アップグレードの準備

カーネルをアップグレードするには、あらかじめいくつかの準備作業が必要です。まず最初に、問題が発生した場合の作業ブートディスケットがシステムにあることを確認します。ブートローダが正しく構成されていないために新規カーネルをブートできない場合は、システムをブートするためのブートディスケットが必要です。

システムにブートディスケットを作成するためには、現在作動しているカーネルのバージョンを確認する必要があります。これには、以下のコマンドを実行します。

uname -r

システムにブートディスケットを作成するには、ユーザーがroot権限を持っている必要があります。シェルプロンプトでrootとしてログインし、以下のコマンドを入力します(このとき、kernelversionuname -rコマンドに対して出力されます)。

/sbin/mkbootdisk kernelversion

ティップヒント
 

さらにオプションを選択する場合は、mkbootdiskのmanページを参照してください。

次へ進む前に、ブートディスケットでマシンをリブートし、作動していることを確認します。

ディスケットを使用する必要がない方が望ましいのですが、ケースの安全な場所に保存しておく必要があります。

インストールしてあるカーネルパッケージを確認するには、シェルプロンプトで次のコマンドを実行します。

rpm -qa | grep kernel

実行したインストールのタイプによって、以下のパッケージのいくつか、もしくはすべてが出力に含まれます(バージョン番号とパッケージが異なる場合があります)。

kernel-utils-2.4.18-0.12
kernel-2.4.18-0.12
kernel-source-2.4.18-0.12
kernel-doc-2.4.18-0.12
kernel-pcmcia-cs-3.1.27-12
kernel-smp-2.4.18-0.12

出力から、カーネルのアップグレードのためにダウンロードする必要のあるパッケージの確認ができます。シングルプロセッサシステムの場合、唯一の必要なパッケージはkernelパッケージです。

複数のプロセッサを使用するコンピュータの場合、マルチプロセッサに対応するkernel-smpパッケージが必要になります。システムでマルチプロセッサカーネルが正しく機能しない場合、kernelパッケージもインストールすることをお勧めします。

4Gバイトを超えるメモリを備えたコンピュータの場合、64Gバイトまでのメモリに対応するkernel-bigmemパッケージが必要になります。したがって、デバッグを目的としてkernelパッケージもインストールすることをお勧めします。kernel-bigmemパッケージは、i686アーキテクチャのみに対応して構築されています。

ノートPCでカーネルをアップグレードしている場合か、PCMCIAを使用している場合は、kernel-pcmcia-csパッケージも必要です。

kernel-sourceパッケージは、自分でカーネルを再コンパイルする場合か、カーネルの開発を行う場合以外は不要です。kernel-docパッケージにはカーネル開発ドキュメントが含まれているので必要ありません。kernel-utilパッケージには、カーネルやシステムのハードウェアの制御に使用できるユーティリティと必要でないユーティリティが含まれています。

Red Hatは種々のx86バージョンに対応して最適化されたカーネルを構築します。オプションには、AMD Athlon™とAMD Duron™システム用のathlon、Intel