JBoss Enterprise Application Platform
最新のJava EE 5 に対応したアプリケーションサーバ
JBoss Enterprise Middleware のコアとなる, Java EE 5 完全準拠のアプリケーションサーバ製品。Tomcat 6互換のWebコンテナやEnterprise Java Beans 3.0 (EJB 3.0) への完全対応、高度なエンタープライズメッセージング基盤、エンタープライズWebサービス、ハイパフォーマンスなクラスタ環境を提供します。また、柔軟性に富んだマイクロコンテナアーキテクチャを利用することで、アプリケーションサーバそのものをカスタマイズ可能です。さらに、サポートされるスタンダードな開発フレームワークとして、JBoss Seam, JBoss Hibernate, Apache Struts, Spring Framework, Google Web Toolkit, RichFacesを提供しているため、統合開発環境であるJBoss Developer Studio と高度なテクニカルサポートと合わせて、高開発生産性を実現することが可能です。
JBoss Enterprise Application Platform 5.0 強化された機能
- Java EE 5 の認定
今回のバージョンから正式にJava EE 5 に対応。その他 Java EE 6の採用予定の技術 JSR299 (Java Contexts and Dependency Injection:旧Web Beans)のベース仕様となったJBoss Seam 2.2 最新バージョン、エンタープライズWebサービスの新技術 RESTful Webサービス(JAX-RS)に対応
- 操作性が格段に向上した新しい管理コンソールの提供と日本語対応
アプリケーションサーバの起動、停止、アプリケーションの配備、各種設定などを操作性が格段に改善された新しいWeb管理コンソールを提供。GUIでは、日本語化にも新しく対応。
- アプリケーションサーバのカスタマイズ性の向上
JBoss Microcontainer により、JMXインターフェースをもったサービスコンポーネントだけでなく、OSGiフレームワーク対応コンポーネント、POJOで記述されたコンポーネントまでを1つのサービスとしてJBoss Microcontainer に統合することが可能。アプリケーションサーバのカスタマイズが容易になったため、様々なサービスコンポーネントをJBoss Enterprise Application Platform に統合できるようになります。
- 開発フレームワークのサポートを強化
これまでサポートしているJBoss SeamやHibernate だけでなく、Apache Struts やSpring Framework、リッチWebアプリケーション開発のフレームワークである Google Web ToolkitやRichFaces などの開発フレームワークをサポート。アプリケーション開発時においてもこれらのフレームワークに関わる技術サポートを提供。
- サポート期間を2年延長し、標準で7年間のサポート提供
これまで製品がリリースされてからフルサポート3年、メインテナンスサポート2年の5年サポートを提供してきたところを、フルサポート4年、トランジションサポート1年、メインテナンスサポート2年の合計7年間の新しいサポート期間として提供。
JBoss Enterprise Application Platform の特徴
JBoss Enterprise Application Platform は、エンタープライズミドルウェアのマーケットをリードするオープンソース・エンタープライズ Java プラットフォームです。拡張可能で安定した運用基盤だけでなく、アプリケーション開発者にも自由な選択肢を提供できるオープンなアプリケーション基盤です。
統合開発環境 JBoss Developer Studio による高開発生産性
JBoss Developer Studio は、Javaの開発環境としてもっとも多く利用されている Eclipse にJBoss Enterprise Application Platform とその様々な開発ツールが統合されています。そのため、開発者が日々利用している様々なEclipse のプラグインがそのまま流用できるため、開発者の生産性を落とすことなく、今までの開発スタイルで開発することに専念することができます。さらに、JBoss Developer Studio では、JBoss Seam やHibernate、jBPM、を容易に利用できるための各種ツール群が統合されているため、より高い開発生産性を得ることが可能です。
オープンな仕様の実装と相互運用性を確保
JBoss Enterprise Application Platform は、Java EE だけでなく、エンタープライズWebサービスの標準を常に実装しています。
サポートしている標準仕様は、こちら。
Enterprise Java Beans と 永続性の強化
JBoss Enterprise Application Platform は、エンタープライズクラスで利用される様々な標準を実装しています。例えば、POJOベースで利用可能な永続化機能やセキュリティ機能、分散トランザクションに対応したキャッシュ技術などが利用可能です。さらに、JBoss Enterprise Application Platform では、EJB3.0の実装が提供されているため、コンポーネントベースで安全でスケーラブル、かつ、フォールトトレラントな分散トランザクションに対応したアプリケーションを容易に運用することが可能です。
EJB3.0 は、高度に洗練されシンプルに実現した新しいコンポーネントモデルです。この新しい仕様は、これまで複雑であったEJB APIをシンプルでかつPOJOを利用できるため非常に簡単にEJBを開発することが可能になります。EJB3.0 の特徴は次のとおりです。
- Simplified EJB API for Session Beans, Message Driven Beans, and Entity Beans
- Java Annotations
- Dependency Injection
- Optional Callbacks
- Entity Manager API
- Simplified Persistence and Improved Queries
また、JBoss Enterprise Application Platform のEJBの実装には、O/RマッピングのデファクトスタンダードであるHibernate を利用しているため、以下のような特徴もあります。
- EJB 3.0 Entity Manager and Java Persistence API
- Virtualized filtering for temporal, historical, regional, and permissioned data
- Flexible object / relational mappings
- Single object to multi-table mapping
- Ability to override generated SQL with hand-written SQL
- Transparent persistence without bytecode processing
- Human-readable Object/Relational mapping definitions that can be generated via XDoclet
- XML binding that represents data as XML and Java objects interchangeably
- Event driven design that enables custom event objects to be created and registered to handle auditing scenarios or cascaded behavior semantics
- Powerful Object-oriented query language expressed in a SQL-like language
- Bulk update and delete by query
- Ultra-high performance
さらに、既存のアプリケーションにも影響を与えることなく、以下のようなEJB2.1 の振る舞いもサポートしています。
- Stateful and stateless Session Beans
- BMP (Bean Managed Persistence) Entity Beans
- CMP (Container Managed Persistence) Entity Beans
- Message driven beans (MDBs)
- Interoperability using RMI-IIOP or JAX-RPC
- Ability to expose stateless session beans and MDBs as Web Services
- Support for sending and receiving messages via Web Services
- Easy provisioning and hot deployment of EJB and JMX-based Web Services
- Access to EJBs from external CORBA objects
また、CORBAの実装としては、JacORB の実装を保有しており、以下のような機能がサポートされます。
- Interoperability between EJB 2.1 and CORBA objects
- Full support for CORBA 2.3
- Portable Object Adaptor (POA)
- Asynchronous Method Invocations (AMI)
- Portable interceptors
- Dynamic Invocation Interface (DII), Dynamic Skeleton Interface (DSI), and Dynamic Management of Anys (DynAny)
リッチWebアプリケーション開発とJBoss Seam
JBoss Enterprise Application Platform は、次期 Java EE 6 の標準フレームワークとして採用を予定している JSR-299 (Java Contexts and Dependency Injection:旧Web Beans)のベースとなる JBoss Seam が完全に統合されてサポートされます。JBoss Seam は、これまで開発が複雑であったEJB3とJSFの連携をPOJOとアノテーションをベースに非常に簡単に統合することが可能になります。さらに、JBoss Seamは、RichFaces との連携をサポートしているため、Web2.0に代表されるようなリッチWebクライアントをもつアプリケーションの開発も非常に簡単になります。JSFは、Java EE 5 の仕様の中で標準化された開発フレームワークです。JBoss Seam は、このJSFとEJBやPOJOを限りなく有効に活用し、かつ、RichFacesの内容AJAXコンポーネントを有効に活用することのできる次世代アプリケーションフレームワークです。
また、JSFの利点であるコンポーネントモデルやバリデーション、セッション管理などをとても有効かつ簡単にすることが可能です。さらに、JBoss Seamは、JBoss jBPMとも簡単に統合できるため複雑なワークフローアプリケーションも簡単に開発できるようになります。JBoss Seam を利用することで、これまにないアプリケーション開発生産性を実現することができます。
キャッシュ、クラスタ、スケーラビリティへの対応
JBoss Enterprise Application Platform は、エンタープライズクラスのスケーラビリティを確保するための高度なキャッシュやクラスタ技術を提供しています。これらの機能を利用することで、ミッションクリティカルな領域でも安心した業務アプリケーションを運用することが可能になります。JBoss Enterprise Application Platform のクラスタリング、フェールオーバ、分散配備は、大規模アプリケーションに対応可能です。特徴は以下の通りです。
- Automatic discovery of nodes
- Cluster-wide replicated JNDI context
- Failover and load balancing for JNDI, RMI, and all EJB types
- Stateful session bean state replication
- HTTP session replication
- High availability JMS
- Farming/distributed deployment of JBoss EAP components; deploying on one node deploys on all nodes
さらに、キャッシュの実装として提供されているJBoss Cacheは、分散レプリケーション、トランザクションワイド、高速なオブジェクト管理を提供しているため JBoss Enterprise Application Platform 上のグリッド環境にアプリケーションデータを簡単に配備することが可能です。JBoss Cache が提供する機能の特徴は、以下のとおり。
- Significantly increases performance via local access to data
- Enables session data to be replicated thereby providing an always-on, high availability cache of data on your grid
- Provides fine-grained replication for POJOs - an industry first!
標準準拠のセキュリティサービス
JBoss Enterprise Application Platform は、Java EE 標準準拠のセキュリティサービスであるJava Authentication and Authorization Security (JAAS) を実装しています。また、コンテキストレベルのセキュリティ認可モデルもサポートしています。さらに、プラグイン可能な認証モジュールを統合できるアーキテクチャを提供しているため、既存のセキュリティサービスとも柔軟に統合できます。
エンタープライズWebサービスと相互運用性
JBoss Enterprise Application Platform は、Java EE 5 標準のWebサービスである JAX-WSを実装しているため、Webサービスアプリケーションの開発が非常に容易なります。また、この他にも実装されているWebサービス技術は多数提供しているため、JBoss Enterprise Application Platform を利用することで、信頼性が高く、スケーラブルで、エンタープライズレディなWebサービスアプリケーションを運用可能です。JBoss Enterprise Application Platform が提供するWebサービスの特徴は、以下の通りです。
- Full J2EE 1.4 and Java EE5 Web Services functionality including JAX-RPC and JAX-WS
- EJB 2.1, EJB3 and Java SE endpoints
- Support for many WS-* standards including WS-I, Attachments Profile, WS-Security, WS-Addressing, WS-Eventing, and WS-Policy
- Support for MTOM/XOP
- RESTful Webサービス (JAX-RS)
その他の標準技術に関しては、以下のURLを参照。
http://www.jboss.com/products/platforms/application/standards/
メッセージングシステム、および、インテグレーション
JBoss Enterprise Application Platform は、最新仕様に準拠したメッセージングとインテグレーションの基盤を提供します。具体的には、J2EE Connector Architecture (JCA) 1.5 や コネクションプールやトランザクション、コンテキストレベルのセキュリィモデルに対応した JDBC 3.0 に対応しています。そのため、JCA準拠のリソースアダプタを利用することでデータベースだけでなく、レガシーシステムや他のJMS サーバとの連携も可能です。
また、JMS1.1 をサポートしているため、永続化、配信保証、トランザクションをサポートします。さらに、キューやトピックを利用したJMSアプリケーションをクラスタ環境に配備することも可能です。
サービス指向を踏襲したカスタマイズ可能なアーキテクチャ
JBoss Enterprise Application Platform は、サービス指向アーキテクチャを踏襲したJBoss Microcontainer アーキテクチャを提供しています。この新しいアーキテクチャの提供により、従来のJMXベースのインターフェースだけでなく、POJOやOSGi フレームワークに準拠したコンポーネントをJBoss Enterprise Application Platform に完全に統合することが可能です。統合されたコンポーネントやサービスは、JBoss Enterprise Application Platform が提供するセキュリティサービスやメッセージングサービス、トランザクションサービスを透過的に利用することができるようになります。さらに、それぞれのサービスは独立したサービスとしてパッケージングされるため、新しいサービスのホットデプロイメントなども非常に簡単にできます。このようにカスタマイズ可能なアプリケーションサーバは、業務アプリケーションの柔軟性をさらに向上することが可能です。
容易な運用管理ソリューションの提供
JBoss Enterprise Application Platform は、システム運用管理を容易にすることが可能です。新しいJBoss Enterprise Application Platform には、優れたユーザインターフェースをもつWebベースの管理コンソールを提供しています。また、これまで同様、JMXベースの管理コンソールを提供しているため、すべてのJMXコンポーネントの管理をきめ細かく操作可能です。さらに、JBoss Enterprise Application Platform に対して高度な運用管理、システムモニタリング機能を提供する JBoss Operations Network を利用することで、効果的なシステム運用管理を実現することができます。JBoss Operations Network に関する情報は、以下のURLをご覧ください。
詳細は、こちら