pwdによる現在位置の表示

ディレクトリをいくつも検索していると、自分の居場所がわからなくなってしまったり、現在いるディレクトリの名前を忘れてしまったりすることがよくあります。Linuxシステムのシェルbashは、デフォルトでは、パス全体を表示するのではなく、ユーザーの現在の作業ディレクトリだけしか表示しません。

図 10-3. pwdによる現在位置の表示

ファイルシステムにおける現在のディレクトリの正確な位置を知るためには、シェルプロンプトに移動して次のコマンドを入力してください。

pwd

次のような情報が表示されるはずです。

/home/newuser

これは、ユーザーが現在newuserディレクトリにいること、そしてこのディレクトリが/homeディレクトリに含まれていることを示しています。

pwdコマンドは、print working directoryの略です。pwdコマンドを入力すると、Linuxシステムに対して「私はいまどこにいるか?」とたずねたことになります。システムは、ユーザーが現在いるディレクトリを標準出力(通常はディスプレイモニタ)に出力することで返答します。

ユーザーは、いろいろ調べるときに、頻繁にpwdを使用するようになることと思います。Linuxのエキスパートたちにとっても、このコマンドは頼りになるものです。