付録 D. Red Hat Linuxのインストールに関するトラブルシューティング

この付録では、インストールでよく起こる問題と、その解決法について解説します。

Red Hat Linuxを起動できない

CD-ROMから起動できない

Red Hat Linux CD-ROMから起動できない場合、2つの解決策が考えられます。

注意注意
 

CD-ROMのブートイメージのサイズが大きすぎるためにシステムBIOSがRed Hat LinuxCD-ROMからの起動を許可しない場合があります。このような場合、Red Hat Linuxを起動するためにブートディスクを作成する必要があります。起動した後は、CD-ROMは正常に機能します。

  1. コンピュータのBIOSを変更して、CD-ROMから優先的に起動するように設定することができます。

  2. 作成したブートディスクを使用して起動する。

BIOSの設定画面を表示する方法に関しては、コンピュータまたはマザーボードの取扱説明書で確認するか、システムが起動し始めるときに表示される画面で確認してください。

ブートディスクを作成するには、インストールディスクの作成項第1章の指示に従ってください。

Red Hat Linuxをブートディスクから起動するには、ディスクをフロッピーディスクドライブに挿入し、コンピュータを起動/再起動してください。フロッピーまたはMO(ドライブA:)から起動するようBIOSが設定されていることを確認してください。

ローカルブートディスクから起動できない

ローカルブートディスクからの起動が正しく行われない場合、アップデートされたブートディスクを用意する必要があるかもしれません。

オンラインのErrata(http://www.jp.redhat.com/support/errata/index.html)でアップデート済みのディスクイメージをチェックし(入手可能な場合)、インストールディスクの作成項第1章の説明に従ってシステム用の新しいブートディスクを作成します。

PCMCIAブートディスクから起動できない

作成したPCMCIAネットワークブートディスクでのシステム起動が正しく行われない場合、アップデートされたブートディスクを用意する必要があるかもしれません。

オンラインのErrataでアップデート済みのディスクイメージをチェックし(入手可能な場合)、指示に従ってシステム用の新しいブートディスクを作成します。

シグナル11のエラーが表示される

インストール時に致命的エラーが発生し、シグナル11が表示された場合は、システムバスのメモリ内のハードウェアエラーが原因である可能性があります。メモリ内のハードウェアエラーは、実行可能ファイルの問題や、システムのハードウェアの問題を原因として発生する可能性があります。他のオペレーティングシステムと同様に、Red Hat Linuxも独自の命令をシステムのハードウェアに送ります。他のOSの下では正しく機能するハードウェアでも、Red Hat Linuxの命令を遂行できないことがあります。

使用しているディスクがRed Hatの最新のインストール用ブートディスク/補助ディスクであることを確認します。オンラインのErrataで、新しいバージョンが入手可能かどうかを調べます。最新のイメージでもエラーになる場合はハードウェアに問題がある可能性があります。通例、このエラーの発生場所はメモリまたはCPUキャッシュです。BIOSでCPUのキャッシュをオフにするとこのエラーが解決する可能性があります。また、マザーボードスロットでメモリの位置を入れ換えることによって、問題がスロットとメモリのどちらに関連するものかを確認できる可能性があります。

シグナル11のエラーの詳細については、http://www.bitwizard.nl/sig11/(日本語訳は、http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/GCC-SIG11-FAQ/)を参照してください。

ネットワークブートディスクから起動できない

作成したネットワークブートディスクでのシステム起動が正しく行われない場合、アップデートされたブートディスクを用意する必要があるかもしれません。

オンラインのErrataでアップデート済みのディスクイメージをチェックし(入手可能な場合)、指示に従ってシステム用の新しいブートディスクを作成します。