Nautilusは、GNOMEデスクトップの主要な部分です。Nautilusを使用すると、1つの中央の場所でファイル、アプリケーション、インターネットなどに簡単にアクセスできます。
GNOMEにログインすると、Nautilus ここからスタート画面(図2-2)が自動的に開きます。画面を閉じた場合、デスクトップとパネル上にあるここからスタートアイコンのうちの1つをクリックするか、GNOMEメインメニューからここからスタートを選択することによって、画面を再度開くことができます。
Nautilusを使用すると、次のことが行えます。
高速なアクセスを行えるようにFavoritesフォルダに頻繁に使用される項目を保存します。
1回のボタンクリックでホームディレクトリの内容を表示します。
すぐに、SawfishコントロールセンターやGNOMEの表示と動作の状態を変更する他のツールを開きます。
高速アクセスのためと、作業が組織化された状態を維持するために、さらにディレクトリをここからスタート画面に追加します。
インターネット接続を設定し、ユーザーアカウントを追加し、サーバーの設定などを行います。
Nautilusで作業するのは効率がよくかつ簡単なので、メインメニューボタンからいくつものメニューを選ばなくて済みます。以降では、Nautilusで各種メニューオプションとアイコンを使用する方法について説明します。
ここからスタート画面には、メインメニュー、ツールバー、画面右側に多数のアイコンがあります。左側には現在作業しているファイルかWebページを示すサイドバーがあり、このバーの下に5つのタブがあります。以下では、これらの要素のそれぞれについて説明します。
File —これらのオプションは標準に近いものです。また、表示する内容により変化します。ファイルには、Webページとは異なるオプションがあります。ここで、新しいウィンドウを開き、新しいフォルダを作成し、Webを検索し、ファイル名を変更し、項目をごみ箱に移動するなどのためのオプションを選択します。
Edit —標準の切り取り、コピー、貼り付けの各オプションや、アイコンをカスタマイズするオプションが含まれています。デスクトップとNautilus画面のこれらの要素をカスタマイズするには、背景とエンブレムを選択します(図2-3)。
View —画面上の各種ナビゲーションバーの表示か非表示、オプションのズーム、項目を配列する順序、アイコン表示や一覧表示などのオプションがあります。
Go —ナビゲーションオプション(後方、前方、ホームなど)と、最近表示された画面の一覧があります。この一覧から項目を選択すると、その選択した画面に戻ります。
Bookmarks —ブックマークの追加あるいは編集を選択するか、組み込まれたブックマークのうちの1つを選択します。これらの組み込まれたブックマークを削除するには、メインメニューのPreferencesをクリックし、開かれる画面でNavigationをクリックします。組み込まれたブックマークを削除するオプションは、この画面にあります。
Preferences —preferencesの選択とデスクトップのカスタマイズの詳細については、第4章を参照してください。
Help —詳細なNautilus情報を表示するにはこれらのオプションの中から選択し、Red HatサポートWebページを開くにはサポートを選択します。
ツールバーは、表示したページ間を前後に移動する標準のBack/Forwardナビゲーションボタンを表示します。Upは、ファイルディレクトリ内で1つ上のレベルに移動します(ファイルシステムについては第11章を参照)。
Refreshは、現在の画面をリロードします(ページがファジーに見える場合は有効です)。Homeは、デフォルトでホームディレクトリを表示します。メインメニューのPreferencesをクリックした後にEdit Preferencesをクリックし、表示される画面でNavigationを選択して、表示したいファイルやWebサイトをこのボタンに表示させることができます。Home Locationフィールドで選択するファイルパスやURLを入力します。
Web Searchは、Nautilus画面に検索エンジンを開きます。このオプションは、検索を続けたり、検索後に選択するページを表示するためのWebブラウザの一覧も表示します。このため、他のタスクのためにNautilus画面が解放されます。
Stopは、表示のために選択したページやファイルのダウンロードか表示を中断します。
Nautilus画面の左側にはサイドバーがあります。サイドバーは、作業しているディレクトリやファイルの名前を表示したり、Webページを表示する場合にWebブラウザオプションを表示します。
サイドバーの一番下には、5つのタブがあります。サイドバーを開くにはタブをクリックし、閉じるにはもう1度タブをクリックします。
ノート —は、現在表示しているファイル、ディレクトリ、Webページのいずれかに関する注記を残します。
ツリー —ファイルディレクトリをツリーとして示します。
ヘルプ —GNOMEへのリンクやNautilusドキュメントなどを提供します。
履歴 —現在のセッションで表示したページの一覧を示します。この一覧のページ名をクリックしてそのページに戻ります。
ニュース —現在のニュースヘッドラインを示します。ヘッドラインを表示したいニュースWebサイトの一覧を見るには、サイトの選択をクリックします。この一覧にサイトを追加したりこの一覧からサイトを削除するには、編集をクリックします。完了は、メインニュースタブを表示します。
デフォルトでは、ここからスタート画面が表示されます。この画面には、インストールしたパッケージにアクセスする4つのアイコンと、お気に入りを保存するアイコンがあります。
Favorites —ここに、お気に入りファイルやアプリケーションランチャをドラッグ&ドロップしたり、切り取って貼り付けます。
Preferences —コントロールセンターを開きます。ここで、マルチメディア、セッション、デスクトップ、周辺装置の設定を行います。また、Sawfishウィンドウマネージャにアクセスします(Sawfishによるデスクトップのカスタマイズについては第4章を参照してください)。
Programs —インストールしたGNOMEアプリケーションのカテゴリを表示する画面を開きます。個々のアプリケーション用のランチャにアクセスするカテゴリをクリックします。
Server Configuration —Samba、Bind、その他のサーバー設定ツール(インストールしている場合)のそれぞれへのリンクを表示します。これらのツールの詳細については、オフィシャル Red Hat Linuxカスタマイズガイドとオフィシャル Red Hat Linuxリファレンスガイドを参照してください。
System Settings —インターネット、ネットワーク、プリンタ、日時、サービス設定の各ツールへのリンクを表示します。ハードウェアブラウザやユーザーマネージャへのリンクもあります。ユーザーアカウントを追加、編集、削除するには、ユーザーマネージャを使用します。
![]() | 通知オプション |
|---|---|
起動したいアプリケーションを選択すると、GNOMEはアプリケーションがロード中でもうすぐ実行できる状態になることを知らせる画面を表示できます。このオプションを有効にするには、パネル上のここからスタートアイコンをクリックしてNautilusを開きます。以下の画面で、ユーザー設定、デスクトップ、Launch Feedbackをそれぞれクリックします。 アプリケーションを起動するときにある表示を行うには、Notification Options画面でDisplay splashscreenか、Display animated starを選択します。ファイルやアプリケーションが起動中であることを示すインジケータとして、砂時計をカーソルに追加することもできます。 |