通常Red Hat Linuxは、専用のディスクパーティションにインストールされるか、すでにインストールされているLinuxに上書きしてインストールされます。
![]() | 警告 |
|---|---|
他のLinux ( Red Hat Linuxを含む)の上に Red Hat Linuxをインストールすると、 以前のインストールの情報(ファイル又はデータ)は保存されません。 重要なファイルは必ず保存してください。システム上の現在のデータを保存するには、データの バックアップが必要です。 そして、可能なら、上書きの代わりにアップグレードを 考慮して下さい。 |
Red Hat Linuxには、5つのインストールクラス(インストールタイプ)があります。
ワークステーションインストールは、Linux初心者が最初にLinuxを試すのに最適なインストールです。ワークステーションインストールは、ユーザーの自宅またはデスクトップで使用するシステムを作成します。グラフィカルでWindowsライクな環境がインストールされます。
サーバインストールは、システムをLinux ベースのサーバとして使用したいが、システム設定にあまり大がかりな カスタマイズはしたくない場合に最も適しています。
ラップトップインストールは、Red Hat LinuxをラップトップPCに簡単にインストールするために設計されたものです。ワークステーションインストールとよく似ており、インストールプログラムは必要なパッケージが用意されていることを確認し、自動インストール環境を提供します。
カスタムインストールでは、インストール関連のオプションをもっとも柔軟に選択できます。ブートローダー、インストールするパッケージ、その他さまざまな選択を行うことができます。カスタムインストールは、Red Hat Linuxに習熟しているユーザーや、最大の柔軟性を希望するユーザーに最適です。
すでに Red Hat Linux (4.2 又は それ以降)のバージョンをシステムで稼働していて 最新のパッケージとカーネルバージョンに素早く更新したい場合は、アップグレードが最適です。
こうした複数のインストールタイプにより、インストールプロセスを簡略化するか(設定に関する柔軟性は失われることもあります)、インストールプロセスが少し複雑になっても柔軟性を得るかを選択することができます。次に、正しいインストールタイプが選択できるように、各インストールタイプについて詳細に説明します。
新しいユーザーに最も適しています。ワークステーションインストールは、ユーザー選択の GNOME又は KDE デスクトップ環境(あるいは両方)とX Windowシステム(デスクトップ環境が ベースとするグラフィカルソフトウェア)をインストールします。
1つの言語(例、日本語)だけをインストールする場合のワークステーションインストールのための推奨最小ディスク容量を以下に示します。
GNOMEまたはKDEを選択する場合: 1.5Gバイト
GNOMEとKDEの両方とゲームを選択する場合: 1.8Gバイト
全てのパッケージグループ (例えば、 GNOME はパッケージグループです。)と追加の 個別パッケージをいくつかインストールする場合、2.1 GB又はそれ 以上のディスク容量が 必要となります。
![]() | 注意 |
|---|---|
Red Hat Linux 7.0以前のワークステーションインストールと違って、 Red Hat Linux 7.3ワークステーションのインストールは、ネットワークデーモンxinetd (inetサービス)はインストールしません。xinetdがインストールされないと より安全なインストールができます。しかし、finger, telnet, talk, FTPなどの受け入れ型ネットワークのサービスは 機能しません。[1] もし、このようなサービスが必要な場合は、画面を戻って、サーバ又はカスタム インストールを 選択してください。 |
自動パーティション設定を選択すると、ワークステーションインストールでは、以下のパーティションが作成されます。
スワップパーティションのサイズは、システム内のRAMの容量とハードディスクの 使用可能な領域の容量によって決定されます。例えば、128 MB の RAMがあれば、 ディスクの空き容量次第で、スワップパーティションのサイズは128 MB –256 MB(RAMの2倍) となります。
/bootとしてマウントされ、Linuxカーネルと関連ファイルが格納されている 50 MB のパーティション。
/ としてマウントされ、全てのファイルが保存されている(この正確な容量は ディスクの空き容量に左右されます)root パーティション
サーバーインストールは、システムをLinuxベースサーバーとして使用して、システム設定をあまりカスタマイズしたくない場合に最適です。
1つの言語(例、英語)だけをインストールする場合のサーバーインストールとして推奨するディスク容量の最低要件を以下に示します。
サーバ (グラフィカルインターフェイス無しで 最小サイズは): 1.3 GB
サーバ (グラフィカルインターフェイス無しで、全てを選択すると): 1.4 GB
サーバ (GNOME と KDE使用で 全てを選択すると): 2.1 GB
全てのパッケージグループ (例えば、 GNOME はパッケージグループです。)と追加の 個別パッケージをいくつかインストールする場合、2.3 GB又はそれ 以上のディスク容量が 必要となります。
サーバーインストール時には、パッケージ選択時に適切なパッケージを選択してインストールしないと、システム起動時にX Window Systemが設定されず、GUIもロードされません。
スワップパーティションのサイズは、システムのRAM容量とハードディスクの空き容量によって決まります。たとえば、128MバイトのRAMがある場合、利用可能なディスク容量に応じてスワップパーティションのために128Mバイト〜256Mバイト(RAMの2倍)の領域を割り当てることができます。
/としてマウントされている384 MBの root パーティション
/usrとしてマウントされている パーティション(この正確な容量は ディスクの空き容量に左右されます)
/homeとしてマウントされている パーティション(この正確な容量は ディスクの空き容量に左右されます)
/varとしてマウントされている 256 MBの パーティション
/bootとしてマウントされ、Linuxカーネルと関連ファイルが格納されている 50 MB のパーティション。
このディスクパーティション設定計画は、ほとんどのサーバ用に柔軟性のあるファイルシステム設定となっています。
ラップトップインストールは、ユーザー選択で GNOME 又は KDEデスクトップ環境(あるいは両方)、及び X Window システムをインストールします。
1つの言語(例、英語)だけインストールする場合のラップトップインストールとして推奨するディスク容量の最低要件を以下に示します。
GNOMEまたはKDEを選択する場合: 1.5Gバイト
GNOMEとKDEの両方を選択する場合: 1.8Gバイト
全てのパッケージグループ (例えば、 GNOME はパッケージグループです。)と追加の 個別パッケージをいくつかインストールする場合、1.7 GB又はそれ 以上のディスク容量が 必要となります。もし余分な容量を装備できる場合は、より多くのデータを必要な時に保存できます。
自動パーティション設定を選択すると、ラップトップインストールでは、以下のパーティションが作成されます。
スワップパーティションのサイズは、システム内のRAMの容量とハードディスクの 使用可能な領域の容量によって決定されます。例えば、128 MB の RAMがあれば、 ディスクの空き容量次第で、スワップパーティションのサイズは128 MB –256 MB(RAMの2倍) となります。
/bootとしてマウントされ、Linuxカーネルと関連ファイルが格納されている 50 MB のパーティション。
/ としてマウントされ、全てのファイルが保存されている(この正確な容量は ディスクの空き容量に左右されます)root パーティション
![]() | 注意 |
|---|---|
Red Hat Linux7.3でラップトップインストールを実行しても、 ネットワークデーモンxinetd(inetサービス)はインストールされません。 xinetdをインストールしないことにより、より安全なインストールになります[2]; しかし、finger, telnet, talk, FTPなどの受け入れ型ネットワークのサービスは 機能しません。 もし、このようなサービスが必要な場合は、画面を戻って、サーバ又はカスタム インストールを 選択してください。 |
カスタムインストールでは、インストール時に最も大きな柔軟性が得られます。ワークステーションインストールとサーバーインストールでは、インストールプロセスが自動的に実行され、いくつかのステップが省略されます。カスタムインストール時には、ユーザーがシステムにどのパッケージをインストールするかを自在にコントロールすることができます。
カスタムインストールのための推奨最小ディスク容量を以下に示します。
カスタム (最小で): 350 MB
カスタム (全てを選択して): 3.7 GB
名前から推測できるように、カスタムインストールでは柔軟性に重点が置かれます。システムにどのパッケージをインストールするかを自在にコントロールすることができます。LILO(Linux Loader)を使用してシステムをブートするかどうかも指定できます。
自動パーティション設定を選択すると、カスタムインストールでは、以下のパーティションが作成されます。
スワップパーティションのサイズは、システムのRAM容量とハードディスクの空き容量によって決まります。たとえば、128MバイトのRAMがある場合、利用可能なディスク容量に応じてスワップパーティションのために128Mバイト〜256Mバイト(RAMの2倍)の領域を割り当てることができます。
/bootとしてマウントされ、Linuxカーネルと関連ファイルが格納されている 50 MB のパーティション。
/ としてマウントされ、全てのファイルが保存されている(この正確な容量は ディスクの空き容量に左右されます)root パーティション
Red Hat Linux 4.2 (又は 以降のバージョン)のアップグレードは、 既存のデータを削除するものではありません。インストールプログラムは、モジュラー カーネルと現在インストール済みのすべてのソフトウェアを更新します。その方法については 第3章と付録Aを御覧ください。
| [1] | 例えば、他のシステムへtelnetが 可能でも、他のシステムがこちらのシステムにtelnetできません。 |
| [2] | たとえば、他のシステムに発信するtelnetは行えますが、他のシステムはこちらのシステムに対してtelnetを使用できません。 |