ユーザーアカウントの作成

Red Hat Linuxをインストールしたとき、ユーザーアカウントを作成できました。まだ1つもユーザーアカウント(rootアカウントを含まない)を作成していない場合は、ここで作る必要があります。必要がないのにrootで作業するのは、よくありません。

新たに、または追加としてユーザーアカウントを作成するには2つの方法があります。GUIでユーザー構成ツールを使うか、コンソール画面を使用します。

図 1-5. ユーザー構成ツール

GUIを使ったユーザーアカウントの作成手順

  1. ログインします。rootアカウントしかない場合は、rootとしてログインする必要があります。すでにユーザーアカウントにログインしていて、アカウントをたくさん作りたい場合は、rootに移動する必要はありません。あとでrootパスワードの入力が要求されます。

  2. GNOMEでは、デスクトップの下にあるパネルで、Start Hereボタンをクリックします。開かれた新規ウィンドウで、System Settingsアイコンをクリックしてから、ユーザー構成ツールのアイコンをクリックします(ルートとしてログインしていない場合、ルートパスワードの入力が要求されます)。KDEデスクトップで、メインメニュー-システム-User Managerを選択します。

  3. 構成ツールが開いたら(図1-5)、New Userをクリックします。

  4. ユーザー名(これは略称または愛称のようなものでもよい)、このアカウントを作成するユーザーのフルネームとパスワードを入力します(確認のために2度入力します)。デフォルトでは、ユーザーのホームディレクトリ名とログインシェル名が表示されます。

  5. OKをクリックします。これで、ユーザーアカウントは作成されました。

コンソール画面を使ったユーザーアカウントの作成手順は以下のとおりです。

  1. ターミナルウィンドウを開きます。GNOMEパネルやKDEパネルでは、デスクトップの下部に表示されるターミナルのアイコンをクリックします。 root以外でログインしている場合は、コマンドラインでsu -と入力し、rootになります。

  2. ターミナルを開いて、rootとしてログインします。

  3. コマンドラインでuseraddと、それに続けてスペースと新しいアカウントのユーザー名を入力します。たとえば、useraddbethとなります。Enterキーを押してください。

  4. 次に、passwdと、それに続けてスペースと新しいユーザー名を入力します。たとえば、passwd bethとなります。

  5. コンソール画面には、New UNIX passwordと表示されているはずです。この画面では、新しいアカウント用のパスワードを入力するよう求められます。このアカウントに適用したいパスワードを入力して、Enterキーを押します。

  6. 確認のため、パスワードの再入力が求められます。新しいアカウントが作成されたことを示す次のようなメッセージが表示されます。

passwd: all authentication tokens updated successfully

ティップユーザー名とパスワード
 

ユーザーアカウントは、John Smithならjsmithとするなど、ユーザー自身の名前を元にしたものがよく見られます。しかし、イニシャルや誕生日、さらにはより独創的な名前を付けてもかまいません。

注意安全なパスワード
 

ユーザーアカウント名を選ぶときは、凝った名前でも単純なものでもかまいませんが、パスワードの選択には十分注意が必要です。パスワードはアカウントの鍵となるものですから、他と重複せず、かつ覚えやすいものでなければいけません。パスワードは6文字以上にします(インストール時にMD5を使用可能にした場合、おそらくそんなに長いものは不要でしょうが、実際には256文字の長さまで可能です)。大文字と小文字を混ぜたり、数字と文字を混ぜたりすることができます。「qwerty」(キーボードの左手上のキー配列)や「password」などの安易なパスワードを設定することは避けるべきです。覚えやすく、かつ他と重複しないパスワードにするには、「airplane」を「a!rPl8nE」にするような感じで、単語の構成を変化させてみてください。

ターミナルウィンドウは、ウィンドウ右上隅のXボタンをクリックするか、またはプロンプトでexitと入力すると閉じることができます。

注意パスワードを忘れた場合
 

rootアカウントやユーザーアカウントのパスワードを忘れてしまった場合の処置については、パスワードを忘れた場合項第13章を参照してください。