
第11号(2007年8月)
記事:次世代のEoDを実現する統合開発環境
Red Hat Developer Studio β版 公開開始
・Red Hat Developer Studio
2007年 8月14日 Red Hat.Inc は、次世代のEoDを実現するRed Hat Developer Studio のβ版を公開しました。
ニュースリリース:
http://www.redhat.com/about/news/prarchive/2007/rhdsbeta.html
ベータ版のダウンロード:
http://www.redhat.com/developers/rhds/index.html
Red Hat Developer Studio は、Eclipse をベースに、JBoss Enterprise MiddlewareとRed Hat Enterprise Linux が含まれた次世代のEoD(Easy of Development)を実現する統合開発環境です。Red Hat Developer Studio が市場に投入されたことにより、開発者は、オープンソースにおける開発環境と実行環境を容易に手に入れることができるようになります。 レッドハットでは、Red Hat Developer Studio と共に開発者向けサブスクリプションを提供することで、エンタープライズシステムのオープンソースアーキテクチャへのシフトの加速を支援していきます。
・背景
過去にRed Hat/JBoss Incでは、JBoss IDE for Eclipse としてJBoss Application Server の開発環境をJBoss.orgのコミュニティサイトから提供してきました。しかし、Red Hat のJBoss Enterprise Middleware 戦略の1つとして、Ajax4JSFや RichFaceなどの開発者から定評の高い開発コンポーネントを提供しているExadelとRed Hatが2007年3月、戦略的なパートナーシップを締結しました。
このパートナーシップによって、Web2.0の開発環境を支える次世代の統合開発環境として、これまで培ってきたJBoss IDE for Eclipse のプラグイン技術とExadelの技術を融合させた形で、Red Hat Developer Studio が誕生しました。
また、同時にAjax4JSFやRichFaceなどのランタイムコンポーネントも、JBoss.org のコミュニティに参加しオープンソース化されJBoss Enterprise Application Platform に統合されました。さらに、JBoss Tools プロジェクトでは、それぞのれ コンポーネント技術の開発を支援するために、オープンソースベースのEclipseプラグインとして、それぞれの技術が公開されました。
・製品の特徴
Red Hat Developer Studio の特徴は、次の通りです。
1、JBoss Enterprise Application Platform と完全に統合された開発環境を提供
Red Hat Developer Studio は、JBoss Enterprise Application Platform の完全な開発環境として提供されます。開発環境のセットアップでは、同時にJBoss Enterprise Application Platform の実行環境もインストールすることができます。
2、数々の魅力的なEclipse プラグインツールを提供
Red Hat Developer Studio では、次のような数々の魅力的なEclipesプラグインツールが提供されています。
- JBoss Seam Generator & Development Support Plug-in
- Ajax4JSF & RichFace Development Support Plug-in
- JBoss jBPM JPDL Designer Support Plug-in
- JBoss Hibernate Tools
- JBoss Rules Development Support Plug-in (β版には含まれておりません)
- JSF ビジュアルエディタ & 2 Way エディット
- JSF PageFlow エディタ
- ダイナミック・コードアシスト
- Rich コンポーネント パレット
- Webサービス開発サポート Plug-in
- XDoclet によるアノテーションプログラミングサポート
上記以外にも, EJB3やJPAさらに、Struts FrameworkやSpring Framework を使った開発を支援するための各種プラグインツールも魅力的な開発支援プラグインが多数デフォルトで提供されています。
Red Hat Developer Studio は、まさしく、オープンソースとWeb2.0時代を見据えたEoDを兼ね備える統合開発環境を提供します。
・Red Hat Developer Studio の提供方式
Red Hat Developer Studio は、現在(2007/8/20)、β版が上記サイトより提供され、すべての開発者が無償でダウンロードできます。また、GA版は、2007年9月中旬のリリースを予定しています。Red Hat Developer Studio GA版 は、レッドハットのサブスクリプションにより、Red Hat Network よりダウンロードすることでが入手可能になります。
また、Red Hat Developer Studio のサブスクリプションをご利用のユーザには、Red Hat Network から Red Hat Enterprise Linux も開発目的(ノンサポート)で提供さます。そのため、開発者は、Red Hat Developer Studio だけでなく、オープンソースベースの開発環境がオペレーティングシステムも含めて、低価格で入手することが可能です。
Red Hat Developer Studio GA版の入手に関するお問い合わせは、sales-jp@redhat.com までお問い合わせください。
・JBoss.org との違い
Red Hat Developer Studio は、レッドハットのサブスクリプションベースで提供されますので、残念ながら JBoss.org からは提供されません。しかし、Eclipse をご利用の開発者は、Red Hat Developer Studio の優れたコンポーネントを個別のEclipse プラグインとして、JBoss Tools のプロジェクトから無償で入手することは可能です。
http://labs.jboss.com/tools/
ただし、JBoss Tools から提供されるコンポーネントは、Eclipse のプラグインのみになります。
プラグインのインストールやアップデートなどは、開発者に任されます。
また、JBoss Enterprise Application Platform のランタイムモジュール、Red Hat Enterprise Linux の入手はできません。これらの特典も含めて、オープンソースベースの次世代の統合開発環境を構築したい方は、是非、Red Hat Developer Studio をお薦めします。
レッドハット株式会社/ニュースレター編集部