直接、シングルユーザーモードでブートできる可能性があります。システムがブートするが、ブートを完了してもユーザーがログインできない場合は、シングルユーザーモードを試してみてください。
GRUBを使用している場合は、以下のステップに従ってシングルユーザーモードでブートします。
GRUBパスワードが設定されている場合は、pと入力し、パスワードを入力します。
ブートしようとするカーネルのバージョンのRed Hat Linuxを選択し、eを入力して編集を選択します。選択したタイトルに対する設定ファイル内の項目の一覧が表示されます。
kernelで始まる行を選択し、eと入力して行を編集します。
行の末尾に移動し、1文字分のスペースを空けてsingleと入力します(Spacebarキーを押し、次にsingleと入力します)。Enterキーを押して編集モードを終了します。
GRUB画面に戻り、bと入力してシングルユーザーモードでブートします。
LILOを使用している場合は、LILOブートプロンプトで次のオプションのいずれかを指定します(グラフィカルLILOを使用している場合は、Ctrl-xキーを押してグラフィカル画面を終了し、boot:プロンプトを表示する必要があります)。
boot: linux single boot: linux emergency |
シングルユーザーモードでは、コンピュータはランレベル1で起動します。つまり、ローカルファイルシステムはマウントされますが、ネットワークは有効ではありません。システム保守用のシェルが利用可能になります。
緊急モードでは、可能な限り最小の環境でブートされます。ルートファイルシステムは読み込み専用でマウントされ、ほとんど何もセットアップされません。このモードのlinux singleに対するおもな長所は、initファイルがロードされないことです。initが破損している場合や機能しない場合でも、ファイルシステムをマウントすることによって、再インストールすれば失われる可能性のあるデータを復元することができます。
カーネルを再構築し、新しいカーネルをすぐに試そうとして/sbin/liloを実行する前にリブートしてしまうということもまれにあります。しかし、古いカーネルに対するエントリがlilo.confに存在していない場合は問題になります。この問題を解決する方法をこのセクションで説明します。
多くの場合は、Red Hat LinuxブートディスクからRed Hat Linuxシステムをブートし[1]、ルートファイルシステムをマウントして作業を進めることができます。以下にその方法を示します。
ブートディスクのboot:プロンプトに対して以下のコマンドを入力します。
linux single root=/dev/hdXX initrd= |
XXin/dev/hdXX/dev/hdXXのXXは、ルートパーティションを表す適切な文字と数字で置き換えます。
このコマンドを入力すると何が起こるのでしょうか。まず、システムがシングルユーザーモードでブートし、指定したルートパーティションがルートパーティションとして設定されます。空のinitrdを指定すると、ブートディスク上のインストール関連イメージがバイパスされるので、即座にシングルユーザーモードに入ります。
残念ながら、この方法には欠点もあります。Red Hat Linuxブートディスク上のカーネルは組み込みのIDEしかサポートしていないため、SCSIベースのシステムを使用している場合はこの方法を使用することができません。その場合は、前述のlinux rescueコマンドを使用して、レスキューモードにアクセスする必要があります。