Red Hat Linuxシステムをブートするためには、通常はブートローダーをインストールする必要があります。Red Hat Linux7.2では、GRUBとLILO(LinuxLoader)の2つのオプションがあります。ブートローダ-は、次のどちらかの場所にインストールできます。
MBRが、System CommanderやOS/2のブートマネージャなどの別のオペレーティングシステムローダーを起動している場合を除き、ここにブートローダーをインストールするのがよいでしょう。MBRは、コンピュータのBIOSによって自動的にロードされる、ハードディスクドライブ上の特別な領域で、ここにブートローダーを配置すれば最も早いタイミングでブートプロセスの制御を受け取ることができます。ブートローダーをMBRにインストールすると、マシンをブートしたときに、GRUB(またはLILO)によってブートプロンプトが表示されます。ここで、Red Hat Linuxやブートローダーで設定した他のオペレーティングシステムをブートすることができます。
すでに他のブートローダー(OS/2のブートマネージャなど)を使用している場合に推奨されるインストール場所です。この場合は、先に他のブートローダーに制御が渡されます。そこから、そのブートローダーがGRUB(またはLILO)を起動(その後、Red Hat Linuxをブート)するように設定できます。
システム上のGRUB(またはLILO)をインストールする場所を選択します。システムがRed Hat Linux専用の場合は、MBRを選択するとよいでしょう。Windows 95/98を併用する場合は、ブートローダーが両方のオペレーティングシステムをブートできるように、ブートローダーのインストール先としてMBRを選択します。
![]() | 重要 |
|---|---|
何らかの理由でGRUBまたはLILOをインストールしない場合、Red Hat Linuxシステムを直接ブートすることはできません。別のブート方法(ブートディスクなど)を使う必要があります。このオプションは、Red Hat Linuxシステムを別の方法で確実にブートできる場合にだけ選択してください。 |
GRUBまたはLILOブートコマンドにデフォルトオプションを追加する必要がある場合は、それらを[カーネルパラメータ]フィールドに入力します。入力したオプションはすべて、ブート時にLinuxカーネルへ渡されます。
[LBA32の使用の強制(通常は不要)]オプションを使用すると、/bootパーティションの1,024シリンダの制限を超えることができます。1,024シリンダの制限を超えるオペレーティングシステムを起動するためのLBA32拡張をサポートするシステムがあり、/bootパーティションをこの制限より上に置こうとしていて、インストールプログラムがまだBIOSからこの拡張を検出していない場合、このオプションを選択する必要があります。
他のオペレーティングシステムが使用するパーティションを含め、ブート可能なパーティションが画面下に表示されています。Red Hat Linuxシステムのルートファイルシステムを持つパーティションのブートラベルは、[linux]になっています。他のパーティションにもブートラベルを付けることができます。他のパーティションにブートラベルを追加する場合(または既存のブートラベルを変更する場合)は、対象のパーティションをクリックして選択します。選択した後、ブートラベルを変更できます。
![]() | 注意 |
|---|---|
[ブートラベル]列は、目的のオペレーティングシステムを起動するためにブートプロンプトに対して入力する値です。定義したブートラベルを忘れてしまった場合は、プロンプトで[Tab]キーを押すと、いつでも定義済みのブートラベルの一覧を表示できます。 |
レスキューモードを使用する必要がある場合は、次のいずれかの方法を選択できます。
CD-ROMを使用してブートし、boot:プロンプトで、linux rescueと入力します。
ネットワークブートディスクを使用して、boot:プロンプトで、linux rescueと入力します。後で、ネットワークからレスキューイメージを検索するように要求されます。
Red Hat Linuxボックスセットに同梱されたブートディスクを使用して、boot:プロンプトで、linux rescueと入力します。後で、インストール方式と、ロード元となる有効なインストールツリーを選択します。
レスキューモードの詳細は、オフィシャル Red Hat Linux カスタマイズガイドを参照してください。
GRUBまたはLILOを使わずにRed Hat Linuxシステムをブートしたい場合は、いくつかの代替手段があります。
前述のとおり、インストールプログラムによって作成されたブートディスクを使用できます(作成するように選択した場合)。
MS-DOSからLinuxをロードできます。ただし、そのためにはLinuxカーネルのコピー(SCSIアダプタがある場合は、初期RAMディスクも)をMS-DOSパーティション上で使用可能にする必要があります。そのための唯一の方法は、何らかの別の方式で(たとえばディスク上のLILOから)Red Hat Linuxシステムをブートしてから、カーネルをMS-DOSパーティションへコピーするという方法です。LOADLINは、ftp://metalab.unc.edu/pub/Linux/system/boot/loaders/や、関連するミラーサイトから入手できます。
SYSLINUXはLOADLINによく似たMS-DOSプログラムです。 ftp://metalab.unc.edu/pub/Linux/system/boot/loaders/や、関連するミラーサイトから入手できます。
市販のブートローダーを使用してLinuxをロードできます。たとえば、System CommanderやPartition Magicは、Linuxをブートできます(ただし、GRUBまたはLILOをLinuxルートパーティションにインストールする必要があります)。
ここでは、SMPマザーボードについて説明します。インストールプログラムは、システム上にSMPマザーボードを検出すると、自動的に/boot/grub/grub.confまたは/etc/lilo.confエントリ(インストールしているブートローダーによって異なります)を、通常どおり1つではなく、2つ作成します。
grub.confの2つのエントリとは、Red Hat Linux (kernel version)とRed Hat Linux (kernel versions-smp)です。デフォルトではRed Hat Linux (kernel version-smp)が起動します。ただし、SMPカーネルに問題がある場合は、代わりにRed Hat Linux (kernel version)エントリをブートするように選択できます。機能は以前と同じですが、1つのプロセッサで動作します。
lilo.confの2つのエントリとは、linuxとlinux-upです。デフォルトでは、linuxがブートします。ただし、SMPカーネルに問題がある場合は、代わりにlinux-upエントリをブートするように選択できます。機能は以前と同じですが、1つのプロセッサで動作します。