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翻訳記事:

  • RED HAT Magazineは、米国発の記事を翻訳したものです。

RED HAT SPEAKS

RHN SatelliteのモニタリングとSolaris管理

原文(英語)

2005年8月、Red HatはRed Hat Networkの提供サービスをアップデートしました。この新しいリリースには、Red Hat Network Satellite2つの新機能、モニタリングとSolaris管理が含まれます。

モニタリング

新しいモニタリングモジュールによって、Red HatはRed Hat Networkのライフサイクル管理機能が拡張されます。現在、Red Hat Networkユーザは、Red Hat Enterprise Linuxシステムとアプリケーションのパフォーマンスを追跡し、主なリソースの可用性を維持することができます。Linuxは、企業ネットワークのエッジをはるかに超えて展開されています。現在、Linuxは、Web、データベース、アプリケーションサーバなど、ミッションクリティカルなサービス用のプラットフォームとして広く使用されています。これらのサービスでは、パフォーマンスを維持し、システム負荷の増大を検出するために、モニタリングが必要です。

モニタリングモジュールでは、プローブを使用することでシステムから情報を収集できます。また、プローブがユーザ定義のwarning状態やcritical状態を検出したときは、アラートを送信できます(図1. プローブの作成)

Creating a probe
図1. プローブの作成

付属ツールを使用して独自のプローブを作成するか、60種類を超える定義済みプローブから選択することができます。定義済みプローブの一部を(表1. 定義済みプローブの例)に示します。

カテゴリ 定義済みのRHNプローブ
Linux CPU Usage、Disk I/O Throughput、Disk Usage、Interface Traffic、Load、Memory Usage、Process Health
Network FTP, HTTP, HTTPS, IMAP, Ping, POP, RPCService, SSH, SMTP
Log Agent Log Size, Pattern Matching
Oracle® 8i/9i Availability, Client Connectivity, Disk Sort Ratio, Index Extents, Locks, Sessions, Tablespace Usage, TNS Ping
BEA® Weblogic® Heap Free, JDBC Connection Pool, Server State
Apache Processes, Traffic, Uptime
MySQL Database Accessibility, Opened Tables, Query Rate, Threads Running
表1. 定義済みプローブの例

プローブが目的のデータを収集したあと、Webブラウザを使用してその結果を表示できます。たとえば、(図2. CPU負荷プローブの結果)は、CPU負荷プローブの結果を示しています。

Results of a CPU load probe
図2. CPU負荷プローブの結果

個々のプローブの作成は役には立ちますが、それは数百、数千ものシステムをモニタリングする必要がある場合、十分に拡張できるプロセスではありません。そうした場合はプローブスイートを使用します。プローブスイートによって、複数のプローブをスイートへとグループ化し、それらの全スイートを一度にシステムに展開できます。たとえば、使用する19個の異なるプローブをすべてのWebサーバに配置できます。それらのプローブを含むプローブスイートを作成し(図3. Webサーバのプローブスイート)、それを設定し、さらにWebサーバのグループを選択できます。数回クリックするだけで、数百、数千ものプローブから情報収集が開始されます。

Web server probe suite
図3. Webサーバのプローブスイート

このスケーラビリティ、Red Hat Networkインタフェースを使用することの単純さ、および他のモニタリングソリューションよりはるかに低いコストのために、モニタリングモジュールは、インフラストラクチャ管理についてTCOを削減するための最適な選択となります。

また、モニタリングは、プロビジョニングモジュールと組み合わせることで強力なツールになります。たとえば、モニタリングモジュールを使用している場合、管理者はアプリケーションサーバへの要求が増大するとアラートを受け取ります。次に、プロビジョニングを使用して、利用率の低いシステムを追加アプリケーションサーバとして再展開し、負荷を分散します。

他のRed Hat Networkモジュールと同様、モニタリングモジュールはシステム、サブスクリプションごとに販売されます。モニタリングを使用するには、Red Hat Network Satelliteサーバ、およびモニタリング対象のシステムについてマネージメントモジュールが必要です。

Solarisの管理

新しいリリースによって、Red Hat NetworkにSun Solarisのシステム管理のサポートが追加されます。お客様は、Red Hat Enterprise Linuxシステムとあわせて、単一のインタフェースでSolarisを管理できるようになります。

Solaris管理は、既存のRed Hat Networkマネージメントモジュールに含まれる新しい機能です。マネージメントモジュールを購入し、それらをRed Hat Enterprise LinuxまたはSolarisのいずれかに使用することができます。こうした柔軟性があるため、SolarisシステムからRed Hat Enterprise Linuxへ移行するときにRed Hat Network内でマネージメントモジュールの資格を容易に移行できます。

Solaris管理は、Linuxバージョンの管理と基本的に同じ機能を備えています。お客様はシステムをグループ化し、Solarisパッケージ、パッチ、およびパッチセットなどのコンテンツをそれらのグループに送信することができます。このコンテンツを配信するには、それをSolarisコンテンツのソースからダウンロードし、提供ツールを使用してRed Hat Network Satelliteに追加する必要があるだけです。また、Solarisの設定ファイルをRed Hat Network内で管理し、それらを集中的に配信することにより、整合性を強化できます。

Solarisのサポートは、SolarisマシンをRed Hat Enterprise Linuxに移行することにしたお客様に対して特に有効です。Red Hat Enterprise Linuxへのシステムの移行を準備しながら、Red Hat Networkの機能を利用し始めることができます。移行時には、Red Hat Networkを使用し、統一的なシステム管理ソリューションによってSolaris環境のシステム管理を簡素化できます。さらに、Red Hat Networkに含まれるPXEブートプロビジョニング機能を使用して、SolarisからRed Hat Enterprise Linuxへのx86システムの実際の移行を実行できます。

まとめ

これらの新しい機能の追加によって、Red Hat Networkは、生産性向上と管理コスト削減を実現しながらシステムのライフサイクル全体を管理する機能をさらに実証します。

執筆者について

Scott Gilbertsonは、Red Hat Networkの製品マーケティングマネージャです。