第 12章DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、クライアントマシンに自動的にTCP/IP 情報を割り当てるネットワークプロトコルです。各DHCPクライアントは、中央に配置され たDHCPサーバーに接続し、サーバーはIPアドレス、ゲートウェイ、DNSサーバーなどの クライアントのネットワーク設定情報を返します。

DHCPを使用する理由

DHCPを使用することにより、クライアントのネットワーク設定の受け渡しを簡単に行うこ とができます。クライアントシステムを設定するときDHCPを選択すれば、IPアドレス、 ネットマスク、ゲートウェイ、DNSサーバーを入力する必要はありません。クライアント はこれらの情報をDHCPサーバーから受け取ります。また、管理者が多数のシステムのIP アドレスを変更する場合もDHCPは便利な機能です。すべてのシステムの再設定を行う代わ りに、サーバー上のDHCP設定ファイルを編集することによって、新規のIPアドレスセッ トを設定できます。組織のDNSサーバーが変更された場合は、すべてのDHCPクライアント で変更を行うのではなく、DHCPサーバーで変更を行います。クライアントでネットワーク が再起動(またはクライアントがリブート)されると、変更が反映されます。

また、ラップトップなどのモバイルタイプのコンピュータがDHCPを使用するよう設定され ている場合、各オフィスのDHCPサーバーがこのようなコンピュータをネットワークに接続 できるよう設定されていれば、オフィス間を移動するたびにモバイルコンピュータを再設 定する必要はありません。