
オープンソースであるLinuxがフィンランドで産声を上げて15年、人に例えると中学3年生になります。近年では政府や大企業の基幹業務への導入も検 討される程に知名度も上がり、彼の担う役割は非常に大きくなりつつあります。
当初は基幹どころか企業システムへの採用も検討もされなかった彼が、オープンソースコミュニティや企業、団体等の努力により、15年の歳月を経てここま での存在になりました。
Red Hatが誕生して13年。中学1年生でLinuxの2年後輩です。
こちらも先輩であるLinuxに負けず劣らず成長しており、日本と世界のいずれでも高いシェアを獲得しています。何故ここまでユーザに支持されているの でしょうか?
よく知られているように、Linuxは猛烈な勢いで成長しています。
これは、数十万人とも言われる世界中の有志のエンジニアがインターネットを介した共同開発を行う事により、通常の商用ソフトウェアとは全く異なった形 態、スピードで開発されていることが大きな理由の1つとして挙げられます。セキュリティー(安全性)、パフォーマンス(性能)、スケーラビリティー(拡 張性)のいずれも、コミュニティの努力とユーザからの積極的なフィードバックによって、他の商用OSと比較して非常に短期間で様々な機能増強が図られて きました。
サーバOSとしての幅広い利用実績に比べ、クライアントでの利用はまだこれからというところですが、定評のあるオープンソースブラウザ 、メールソフト に加え、文書・表計算・プレゼンテーションツールなど、オフィス環境で利用する機能は充実しつつあります。
Linuxはオープンソースであり、一般の商用サーバソフトウェアにみられるクライアントライセンスはなく、また様々な最新ハードウェア、アーキテク チャへのいち早い対応やオープンソースライブラリ、開発ツールを通じて、ハード、ソフト共にユーザの選択肢が大きく広がります。「ベンダーロックインか らの解放」を目的として「新規採用サーバはLinux」とする企業も出てきています。
また、最新アーキテクチャへの迅速な対応によるパフォーマンス面での優位性を通じて、UNIXなどの既存システムに比べ、比較的安価なハードウェアで既 存システムと同等もしくはそれ以上のパフォーマンスが期待できます。これは費用対効果を考えた場合、大変有利となります。
そしてオープンソースの最大のメリットであるコードの閲覧(誰でも可)により問題箇所の発見が素早く適切に行われ易くなり、セキュリティ、安定性などの 確保が計られます。
対応アーキテクチャー一覧
WEBサーバなどフロントエンドでの採用を通じて企業システムへの利用が開始されたLinuxは、最近ではERPやDBサーバなどバックエンドへの採用 へと広がりつつあります。
これはコミュニティ、ベンダー、企業ユーザの連携により確立されたLinuxの信頼性・安定性の向上が認められた証であると言えます。
では、Linuxディストリビュータの一つであるRed Hatは、その市場の中でどのような役割を果たしているのしょうか・・・
Red HatはLinux市場の中で、どのような位置づけなのか?それをご理解頂くための1つの数値指標として、シェアの図を示します。Red Hatは最新の日本国内シェアではトップです。

今後、安定した仮想化技術をRHELの次期バージョンとともにリリースする予定であり、Red Hatの動きから目が離せません。