第 3章レスキューモード

何か問題が発生した場合、解決するための方法はいくつかあります。ただし、その方法を実行するには、システムを十分に理解していることが必要です。本章では、システムのレスキューを行うことのできる、レスキューモードとシングルユーザーモードでブートする方法を説明します。

レスキューモードとは

レスキューモードは、コンパクトなLinux環境のすべてをフロッピーディスク、CD-ROM、またはその他の手段を使用して起動する機能のことです。

名前が示すように、レスキューモードは、ある状態からユーザーをレスキュー(救助)するためのものです。通常の運用では、Red Hat Linuxシステムはプログラムの実行、ファイルの保存など、どのような操作を行うにもシステムのハードディスクドライブにあるファイルを使用します。

ただし、場合によってはLinuxが完全には動作しないために、システムのハードディスクドライブ上のファイルにアクセスできないこともあります。レスキューモードを使用すれば、実際にはハードディスクドライブからLinuxを起動できない場合であっても、ハードディスクドライブ上に格納されたファイルにアクセスすることができます。

通常は、レスキューモードが必要になる理由は以下のようなものです。

次に、これらのシナリオについて詳しく見てみましょう。