第 21章プリンタ設定

printconfアプリケーションにより、Red Hat Linuxでプリンタを設定できます。このアプリケーションは、設定ファイル/etc/printcap、印刷スプールディレクトリ、印刷フィルタの保守を行います。

バージョン7.3から、Red Hat Linuxは2つの印刷システムを含めて出荷されています。printconfアプリケーションは、LPRngという印刷システムを設定します。LPRngは、デフォルトの印刷システムでもあります。本章では、Printconfを使用して、LPRngを設定する方法を主に説明します。CUPSという別の印刷システムについては、CUPS印刷システムの設定を参照してください。

printconfを使用するには、root権限を持っていることが必要です。printconfは、以下のいずれかの方法を使って起動します。

重要項目重要
 

/etc/printcapファイルは編集しないでください。プリンタデーモン(lpd)が起動または再起動されるたびに、新しい/etc/printcapファイルが動的に作成されます。

printconfを使用しないでプリンタを追加する場合は、/etc/printcap.localファイルを編集します。/etc/printcap.local内のエントリはprintconfには表示されませんが、プリンタデーモンはこれを読み取ります。古いバージョンのRed Hat Linuxからシステムをアップグレードする場合、既存の設定ファイルは、printconfが使用する新しいフォーマットへと変換されます。printconfにより新しい設定ファイルが生成されるたびに、古いファイルは/etc/printcap.oldとして保存されます。

図 21-1. printconf

printconfでは、以下の5種類の印刷キューを設定することができます。

重要項目重要
 

新しい印刷キューを追加したり、既存の印刷キューを変更したりする場合、その変更を有効にするにはプリンタデーモン(lpd)を再起動する必要があります。

適用ボタンをクリックすると、変更内容が保存され、プリンタデーモンが再起動されます。プリンタデーモン(lpd)が再起動されるまで、変更内容は/etc/printcap設定ファイルに書き込まれません。ファイル-変更を保存メニューを選択してからファイル-lpdを再起動メニューを選択すると、変更内容を保存してプリンタデーモンを再起動することができます。

プリンタ一覧でプリンタタイプINVALIDに設定されたプリンタが表示された場合、そのプリンタが正しく機能するのに必要なオプションが設定されていません。一覧からこのプリンタを削除するには、それを選択して削除ボタンをクリックします。

ローカルプリンタの追加

自分のコンピュータのパラレルポートやUSBポートなどに接続されるローカルプリンタを追加するには、printconfのメインウィンドウで新規ボタンをクリックします。図21-2のようなウィンドウが表示されます。ボタンをクリックして作業を続行します。

すると、図21-3に示す画面が表示されます。プリンタ名に一意のプリンタ名を入力します。これはそのプリンタを説明するようなどんな名前でも構いません。プリンタ名にはスペースを含めることはできません。また、azAZの文字から始まる名前でなければいけません。有効な文字は、azAZ09-_です。

プリンタタイプメニューからローカルプリンタを選択し、ボタンをクリックします。

printconfはプリンタデバイスを検出し、図21-4のように表示します。プリンタデバイスが表示されない場合は、カスタムデバイスボタンをクリックします。プリンタデバイスの名前を入力し、OKボタンをクリックしてそれをプリンタデバイスの一覧に追加します。パラレルポートに接続されているプリンタデバイスは、通常/dev/lp0という名前が割り当てられます。USBポートに接続されているプリンタデバイスは、通常/dev/usblp0という名前が割り当てられます。プリンタデバイスを選択した後、ボタンをクリックします。

次に、printconfは、プリンタデバイスに接続されているプリンタを検出します。プリンタドライバの選択と終了へ進み作業を続行します。

注意

[1]

シェルプロンプトでprinttoolと入力すると、printconfが起動します。