Red Hat Enterprise Linux、世界記録のパフォーマンス結果を達成し続ける
by RHEL5 Team
先週、IBMから業界標準のパフォーマンスベンチマークにおいて世界記録を樹立したとの発表がありました。このベンチマークではプラットフォームにRed Hat Enterprise Linux 5が採用されました。この栄誉はRed Hat Enterprise Linuxの世界記録樹立リストに新たな一行を書き加えることになるでしょう。以下、ハイライトをいくつかお伝えします。
功績を讃えるために、これらのベンチマークはRed Hatのパートナ各社によって実施されたことを強調しておかなければなりません。これには、Dell、Fujitsu、HP、およびIBMなどの業界一流のハードウェアOEMベンダが含まれます。また、いくつかのベンチマークは、データベースの使用が必要です。最新結果にはIBM DB2とOracleデータベースの両製品が含まれています。Red Hatの役割は、これらのパートナ各社と協力し、Red Hat Enterprise Linuxプラットフォームのチューニングやコンフィギュレーション面でパートナ各社を支援することです。
パートナ各社と協力して世界記録のベンチマークを達成することによって、より優れた製品を開発することができ、これがRed Hatのお客様に恩恵をもたらします。この場を借りて、Red Hatのすべてのベンチマークパートナに感謝します。
ここでは、以下の4つの個別のベンチマーク領域をとりあげます。
- 先週のIBMによる発表は、16スレッドシステム(4個のクワッドコア x86-64プロセッサ構成のIBM x3850 M2サーバ)のTPC-Cパフォーマンスで世界記録の達成を発表しています。このベンチマークは、IBMのDB2 9.5 64ビットのデータベースを使用し、516,752 tpmCを達成しました(コスト:2.59米ドル/tpmC、システムの出荷予定日:2008年3月14日)。物理的な実装面積がこのように小さいシステムによって、毎分50万以上のトランザクションが実行できることは驚くべきことです。
- 昨年後半、HPは、16デュアルコアプロセッサ搭載のクラスタ構成BladeSystem ProLiant BL480cベース、300GBデータベースサイズで、世界記録のTPC-Hパフォーマンス結果を発表しました。結果は、40,411 Queries/hour @300GBでした。この結果は最新ブレードクラスタ構成のパフォーマンス能力を明らかにしています。
ちなみに、Red Hatは、TPC-H 300GBデータベースパフォーマンスカテゴリを独占しています。上位7つの結果のうち6つがRed Hat Enterprise Linuxによって保持されています。一方、小容量データベースカテゴリ(100GB)はMicrosoftの重点領域です。また、Red Hat Enterprise Linuxを含む多くのオペレーティングシステムは、大容量カテゴリ(1000GB以上)でもさまざまな結果を発表しています。 - 信じられないかもしれませんが、現在、上位13(13!)のSPECweb2005結果はすべて、Red Hat Enterprise Linuxによって独占されています。これらの結果は、HP、Dell、およびFujitsuの幅広いシステム上で達成されたものです。最新結果では、初めて30,000接続を上回り、4個のクワッドコアチップ(16スレッド)と64GBメモリを搭載したHP ProLiant DL580 G5サーバが使用されました。
- 最近発表でより興味深い結果の1つは、HPとOracleによって発表されました。これは、世界記録のTPC-C価格性能比の結果です。歴史的に、このカテゴリの結果は、データベースとサポート価格の違いのため、Microsoft SQLserver構成によって独占されてきました。
今年6月に発表されたOracleの結果は、Oracle Enterprise LinuxとOracle 10Gの組み合わせを、業界一流のTPC-C価格性能比のソリューションとしてランク付けしました。ご存知のように、Oracle Enterprise Linuxは、Red Hat Enterprise Linuxのクローンであり、ベンチマークドキュメンテーションをよく調べれば、Oracleが実際にRed Hat Enterprise Linux 4を使用してこの結果を達成したことがわかります。
興味深いことに、Microsoftは、3カ月後に、同じハードウェア構成を使用してこの結果を喧伝し、1.5パーセントのパフォーマンス向上、トランザクションあたり1セントの価格優位性(システム出荷日は今年末を目標)とともに参入してきました。おわかりのように、このカテゴリの結果は非常に熾烈な闘いとなっています!もちろん、Red Hat Enterprise Linux 5が今日にもこのベンチマークに使用されれば、我々は、さらに高いパフォーマンスを達成することさえも期待できるでしょう。
おそらく、この情報のすべてからわかる最も重要な点は、これらの結果が本当に大規模SMPシステムや高いI/OスループットをサポートするRed Hat Enterprise Linuxの能力を示していることです。歴史的に、Linuxは小規模の2~4ウェイSMP構成に最適であると見なされましたが、最新結果のほとんどは、4個のクワッドコアプロセッサ(16ウェイSMP)搭載サーバを使用して達成されています。
また、これは、特別なアーキテクチャではなく、業界標準コモディティのIntelやAMDチップによるものです。TPC-Cなどのベンチマークは、高度にI/O集約型(上記のIBM結果は毎秒8,000以上のトランザクションを達成)であり、Red Hat Enterprise Linuxはそれ自体がこれらの非常に高いI/O負荷の要求を処理できることを証明しています。
SPECベンチマーク結果を見るには、ここをご覧ください。
このエントリは、RHEL5チームによって2007年10月23日(火)午前11時56分に投稿され、Red Hat Enterprise Linux 5のPartnersの下で登録されています。このエントリへの応答は、RSS 2.0フィードを通じて確認できます。現在、コメント、ピングのいずれも終了しています。
原文(英語)はこちら

