
/sbin/e2label /dev/hdbX /mount/point |
ここで、 hdbはドライブ文字で, X はパーティション番号で,そし /mount/pointは そのパーティションに使用予定の マウントポイントです。
各パーティションにラベルの割当を終了した時点で、パーティションを /etc/fstabに追加します。これを実行するには、 rootでログインして、以下のコマンドをタイプします。
pico -w /etc/fstab |
そして、各ラベル付のパーティション用に、以下の例の様に1行を/etc/fstabに 付け加えます。
LABEL=/mount/point /mount/point ext3 defaults 1 2 |
上記の /etc/fstabのエントリーで, すべての 出現している/mount/pointの記載を、パーティションで使用予定の マウントポイントに入れ換えます。
/etc/fstabにあるすべての利用可能な各種オプションの 情報を見るには、man fstabとタイプして下さい。
もし、不明なラベルのパーティションがある場合は、次のコマンドを入力します。
/sbin/tune2fs -l /dev/hdbX |grep volume |
上記のコマンドで、 hdbをドライブ文字で入れ換えて、 Xはパーティション番号で入れ換えます。
そうすると、以下に似た出力を表示するはずです。:
Filesystem volume name: /mount/point |
この出力では、 /mount/pointがボリュームラベルです。
上記のステップをすべて終了した時点で、システムに新しいext3を追加した 事になります。では次のセクションで ext2ディスクパーティションを ext3パーティションに変換する方法を案内しましょう。
| [1] | パーティションを /etc/fstabに追加すると、パーティションが ブート時にマウントされ、mountコマンドの使用が簡単になります。 |